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個性と秩序の相互作用で組織を強くする

「個性」とは何か。




組織の中で個性を発揮する、ということはどういうことか。


一定数、需要があった時代は、その問題を解決するためのサービスやモノ、手法に価値があった。
しかし、ある程度満たされ、問題の解決手法はネットで簡単に取れる時代になった。
chatGPTに聞けば、大概返してくれる。


そんな今の時代は、ユニークな問題を発見し、発想・創造によってユニークな解決策で支援することが求められる。



最大限個性=個々の魅力を最大化させることで、”ユニークな問題”を発見し、
かつ”ユニークな解決策”を導き出す必要がある。


だからこそ、今後の経営やマネジメントにおいては、「個の最大化」「個のブランディング」が重要になる。



一方、そんな組織の中で、「個を重んじて、個性を発揮する」ということは、
場合によってはこの組織のリズムやスタンスに反する言動も発生する可能性がある。



組織の輪を乱す、といったところ。


なので、大切なのは、「個性」と「秩序」を作用させること。


では、ここで言う秩序とは何か?



■秩序とは
1 物事を行う場合の正しい順序・筋道。

2 その社会・集団などが、望ましい状態を保つための順序やきまり。


これは、検索して出てくる秩序の意味。



例えば就業規則もそう。
秩序ある組織を運営する上でのルールや約束事。



でも、これが果たして、個性と秩序を実現するための、最適解なのか…


あれはやったらダメ。
これもダメ。
こんなことする可能性もあるから、これもルールで決めておこう…


性悪説に基づく組織運営のルールで、
「多様性を育む」「個性の最大化」を実現する上では、その効果を下げてしまうように思える。




もっと、性善説でみるのはどうか。


あれもやってみよう。

これはどう?

とワクワクできる、
楽しむことを促す組織体制を作れないか。


もちろん、一定数ルールやマナーは必要だけれども。


枠組みや慣習みたいなものを取っ払い、
もっと発想・創造を高める組織づくり。
「個性の最大化」と「秩序」のバランスを保つ目的の共有、コミュニケーションが重要。


そのためには、やはりパーパスやミッションにフォーカスし、
その規範や信条はクレドとして定め、ここを性善説で追求することが大切だと思う。


例えばミッションアライメント。



今あるミッションを実現できている状態が100点満点だったとして、今の私達の組織って、何点なのか?


ここを数値化し、取れている点数=強みと、
100点に到達していない残りの点数=伸びしろを明確にする。



なぜその状態になっているのか、問題は何か、
どうすれば良くなるのか、
良くしていく上での課題は何か、
具体的にいつから、誰が、何をするか。


ここをとにかく対話する。



個性の最大化と、共通の目的を通じた秩序や風土の情勢がポイントになる。

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