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必要なのは「ごちゃ減」だけ

※お知らせ※
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こんにちわこんばんわ。
全ての増税に反対し、全ての減税に賛成する自由人、七篠ひとり(@w4rZ1NTzltBKRwQ)です。

今日はこちらの画像から。

こちらは2022年4月に発行された全国石油政治連盟の「油政連だより」です。

2022年4月といえばトリガー条項凍結解除の自公国3党協議が大詰めで、それぞれの利害関係が一致したことからその実現の一歩手前まで来ていました。

そこに割って入ってのが冒頭の全石連や油政連です。

「トリガー凍結解除には断固反対」と自公国の国会議員の元を訪れ圧力を掛けたことで状況は一変。

「買い控えや流通、現場の混乱」という業界団体の言い分を丸呑みする形でトリガーは頓挫し、ガソリン補助金の拡充へと決定されていきます。

そのことは当時の報道でもしっかりと報じられています。

自民「野党共闘にくさび」 唯一の誤算 「トリガー条項」先送り
燃油価格高騰対策として、自民、公明、国民民主の3党が議論してきた、ガソリン税の一部を減税する「トリガー条項」の凍結解除の先送りが決まった。
国民民主は2022年度予算に賛成に回って自公に接近し実現を狙ったが、業界団体などから反発を受けて機運は急速にしぼんだ

一連の出来事はまさに「ザイム真理教がー」といったような幼稚な話ではなく

「政治に過半数は要らない」
「理屈や経済論ではなく、可視化された数と圧力が政治を動かす」

という事実を目の当たりにできた一件でもありました。

さて、このようにトリガーではなくガソリン補助金と決まっていったわけですが、ガソリン補助金は減税より予算が掛かり非常に非効率です。

この事は会計検査院にも指摘されており、国会でも度々問題提起されています。

しかし補助金が減税に比べ予算を食い尽くすことは最初から分かっていたことです。

そこで皆さん考えてみてください。

冒頭のように全石連や油政連が「トリガー凍結解除には断固反対」と言ってきた時、

「補助金は減税に比べ予算が大幅にかかりますが、その埋め合わせはどうお考えですか?」

と業界団体に質問する国会議員がいると思いますか?

「支えあいが必要なので、補助金予算をどう捻出するのかご意見を聞かせてください」
「政策のことを最低限調べてから陳情してください」

なんて言っていると思いますか?

そんなわけありません。

それどころか「買い控えや混乱」といった取って付けた屁理屈をも丸呑みして同調している有様です。

それなのにどうして我々が「資産課税、断固反対!」というと「じゃあどうするのか言ってみろ」と言われなくてはいけないのでしょう。

答えは簡単。

この人達は無党派層を舐めてるからです。

だからこそ業界団体には何かあれば速攻でジャンピング土下座をし、無党派層には「じゃあ対案出せ。財源は?」と偉そうに言い出すのです。

ですので向こうが提示した財源論や政策論に乗ってもなんの意味もありません。

必要なのは「ごちゃ減」だけです。

業界団体も「ごちゃごちゃうるせぇ!補助金持ってこい!落選させるぞ!」としか言っていないのですから、こちらも同じで良いのです。

逆にそうしないから舐められるのです。

数年前に比べれば確実に世論は力をつけ、政治に影響を与え始めているのは事実です。

とはいえ現実問題として我々に数がまだまだ足らないのも事実です。

だからこそ無党派層を舐めている国会議員は叩きまくり、増税論も財源論も「ごちゃ減」で跳ね返し、レベル5の議員を作り出だせるようもっと数を集め可視化していくことが大事です。

政治家に頭を下げても彼らは税の強奪を止めません。

「ごちゃ減」でこちら側が「政治家が頭を下げにくる力」を持つべきなのです。

ということで、今日はここまで。

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それでは、ナイス減税!

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