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#68 【必見】面接時に確認すべき必要事項18選(前半)

みなさん、こんにちは。流し(ながし)です。
現役で都内のタクシードライバーをしており、
そのかたわらタクシードライバーの転職エージェント活動をしています。

今回はタクシーの面接時に会社に確認すべき必要事項について書いていきたいと思います。基本的にはホームページに記載がない事項を理由を添えて書いていきたいと思います。


■前提

まず前提として表向きの解答ではなく現場レベルで実際どうなのか、どこまで許容されているのかを聞くようにしましょう。1つ例を挙げるとするならばホームページには隔日勤務は休憩を3時間取りましょうと書いてありますが実際は2時間以上取れば許容されるケースです。会社の説明会などでは3時間と説明があるかもしれませんが実際は2時間以上で大丈夫なケースだってあるのです。たしかにタクシー会社さんの立場からするといきなりグレーな部分の説明は自らすることは少ないと思いますが、「実際のところ現場レベルだとどうなんですか?」でしたり「グレーな質問にはなってしますが○○はどうなんですか?」というように質問をしたら面接官の方はしっかり答えて下さる会社さんが多いです。

とはいえいきなり面接の冒頭にグレーの質問をするのは危険で、まずはしっかり質問されたことに対してしっかりお答えするのが必要です。会社側の進行に従ったうえで最後の質疑応答のタイミングで聞くと良いと思います。

いやそんなグレーなことを聞くのは自分は難しいという場合でしたら転職エージェントさんを経由して面接組んでいるのであれば、転職エージェントさんが詳しく知っているかもしれません。もしくは面接に行かれたタクシーに実際に乗ってみてドライバーさんに質問してみるのも一つの手段だと思います。

しかし一番信用できる情報は自分会社さん質問して解答を得た情報だと思います。

会社選びで後悔をしない為にも妥協ないように質問していきましょう。
(今回は時間の話が出てきたら隔日勤務の場合だと思ってもらえると助かります。昼日勤やナイトでも考え方は同じです。)

■面接時に確認すべき必要事項18選

①距離制限

基本的には法律でタクシー運転手の1日に走行できる距離の上限が設けられており、1日の走行可能距離は365kmです(地域や会社によっては、1日に270kmまでとなっているケースもあります。)。

しかしこちらもグレーな話にはなりますが距離制限がない会社さんもあったりします。厳密にはあるのだと思いますが特に注意されない会社さんです。

距離制限の365kmは隔日勤務であってもそう毎回は行くような距離ではありませんが距離は売上に比例するので11万クラスになると距離が足りないなんてこともあったりします。

ですので距離制限があるかは売上をがっつりやりたい方にとっては重要かもしれません。

②事故負担

事故を起こしてしまった時の負担割合が会社によって違います。
過失がないと認められれば会社が負担してくれる会社さんもありますし、過失の有無ではなく損害規模に応じて、乗務員さんが数%負担ですという会社さんもあります。

会社さんによってかなり違うので事故は起こしたくはありませんが確実に確かめておく必要があります。

③手数料負担

今でこそ少なくなりましたがお客様のクレジットカードのお支払いでしたり端末機器の使用料を会社負担ではなく乗務員負担である会社さんが稀にあります。わずか数%でも月々にすると大きな額になりますので、念の為面接時に確かめておく必要があります。

④出庫時間幅の範囲と変更の許容度

会社によってかなり違います。早番と言われる朝の出庫しかない会社さんや逆に遅番と言われる14時や15時出庫しかない会社さんがあります。または早番も遅番もある会社さんもありますし、6時出庫~13時出庫まで1時間単位で選べるような自由度が高い会社さんもあります。もちろん出庫時間の選択しが多い方が嬉しいのが本音です。

また出庫時間を自由に変更がどれくらいできるのかという出庫時間変更の許容度も知りたいところです。その変更というのが月単位なのか毎出番単位で可能なのかも気になるところです。弊社の場合は割とそのあたりが自由でしたので6時、7時、8時、9時、10時、11時出庫の6パターンを試すことができました。

自分に合う出庫時間は実際にやってみないと分からないものですし、それぞれの時間のメリットとデメリットがあります。

過去の記事にもあげていますので是非覗いてみて下さいませ。

⑤休憩必須時間

休憩必須時間というのは、この時間数は必ず休憩を取ってくださいよ。というものです。たしかに表向きには多くの会社さんでは3時間の休憩を取ってくださいとなっています。

しかしグレーな部分であまり声を大にしては言えませんが休憩時間2時間以上ならばOKという会社さんもかなりあります。

休憩必須時間が2時間と3時間では1時間の稼働時間の差があります。売上をガツガツやらない方にとっては優先事項ではないと思いますが、売上をガッツりやりたい方にとっては1時間で売上が5000円ほど毎出番で変わってきますので大きな差になると思います。

⑥ハンドル時間

言い換えるならば出庫してから何時間までならばお客様をお乗せしていいのかという範囲です。出庫してから18時間で回送表示にしてお客様をお乗せしてはいけないという会社さんもありますし、それが19時間の会社さんもあります。また回送にする時間の制約はないものの出庫してから20時間以内に必ず帰庫してくださいという会社さんもあれば、それが21時間の会社さんもあります。

この1時間ないし2時間の差は売上にすると10000円以上変わってくると思います。最後の1組や2組お乗せするだけで深夜なのでロングの可能性が大きくあります。結果売上も大きく変わりますので死活問題になってきます。

⑦時間カウントの仕方

少し細かい範囲にはなりますが聞いておけるなら聞いておきたい分野です。
時間カウントの仕方ってなんだ?って思うかもしれませんが、要はどこからどこまでがハンドル時間に組み込まれるかということです。朝、アルコールチェックをしたからカウントされるのか、乗務員証を渡されてからカウントされるのか、車両にカードを入れてからカウントされるのか会社によってルールが違います。帰庫のタイミングも同様に、アルコールなのかカードなのか様々です。

どのタイミングにカウントされるかによって20、30分は営業時間が変わってきます。細かい話ですが1組最後お乗せできるかどうかに関わってきて地味に売上に響きますので聞けるなら聞きたいところです。

⑧高速代の有無

実車中の高速代はお客様負担ですので心配いりませんが、空車時や回送時の高速代はドライバーさんの自腹だったりします。

多くのドライバーさんはお客様を都心ではなく地方にお送りした場合、また都心で営業を再開するために高速で戻ってくるということをします。時間圧縮の為です。その時の会社さんがどれくらい負担してくれるかという話です。

このあたりも会社さんによって負担額が違ってきます。銀座や羽田メインでお仕事をしたり、ナイトの方で自腹高速代が月に5万円なんて方もいらっしゃいます。そう考えると会社がどれくらい負担してくれるのかは経費削減の観点から非常に大切な項目だと思います。

いかがでしたでしょうか。本日の記事は以上になります。
最後まで記事を読んでくださった方誠にありがとうございます。

今回は前半部分でしたので後半は次回の記事にしたいと思います。

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