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「人とくらべる」ということ

 こんにちは。
 税理士ラベンダーです。
 配信は2日、12日、22日を予定していますが、すべてが税務・会計の事では少しつまらないと思い、今回は普段感じていることをこのコラムで綴りたいと思います。
 良かったら、お付き合いいただければ幸いです。

 最近、特に思うのは「自分と他人をくらべる人」が多いということ。
 そして、くらべることにより劣等感に悩まされたり、嫉妬したり、ネガティブな感情を持つ人が少なからずいるように感じます。

 なぜ、他人とくらべるのでしょうか。

 考えてみれば、くらべる他人というのは、そのほとんどが日本人である、性別など、限られた要素でしか同じではないはず。
 生まれも環境も、まったく違う人たちのなかで比較しているのにすぎません。

 監査法人在職中のことをお話しします。
 私が在籍していたのはコンサルティング部でしたが、その隣には国際税務を扱う国際部がありました。
 ほとんどが日本人スタッフであるのに、そこには帰国子女ほどの英語力の持ち主ばかり。片言英語ができる程度では、とても歯が立ちません。
 英語力のない私は、かなり劣等感を感じていました。

 そんな中、一緒に同じ仕事をしなければならないプロジェクトがあり、何度となく会議を重ねました。
 そこには、日本人であるにも関わらず、いわゆる助詞しか日本語を使わない、つまり「○○が○○で、○○だから…」(○○はすべて英語)という感じで話す彼ら彼女らがいました。
 会議ですらそのような感じですので、考え方もまるで違う。
 よく日本人同士の間では「空気を読む」というのが結構重要だったりしますが、日本人でも全くもって空気も読めず「これくらい常識だから理解できるだろう」というこちらの感覚が全く通じない。

 それでも仕事は進めなければならないので「こんなことまで説明しなければならないのか」と思うくらい、ひとつひとつ丁寧に説明し、お互いのバックグラウンドの溝を埋めていきました。

 たとえ人種が同じでも、考え方や言葉、習慣が違えば、そこに「くらべる」などという要素はなくなります。よって、劣等感なども消えていき、それよりむしろお互いの個性を重視する、そんな感じになっていくわけです。

 つまり、相手のことをよく知らない、表面的な良く見える部分しか見えないからこそ「くらべる」ことが可能となり、ネガティブな発想へと転換していくのではと感じます。

 同じ「くらべる」でもポジティブな感情をもてば、自分を向上させることに役立ちます。
「あの人はこのくらいすごいから、私ももう少し頑張ってみよう」と。

 ネガティブ思考を打ち消し、普段から自分にとってポジティブ思考をするように心がければ、心地いい毎日を過ごせるのではと思います。
 そして、それが小さな「幸せ」の積み重ねとなり、幸福な人生につながっていくのではないかと、私は思います。

 最後まで読んでいただき、ありがとうございました。



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