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アクセルとブレーキを踏み間違えた政策で暴走しているのは政府です

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こんにちわこんばんわ。
全ての増税に反対し、全ての減税に賛成する自由人、七篠ひとり(@w4rZ1NTzltBKRwQ)です。

今日はこちらのポストから。

アクセルとブレーキの踏み間違い事故に対し、防止機能搭載の義務化が検討されているというニュースですが、規制すべきなのは

アクセルとブレーキを踏み間違えた政策で暴走している政府

の方です。

事故を減らしたいなら装備の義務化ではなく「減税」すればいいだけであり、こうした政策は決して安全には寄与せず、逆にバラマキと増税を生むだけでしょう。

ということで、いかに政府が間違っているかを説明していきますが、その前に皆さんに問題です。


【問題】
2022年に発生したブレーキとアクセルの踏み間違い事故件数は3050件でした。
ではこの件数は10年前と比較して増えているでしょうか?それとも減っているでしょうか?

①10年前に比べ倍増している
②10年前に比べ半減している
③変わらない


勿体ぶらずに答えを言いましょう。

正解は「②10年前に比べ半減している」です。


交通事故総合分析センターによりますと、ブレーキとアクセルの踏み間違いによる事故は、2022年の1年間に3050件起きていて、48人が死亡、4289人がけがをしています。

車の技術の進化などもあり事故の件数はこの10年で半減しているものの、依然として多くの人が被害にあっています。

NHKニュースより

「ブレーキとアクセルを踏み間違えた」というコメントと共に、車が店舗に突っ込んでいるインパクトのある映像が何度も報道されるため、高齢者のそうした事故が増えていると多くの人は錯覚していますが、

実際は踏み間違い事故は、自動車メーカーの努力により10年前に比べ半減しています。

また事故が多いのは高齢者より若い世代であり

高齢者の事故は右肩下がりに減っているというのが事実です。

でもほとんどの人は逆の印象を持っているのではないでしょうか?

刷り込みというのは恐ろしいものです。

そういった感想は置いておくとしても、

そんな減少傾向に向かっている問題にわざわざ政府が介入し、踏み間違い防止機能の車載を強制するというのが今回のニュースです。

この政策のどこに正当性や合理性があるというのでしょう?

もし件数が半減したとしても踏み間違い事故で年間48人が命を落としているのだから防止装置義務化は正しいというのなら、同じ2022年に段差のない平らな場所で転倒し亡くなった人が9,687人もいることに何故平気でいられるのでしょう。

日常生活でのヘルメット着用の義務化を主張しない意味が私にはわかりません。

念のために説明しますが、これは「車に安全装備や機能なんかいらない」という話ではありません。

安全装備の「義務化」を止めなさい

という話です。

極端な話、安全を優先するなら「大統領専用車と同じ装備の義務化」をすればいいでしょう。

でもそれをしないのは「車の値段が高くなるから」です。

車の安全装備は必要ですし、誰だって安全性能の高い車に乗りたいでしょう。

だからと言って大統領専用車並みの安全装備の義務化によって車体価格が高くなれば、それは多くの人を買えない状況に追い込むだけでしかありません。

そしてこれは、当然のことながら踏み間違い防止機能の義務化でも同じことが起こります。

安全装備義務化のコスト転嫁による新車価格の値上がりは、多くの人が登録から5年以上経過した車を使用し、車の耐用年数と言われる13年以上前の車を20%以上の人が所有している今の現状に更に拍車をかけることでしょう。

またすでに様々な自治体で行われていますが、安全装置義務化は高齢者という票田に補助金をばら撒く絶好の口実となります。

こうした補助金が増えれば増えるほど、結局これらのコストは知らないうちに納税者の負担となり、それは増税の種となっていくことでしょう。

高い新車価格と重い税負担が、多くの人を安いけど安全性能の劣る中古車の購入に導いているのだとしたら、これほど馬鹿げた話はありません。

政府が本当に国民の安全を考えるなら、

安全性の高い車の自動車税を無税にすべき

です。

政府は環境性能割では、税制上のインセンティブを与えて環境性能に優れた自動車を普及させるとして電気自動車を非課税にしているのですから、安全性能に優れた車を普及させる方法は自動車税の非課税化であるという主張に異論があるとは言わせません。

安全推進に効果があるのは「安全装備の義務化」ではなく「減税」であることは政府公認といっても過言ではないのです。

逆になんでもかんでも義務化しておけば安全になるという短絡的な考えは、国民の負担を増やし、危険に晒すだけの愚策でしかありません。

しかしそれをやっているのが政府です。

つまり本当に規制すべきなのは、

アクセルとブレーキを踏み間違えた政策で暴走している政府

ということです。

このような政府を運転席から引きずり降ろすことこそが、我々が一番安全に生活できる方法でしょう。

必要なのは「安全装備の義務化」ではありません。

「安全に課税させない事」なのです。

ということで、今日はここまで。

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