FUJIFILM クラシックネガを再現するプロファイル・プリセット【PC・モバイル両対応】
Classic Negative Look のご紹介
富士フィルム フィルムシミュレーションシリーズ
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2021/06/05 本ページで公開しているプロファイル「Classic Negative Look」をベースにしたプリセット「Classic White」を公開しました。併せてご利用ください。
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これは富士フィルムのカメラ以外でもクラシックネガのような写真にできるLigtroom用の「プロファイル」「プリセット」「DNGファイル」のセットです。
特に「プロファイル」はAdobeカラーを経由しているため、再現度が高いことが特徴です。
パソコン版「Adobe Lightroom classic CC」およびモバイル版「Adobe Lightroom」で利用できます。
エテルナ風は↓よりご覧ください。
■クラシックネガとは?
富士フィルムの一部のカメラでは「クラシックネガ」というフィルムシミュレーションを選択することができます。
フィルムの「SUPERIA X-tra 400」をベースにしているそうで、古く懐かしいフィルムで撮ったような写真を撮ることができます。
そんな「クラシックネガ」なのですが、残念ながら比較的新しい機種であるX-Pro3やX100V、X-T4などにしか搭載されておらず、私の持っている X-T2では利用できません。
新しくカメラを買うとなると**万円も掛かるわけで、そう簡単に手を出すわけにもいかず・・・。
アップデートで対応してくれないかな・・・と思いつつはや半年、今のところメーカーから提供される気配はなさそうです。
それならば自分で作ってしまえ!という訳で、FUJIFILMのフィルムシミュレーション「クラシックネガ」を模倣し、Lightroom用に作成したのが「Classic Negative Look」となります。
■実例
まずはどれくらいの再現度か、以下の比較画像をご覧ください。
左がLightroomの純正クラシックネガプロファイル、右が今回紹介するプロファイルを適用した写真となります。
カメラ Classic Neg ⇔ Classic Negative Look
およそですがクラシックネガを95%くらいは再現できていると思います。
また、SONYやNikonで撮影した写真にClassic Negative Lookを適用したサンプルは以下となります。プロファイルを適用しただけで他のパラメータは一切調整していません。写真をLightroomに取り込み、プロファイルを適用するだけでクラシックネガを模倣できます。
■Classic Negative Lookの特徴
「プロファイル」「プリセット」「DNGファイル」のいずれかを使用することで、クラシックネガを再現することができます。
それぞれ以下の特徴があります。
・プロファイル
パソコン版のAdobe Lightroom Classic用です。
RAWファイルをクラシックネガ風に現像するためのファイルです。
Adobeカラーをベースとした差分を利用するので、再現度は一番高くなります。
さらに他のプリセットと併用することも可能です。
RAW以外のjpgファイルなどでは適用できません。
・プリセット
パソコン版のAdobe Lightroom Classic用です。
RAW・jpgファイル問わず、写真をクラシックネガ風に補正します。
Adobeカラーをベースとして選べないので、元の写真の状態によっては期待する結果にならない可能性があります。
・DNGファイル
モバイル版(iOS・Android)の Adobe Lightroom用です。
モバイル上で上記プリセットと同じ補正を適用するためのファイルで、画像にプリセットの値が埋め込まれているので設定をコピーして利用します。
Adobeカラーをベースとして選べないので、元の写真の状態によっては期待する結果にならない可能性があります。
■Classic Negative Lookの作成秘話
プロファイル作成に当たっては、X-Pro3、X-T4、X100V実機のサンプル画像(RAW)を使用し、Lightroomに搭載されているプロファイル「カメラ Classic Neg」を参考にしています。
※サンプルファイルはこちらで公開されているRAWを使用させていただきました。
PHOTOGRAPHY BLOG - Fujifilm X-Pro3 Review
https://www.photographyblog.com/reviews/fujifilm_x_pro3_review/preview_images
PHOTOGRAPHY BLOG - Fujifilm X-T4 Review
https://www.photographyblog.com/reviews/fujifilm_x_t4_review/preview_images
ベースとなるプロファイル「Adobeカラー」を適用した画像と、「カメラ Classic Neg」を適用した画像を比較し、その差分から値を導き出しています。
つまり、「Adobeカラー」がベースになっているので、どのカメラにでも適用できるという特徴があります。プロファイルが利用できるカメラのRAWであれば、上記の理由よりかなり正確な色合いにできます。
作成にあたっては1枚の画像比較だけでは正確な値が撮れないため、トータル100枚くらいのサンプルから抽出しています。
その100枚を更に何回も何回も差分を調整する地道な作業を繰り返し、ようやく満足できるレベルになりました。
結果、さまざまなシチュエーションに対応できるようになり、いろんな写真でクラシックネガを再現可能となっています。
ただ、あくまでも差分による再現であるため、100%全く同じというわけにはいきません。更にメーカーによりRAWの状態でも差異があり、レンズの差もあるのでどうしてもズレは生じてしまいます。およそ95%くらいの再現率と思ってください。
■プロファイルを利用できるかの確認方法(PC)
お使いのカメラのデータでプロファイル「Classic Negative Look」を使用できるかは、以下の手順で確認できます。
Lightroom Classic CCを起動し、プロファイルを使用したい写真を「現像」モジュールで表示します。
・使用できる写真
「プロファイル」の項目で「Adobeカラー」が選べれば利用可能です。
・使用できない写真
「プロファイル」の項目で「Adobeカラー」が表示されない場合は利用できません。
この場合は、「プリセット」の方をご利用ください。
■ご購入前に
クラシックネガを100%完璧に再現できている訳ではありません。理由については前述の「Classic Negative Lookの作成秘話」をご覧ください。
■ファイルダウンロード
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