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増やすべきは減税派ではない

減税新聞では有料記事設定をさせて頂いていますが、筆者のやる気の源であるプリン代になる投げ銭的な意味合いですので、記事は全文最後まで無料でお読みいただけます。

こんにちわこんばんわ。
全ての増税に反対し、全ての減税に賛成する自由人、七篠ひとり(@w4rZ1NTzltBKRwQ)です。

今日は昨日も触れたニュージーランドの選挙から

減税の為に増やすべきなのは「減税派」ではない

という話を書いておきます。

まず勘違いしないで頂きたいのですが

「増やすべきは減税派ではない」

「減税派は増やすべきではない」

は全く意味が違います。

私が言っているのは前者です。

その前になにをもって「減税派」とするのかという点もあるのですが、この話に「減税派の定義」はあまり関係ありません。

ですのでその定義を明確にはしませんので、ここでいう「減税派」とはみなさんがそれぞれに思う「減税派」という解釈で構いません。

ちなみに私は「減税派」ではありません。

ダガネナゴヤン派です。

ダガネナゴヤン派が何かは最後に書きます笑

話を戻しますが

「増やすべきは減税派ではない」

「減税に必要なのは減税派だけじゃないよ」という意味であって、減税派についてどうこうという話ではありません。

むしろ増えることは大歓迎です。

というか、誰が減税派を名乗ろうが増えようが自由にやったらいいのであって、私がとやかく言うことではありません。

ここでは「減税派」についてではなく「減税」についてあれこれ自論を述べているだけですので、誤解の無いようお願いいたします。

さて、ではなぜ「増やすべきは減税派ではない」なのか、また「では誰を増やすべきなのか」ということですが、答えは簡単です。

増やすべきは「一般の有権者」です。

冒頭でちらっと書いたニュージーランドの今回の総選挙では、最大野党であった国民党が40%弱の得票数を得て第一党となりました。

市場を重視し、福祉に関しては消極的な政治理念を持つ国民党は、保守政党らしく所得減税やユート税の廃止(環境税の一種。詳しくは下記記事で)などを公約し、選挙戦を戦ってきました。

対する政府与党は高福祉社会や平等社会の実現を目指す社会民主主義政党の労働党だったわけですが、今回の選挙においてニュージーランドの有権者は

保守政党の国民党を選んだ

という結果になりました。

しかしこのニュージーランドの政権交代を起こしたのは「ニュージーランドの減税派」ではありません。

そんな小さなカテゴリでは区分されない

87万人の一般有権者

です。

ニュージーランドには減税と政府支出の削減を訴える「New Zealand Taxpayers' Union」といった減税草の団体も活動しており、その会員数は20万人にも及びますが、今回連立を組むと言われる国民党とACT党を合わせた得票数は100万票もあるわけですから、圧倒的に一般有権者の方が多いということは説明するまでもないでしょう。

つまり純粋に「税金高いよね」「減税してほしい」と願う一般有権者が今回の政権交代を起こしたということです。

2年でこれだけ政党支持率がひっくり返ったのを見ても、無党派層が政治を動かしたことをよく表しています。

減税世論を作っているのは、信仰的な政党支持者ではなく「税金高いよね」「減税してほしい」という無数の声だったというわけです。

それは日本も同じです。

ここにきて政府与党が減税に言及し始めましたが、それを言わせているのも

〇〇派なんて小さい枠に収まりきらない一般有権者の無数の声

です。

この「減税しろ」という世論がもっともっと高まれば、権力を失いたくない政府与党は渋々であったとしてももっと突っ込んだ妥協案を出してくることでしょう。

もう一度言いますがこれは「減税派は増やすべきではない」という話ではありません。

減税派を名乗ろうが、減税会を作ろうが自由に活動すればいいのです。

それとは関係なく、世論とは

〇〇派なんて小さい枠に収まりきらない一般有権者の無数の声

の事であって、その世論がメディアの記事の見出しに「減税」という言葉を並べさせているのが「今」です。

ですので「だからお前ら減税派はダメなんだ」と他人を勝手にラベリングして悦に浸っている「減税派よりさらに小さい集団」はそろそろ「もうそんなレベルではない」という現実を見た方が良いでしょう。

ちなみに前述した

私は「減税派」ではなく「ダガネナゴヤン派」

というのもそういう意味です。

「ダガネナゴヤン」は何の意味もない造語です。

その造語が生まれた経緯も色々あるのですが、ある方が「ダガネナゴヤン」と言ったのを私が気に入り本人の許可を得て

個人は唯一無二の存在で「〇〇派」とカテゴライズできるほど単純なものではない

という意味を込めて使っています。

ですので「ダガネナゴヤン派」でググると私しか出てきません笑

とはいえ「ダガネナゴヤン派」だろうがなんだろうが、私も「税金高いよね」「減税してほしい」という無数の声のひとつでしかありません。

「七篠ひとり」という名前も同じです。

私はネット上に無数に存在する皆さんと同じ匿名の「名無しの一人」でしかありません。

そんな「名無しの一人」が数万、数十万、数百万と集まった声が「世論」なのです。

〇〇派を名乗るも名乗らないも自由です。

しかし、与党にまで減税を言わせて右往左往させている世論は、すでに帰属意識や村社会的な作法を求めるような小さい集団ではありません。

「減税派は〇〇」とレッテルを張りたがる増税派は放っておいて、ニュージーランドのように「減税してほしい」という無数の無党派層の声によって政治を動かせるようさらに世論を作っていきましょう。

ということで、今日の記事はここまで。

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