増税はプールを緑色に変えた
こんにちわこんばんわ。
全ての増税に反対し、全ての減税に賛成する自由人、七篠ひとり(@w4rZ1NTzltBKRwQ)です。
今日の話は
緑色のプール
です。
「緑色のプール」と言っても、苔まみれの汚いプールではありません。
緑色のカバーが掛けられたプールの話です。
プールカバーはシーズンオフにプールに落ち葉やゴミが溜まらないようにするものですが、10年ほど前のギリシャにおいてこのプールカバーが飛ぶように売れたことがありました。
その原因は税金です。
2013年のギリシャにおいて、2000ccを越える車やプールなどに対し「贅沢税」が掛けられるようになり、税申告時に例えば「25㎡を越えるプールの所有」などの申告が必要になりました。
税制施行後、324世帯がプールの所有を申告していたのですが、ある日歳入庁がグーグルマップを使用してプールの有無の確認作業を始めたところなんと16,974個ものプールが確認されてしまいます。
この件が報道されるやいなや、今度はプールカバーが飛ぶように売れ始めました。
理由はもうおわかりですよね。
なかには軍が使用するような迷彩色のカバーでプールを隠す人も現れたそうです。
この話を聞いて「脱税じゃん!」と真っ先に思った人は納税思想が高揚しているかもしれません。
確かに脱税は犯罪です。
しかし所得に応じて納税しているにも関わらず、排気量の大きい車やプールがあるからもっと課税してもいいなんて道理はどこにもありません。
脱税を肯定するつもりは毛頭ありませんが、同じく政府による課税を肯定する必要もないのです。
政府は重税を掛け国民にプールを隠させるような真似をするのではなく、一人でも多くの国民が休日に自宅プールで泳げるように減税すべきです。
贅沢税のような富裕層への課税は正しい?
再分配が税金の目的?
財源が必要?
そのように感じた方も残念ながら納税思想が高揚しすぎです。
現実にはそんなものは全く関係ないからです。
あなたが勝手に政府のイタコになっていくら税の必要性を語っても、実際のギリシャでは、これら贅沢税が廃止の方向で進んでいます。
ではなぜ贅沢税が廃止されるのか?
それは富裕層がどうとか再分配がどうとかいった話ではなく
もうすぐ総選挙だからです。
車やプールに課税しても選挙に勝てるならやるし、負けると思うなら減税を言いだすのが政治です。
現実は理屈に関係なく
ごちゃごちゃうるせぇ!減税しろ!
という声が選挙に影響力を与えるなら、政治家は「減税すべき理由」を語りだし、ギリシャのように実現方法を見つけてくるのです。
ちなみにギリシャでは、2020年6月からコーヒーやノンアルコール飲料、ケータリングサービス、映画館、ジムやダンススクールなどの付加価値税も減税されています。
しかしそれによって公的サービスに影響が出ているわけでも無く、買い控えや流通が混乱することも、現場の事務負担が増えたという不満も巻き起こっていません。
なぜなら減税議論時に出てくる「減税による弊害」は全部「減税しない為の屁理屈だから」です。
なのでそんな詭弁にいちいち構う必要はありません。
政権与党にとって嫌なことは「減税が争点化されること」です。
減税が争点化されると政府はそれを無視できなくなり、ギリシャの贅沢税廃止のように減税に向けて動かざるえなくなるからです。
だからまずは野党の公約の上位に減税をねじ込み、減税を争点化させることが大事です。
そのために必要なのは世論です。
理屈はいらないので壊れたように
ごちゃごちゃうるせぇ!減税しろ!
と一切譲歩せず要求し続け、世論の圧力と票の数で政治家に圧力を掛け続けましょう。
そのための減税運動をやっています。
詳しくはこちらから
ということで、今日の記事はここまで!
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それでは、ナイス減税!
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