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#25【実録】6時~11時出庫どこがお得!?(中編)

みなさん、こんにちは。流し(ながし)です。
現役で都内のタクシードライバーをしており、
そのかたわらタクシードライバーの転職エージェントの活動をしています。

前回は「#24【実録】6時~11時出庫どこがお得!?(前編)」の記事で6時出庫と7時出庫のメリットとデメリットをお伝えさせて頂きましたので、今回は8時出庫と9時出庫のメリットとデメリットを私の経験に基づいて独断と偏見で書いていきたいと思います。

前回の記事を下記に添付しておきます。


■6時~11時出庫別のメリット・デメリット

・8時出庫

冒頭にも申し上げましたが、私は6時出庫~11時出庫まで全て経験しましたが、約1年以上現在まで8時出庫にしています。私には8時出庫が一番合っていたからです。それでは早速、詳細を見ていきましょう。

■メリット 

①通勤時間や病院の送りの案件がある
通勤時間に関しては、6時出庫と7時出庫のメリットと被りますが、まだ8時出庫ならば通勤客を狙うことができます。また役職があられる方は出勤が遅いこともありますので、このくらいの時間に家からタクシーをアプリで呼んで都内のオフィスまで行くというケースもあります。そういった重役出勤の方は規則的にタクシーをご利用になられるので、無線の鳴る場所と時間をデータ化したら再現性がある無線でロングが狙える可能もあります。

また郊外から都内の大きな大学病院へという需要もこの時間くらいから発生してきますのでお年を召された方がタクシーをご利用になられることも7時や8時出庫に比べて多くなるような気がします。

②深夜帯の稼げる時間も働ける
6時や7時出庫ですと、ぎりぎり終電のお客様を数名お乗せして閉店というお時間になってしまいますが、8時出庫ですと定時が26時、残業したら28時まで(※会社によって規定ありますが基本的には)に帰庫するという形ですので終電を逃したお客様はだいたい24時30分くらいに需要が一気に高まり26時くらいまでは忙しい時間帯になります。その時間帯をフルに働くことができるのは営業収入を上げる上でかなり助かります。

ですので朝の通勤客と病院への送迎のお客様と朝の需要にも対応ができますし、深夜帯もしっかりと稼ぐことができるのが魅力的です。

③稼ぎとワークライフバランスの両立が可能
②の部分でもお話しましたが、深夜のお客様にも対応できるので高い売上を望むことができますし、かといって定時は26時なので帰庫した後の洗車や納金の作業をしても交通公共機関を利用して会社に来ていなければ始発を待たずして家に帰ってすぐに寝ることができ、仮に28時に寝たとしてもお昼には起きることができて明け休みの午後を丸々使うことができます。稼ぎも明け休みの充実を両立することが可能なのです。

■デメリット

①レッドオーシャン
8時出庫は人気で弊社の営業所でもかなりの人数が8時に出庫しています。他の営業所でも似たような現象が起きているはずで、そうなると8時に街のタクシーは増えるので、同じ営業所同士のタクシーで無線を取り合う格好となりえます。当然、6時や7時のタクシーも街にはいるので、段々とタクシーの供給が多くなる状況となります。

②納金の時間が混む
先ほども述べましたが、8時出庫は人気ですのでドライバーさんの人数が多いです。よって同じ時間に帰庫する人が多いことになりますのでだいたい25時を過ぎると営業所の納金場は混んでいます。デメリットというほどではないのですが、少し待ち時間が発生することがあります。

・9時出庫

■メリット 

①スクールゾーンを回避できる
スクールゾーンは、交通事故から子どもたちを守るために設定された交通安全対策の重点地域のことです。一般的に、小学校や幼稚園を中心に半径500mの通学路を対象としており、午前の7時半~8時半、下校時間帯の15時前後など、通学時間帯に合わせて車の交通を規制していることがほとんどです。スクールゾーンは、規制時間内に走行すると罰則があります。罰則内容は、3ヶ月以下の懲役もしくは、5万円以下の罰金となります。交通反則通告制度があり、反則金7,000円と、違反点数の2点が加算されます。

スクールゾーンの規制はだいたい8時半に終わることが多いので、9時出庫でしたらほとんどが終わっています。スクールゾーンの制約なしに営業ができるのはメリットですし、違反リスクの観点からもリスクを回避できます。9時出庫にしている人の中にはスクールゾーンや嫌だからという方もおられます。

②深夜帯の稼げる時間も働ける
8時出庫と同じ内容ですが、終電後のお客様にも対応できますし、25時前後でロングのお客様があり遠くに飛んだとしても、また都心に戻って最後に1発営業できるほど夜時間があります。

③通常のサラリーマンと同じ出勤時間
9時に出庫となると準備含めて8時20分くらいに会社に到着するようにしたら間に合うと思いますので、通常のサラリーマンと同じ出勤時間くらいになると思います。ですので朝早すぎることもないので、前日の夜はそこそこ夜まで稼働することができます。ただ公共交通機関で出勤の場合は混んでいる可能性があるのでそこはデメリットになってしまいます。

■デメリット

①朝帰り感が出てくる
定時に帰庫すれば27時ですので辺りは暗いですが、残業をすると29時ですので辺りは明るくなっていきます。そこから納金や洗車の作業をするとあっという間に朝の6時になっています。そうです朝の6時出庫の人がもう営業所で準備しているのです。そして家に着くころには世の中の方が起きる時間です。少し昼夜逆転的な印象が強くなるのが9時出庫からです。

いかがでしたでしょうか。本日の記事は以上になります。
最後まで読んでいただきありがとうございます。

今回は8時出庫と9時出庫のメリットとデメリットをお伝えさせて頂きましたので次回は10時出庫と11時出庫のメリットとデメリットを記載したいと思います。

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