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あなたの払った税金が誰かの旅費になる。それが「全国旅行支援」です。

こんにちわこんばんわ。
全ての増税に反対し、全ての減税に賛成する自由人、七篠ひとり(@w4rZ1NTzltBKRwQ)です。

今日はこちらのニュースから。

全国旅行支援 早くも一部自治体での受け付け停止 予約枠埋まる
11日から始まった、政府の観光需要の喚起策「全国旅行支援」について、旅行会社などでは、一部の自治体での旅行商品の予約の受け付けを停止するなど、制度の開始から1日余りで、予約の多くが埋まる事態となっています。
政府の観光需要の喚起策で、旅行代金の割り引きが受けられる「全国旅行支援」は、東京をのぞく46の道府県で11日から始まりました。
こうした中、旅行会社などでは、当初用意していた予約の枠がすでに埋まったとして、一部の自治体での旅行商品について、受け付けを停止するケースが相次いでいます。

「全国旅行支援」が始まりました。
「全国旅行支援」とは各都道府県が実施している「県民割」の全国版で、宿泊料金や飛行機、新幹線料金などの一部に補助金が出る政策です。
以前あった「GoToトラベル」と何が違うんだよという話ですが、細かい部分で違うところはあるもののほぼ同じようなものです。

さて、この全国旅行支援の予算は8000億円超えという報道がありましたが、

これを負担するのは政府ではありません。
もちろん私達納税者が全額支払います。


「全国旅行支援」を利用して旅行に行く人はもちろん、旅行なんて行く余裕がないと嘆く人からも、そもそも旅行なんて興味がないという人からも集めた税金がこの事業に使われるのです。

当然この「全国旅行支援」を利用して旅行に行く人は、非常に嬉しい政策でしょう。
また恩恵を受ける旅行業界もコロナで受けたダメージから回復する絶好のチャンスだと思います。

ただ、旅行なんて行く余裕がない人や、そもそも旅行なんて興味がないという人からすれば、請求書だけが回ってくるのですから迷惑な話でしかありません。

我が家にはめちゃくちゃ可愛いチワワちゃんがいます。

嫌なことがあってもチワワちゃんと戯れるだけで忘れられるほど毎日癒されています。

だからといって「全国民に犬を飼うことを義務化すべきだ」とは思いません。

世の中には猫派の人もいますし、鳥や爬虫類の方が好きという人もいます。
飼いたくても飼えない環境の人もいるでしょうし、そもそも動物が苦手という人も沢山います。

「何が幸せか」は人それぞれであって、「自分が考える幸せ」を他人に押し付けることは出来ても、1億2000万人の幸せ全てを叶えることは不可能なのです。

お金の使い道も同じです。

政府から「お前の納めた税金を旅行の割引クーポンにしておいたから旅行に行ってこい」と言われるのがこの「全国旅行支援」です。

これが減税なら、旅行に行きたい人がそれを旅費に使えるのはもちろん、子供に新しい服を買いたいと思う人はそれに使えるし、将来のために貯金したい人も、生活費の足しにしたい人も、デートに使う人も、全て自分の使いたいようにお金を使うことができたのです。

でも政府の政策では勝手に「政府が考えたお金の使い道」を押し付けられてしまいます。

お金の使い道に政府が干渉し、強制することは国家社会主義的な発想でしかありません。

あなたから取った税金から、経費が抜かれ、誰かの旅費になる。
旅行に行けない人から旅行に行く人と業界へと再分配される。

これが「全国旅行支援」なのです。

また「全国旅行支援」で恩恵を受ける業界が、あからさまに政府に逆らうことは無いでしょう。
逆に票と金を献上し、またおかわりを要求するのは目に見えています。
こういった一部業界だけに支援という名で税金を投入する行為が、腐敗と癒着を生み出してきたのは世の常です。

政府がお金の使い道を決め、強制的に消費させる行為は必ず市場を歪めます。
「いや、それでも旅行支援で観光業界は助かってるんだ!」という人もいるでしょう。

しかし「全国旅行支援」を行っている政府は、先日まで「旅行に行くな」と言って観光業界を苦しめていた政府です。
「全国旅行支援」を行っている政府は、宿泊税や入湯税を徴税することを良しとする政府です。

そんな理不尽な政府に頼るのではなく、政府の支援が無くともみんな普通に生活できる国家が通常であることを思い出すべきです。

ということで、今日の記事はここまで!

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