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漬物規制から考える「選択の自由」

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こんにちわこんばんわ。
全ての増税に反対し、全ての減税に賛成する自由人、七篠ひとり(@w4rZ1NTzltBKRwQ)です。

今日はこちらのポストから。

SNSでは6月1日からの食品衛生法改正による「漬物規制」の話が盛り上がっているようですが、私の意見は前回記事で書いたように「あの規制は無意味」であり「危険なのは安全なものまで安全のためと規制する政府だ」という考えは変わらないのですが

どうしても規制を作りたいなら冒頭のポストのように

規制に対応し製造された漬物は「HACCP対応の加工施設で製造しました」と表示をして販売。
非対応の漬物は今まで通り販売する。
それを消費者が選ぶ。

をやるべきです。

あくまでも選択するのは消費者、つまり

何が良いかは消費者がお金で投票して決める

べきであり、選挙になれば民主主義の必要性を説くような人達が、今回の件では政府による強制的な選択肢の排除を歓迎する意味が私にはわかりません。

この方法なら、HACCP対応の業者で生産された漬物が安心安全だと思う人は、表示のない漬物を避ければいいだけです。

逆に個人の手作りでも安全だという人はこれまでと変わらず道の駅などで故郷の味を買えばいいででしょう。

これなら「手作りの漬物なんて不安で食べたくない。ちゃんと管理された工場で生産されたものじゃないと嫌」という人の要望にしっかり答えられます。

そして同時に「私は安くて昔ながらの漬物が食べたい。製造元が個人でも気にしない」という人の要望もクリアします。

これのどこに問題があるのでしょう?

この方法は各自の「選択の自由」を尊重しており、そこに「強制」は存在しません。

しかし今回の規制では「政府が決めた安全の定義」によって、これまで一度も食品事故を起こしてこなかった個人や小規模事業者に強制的なコストの負担を背負わせ、もしくは廃業に追い込みました。

また「私は安くて昔ながらの漬物が食べたい。製造元が個人でも気にしない」という人の食卓から、いつも買っていた美味しくて安い漬物を強制的に排除してしまいました。

このような「強制」によって行われる制約は、自由への制約でしかありません。

もしあなたが商品の価格や需要が政府によって統制される社会主義よりも、民主的な自由競争社会により富を生み出す資本主義を望むなら、このような規制には断固反対すべきでしょう。

私達は常日頃から、自分や家族が口に入れるものは自分で選んでいます。

それが仮にヴィーガンだろうがオーガニックだろうが国産至上主義だろうが何の問題もありません。

しかしそれを他人にまで強制してはいけません。

漬物も同じようにどれを選ぼうが個人の自由であり、何が安全かは本人に選択させるべきです。

今回の件は、その選択をするための判断材料として「HACCP対応」の表示があればそれで十分です。

そのうえで売り手と買い手が納得して売買契約を結んだなら、他人が横から口を出す行為になんら正当性はありません。

そうではないと思うならスーパーのレジで清算中の他の客に「そんなの食べたら体に悪いわよ!返品しなさい!」と言ってみればいいでしょう。

それがどれくらい異常な行為か理解できるはずです。

しかしそれをやっているのが政府であり「規制」です。

スーパーのおかしな客に対しても、根拠薄弱な規制で縛り上げる政府に対しても言うべきことは

「大きなお世話だ。ほっといてくれ」

のひとつのみです。

政府による選択肢の制限や、誰かが市場から強制的に排除されることを決して許してはいけません。

選択の自由は自由の核心です。

大切な選択の自由を自ら政府に献上することは止めるべきです。

ということで、今日はここまで。

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