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すこーし気になる病気解説します。【口内炎】vol.2

口内炎ができるとなかなか厄介ですよね。フツウにご飯を食べれることがこれだけありがたいことかと感謝できる時でもありますが。
口内炎薬といえば、「ケナログ」。ただ数年前から製造会社が変わったようで、現在では同じ成分で「オルテクサー口腔用軟膏」として販売されています。一度塗りだけでかなり効果あるので応急処置としてオススメです。

口内炎の症状が長引くときは要注意です!東京銀座シンタニ歯科 新谷悟氏の見解では、「口内炎は、さまざまな原因で発症する口内からのSOSです!」とのこと。たかが口内炎といって放置しておくのは危険ですね!

口内炎


口内炎は口腔内や唇などの粘膜に起こる「炎症の総称」です。誰でも一度は経験があると思いますが、口内炎ができると、痛くて思うように飲食ができなかったり、話がしづらくなるなど、とてもつらい日が続きます。

代表的なものが、口内を噛んだり、やけどをしたりという覚えがないのにできてしまう口内炎。これを「アフタ口内炎」と呼びます。原因は、ストレスや疲労、睡眠不足などによる免疫力の低下です。ビタミンBなどの一部の栄養が足りないこともありますが、多くは疲労が原因。赤く縁どられた直径2-10mmの丸く白い潰瘍で、触ると痛みます。

また、食事中に口内を噛んだり、熱い飲み物によるやけど、または虫歯のかぶせものが当たるなどして口腔内にできた傷が原因の口内炎も。これは「カタル性口内炎」で、白っぽい潰瘍で境目が曖昧なのが特徴です。

口腔内の細菌やウイルスの増殖による「細菌性・ウイルス性口内炎」の場合は小さな水泡ができ、それが破れてただれや潰瘍になり、時には発熱や痛みを伴うことも。

ほかに金属や薬品、食物に対するアレルギー反応による「アレルギー性口内炎」、喫煙習慣による「ニコチン性口内炎」などもあります。

予防はこうした要因を取り除くことが一番です。最も一般的な「アフタ性口内炎」なら、ストレスケアや十分な睡眠などで、心身の疲労をとること。

また、口の中を守るものは唾液です。唾液の分泌は交感神経優位の状態(ストレス状態)では減り、副交感神経優位のときに増えるので、規則正しい生活やリラクゼーションが重要となります。

これら一般的は口内炎の場合は、1~2週間で自然治癒するのが普通。2週間以上長引くようなら、医療機関の受診をおすすめします。潰瘍の位置が変わらず、大きくなり続ける場合、前がん病変やがんの可能性があります。

もし一つの医療機関で問題ないといわれても、2週間以上続く場合は、セカンドオピニオンをすることが賢明です。受診する科は、歯科、口腔外科、耳鼻咽喉科、内科です。


重篤な病気でない場合は、ステロイド剤による治療が基本となりますが、過去に入れたかぶせ物によるアレルギーや不具合が原因の場合もあるので、その際には薬剤投与は不要です。


口腔内にも、体を守る細菌叢が定住してくれているので、細菌バランスを整えることは、とても重要です。腸内フローラの多様性をキープする方法と同じで、口内フローラも育成してくださいね。

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