末田 達彦

でくのぼうプロデューサー 企画制作 | PR | 撮影 | デザイン | web

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海、恋焦がれる南の島々(2) | 奄美大島

前回の記事から1か月も経ってしまった。 2020年の8月はコロナ禍で いろんな制限がある中でも僕は、目一杯の夏休みを過ごそうと右往左往していた。 なかなか更新できなかった理由は、ただそれだけのことである。 とは言え、少しタイミングに迷いがある。 現在(2020年9月6日現在)、非常に強い台風10号「ハイシェン」が奄美・沖縄を含む九州地方を直撃している。 記事冒頭ではあるが、奄美、加計呂麻、またその他九州・沖縄地方など。 台風による被害が最低限で済むことを願ってやまない

    • 海、恋焦がれる南の島々(3) | 奄美大島

      島の居酒屋ニッキでは南国の締まった刺身を肴に酒を飲みながら... 1月といえど、まだ20度近くあるのだろうか。 シャツを羽織っていれば、海風も心地良いほどの夜だった。 街には南国風情溢れる看板が目に付く。奄美最南端の町、古仁屋の夜。 カウンターで食事をとりながら、女将さんと大将にウミガメツアーを強く勧められたが、なかなか来れない、体験できないからこそ、今回はどうしても加計呂麻島に渡りたいという思いが強くなってくる。 軽く飲むだけのつもりが、しっかり満腹になってしまい、

      • タイムスリップ with #KAYABUKI | 京都 美山町

        "鯖街道"と呼ばれる、京都北部から今の福井県に向かっての交通網を知っているだろうか。 この道を通って、若狭湾で採れた魚、特に鯖(サバ)を京に運んだことから、そのような名前で呼ばれる街道。 それに沿って広がる、京都府南丹市美山町。 名の通り、深く美しい山が連なる日本のふるさとの原景が続く。 道の駅「美山」。地区の玄関口として、農作物や観光案内など、大勢の人々で賑わう。特に、日に焼けたバイク乗りのオッちゃんたちの姿が多く見られた。 大自然の中を清流・由良川沿いに続く国道も

        • 海、恋焦がれる南の島々(1) | 奄美大島

          1年前の夏、僕は何気なく航空会社のウェブサイトを見ていた。 大阪から神戸に生活の拠点を移してから、バタバタと。 ゆっくりと旅に出る機会を失っていた、その気晴らしのつもりで。 そこで目に留まったのが、関西国際空港から新しく就航した奄美大島便。 フォトグラファー佐藤健寿さんの「吐噶喇列島」でのロードトリップの写真を見てから、『(鹿児島以南の)南西諸島へいつかは行ってみたい』と考えていた僕は、セールが出ていたこともありボタンひと押し、フライトは半年先の冬場ではあったが、奄美大

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        海、恋焦がれる南の島々(2) | 奄美大島

          《浜芦屋》どこかイイ風の吹く街並み探訪。

          兵庫県芦屋市。 六甲の山間から、西宮/芦屋浜へかけて広がるエリア。 なぜか住宅街としてのイメージが強いが、良い匂いのする食堂から昔ながらのブティックまで名前が知れた隠れた名店も多いエリアを、今回は歩く。 神戸~大阪間の地域は、南北を示す際に「山手」「海手」で表現される。 それぞれで景観や風土も微妙に異なるのが特徴で、先に書いた六甲山系に向けてのエリアを山手、大阪湾に向かってを「海手」と言うのだ。 また、芦屋は古くから外国人や外交関係の従事者が多く住んでおり、その歴史や文

          《浜芦屋》どこかイイ風の吹く街並み探訪。

          海の向こうショーワ感漂う漁師町(3) | 淡路島 岩屋

          今回は、味わい深い岩屋商店街を一眼レフで写した何枚かのスナップからお送りしたい。 この場所で感じた空気を出来るだけ新鮮に伝えたいからだ。 パチンコ コンドル。華々しい看板には光が少ない。島のオッチャンたちの遊び場だろうか。 岩屋商店街、とググると「激レトロ商店街」や「伝説の商店街」と出てくるが、 一見何の気なしに歩いてみると、少し古めの商店街かなという気にもなる。 向かいのコーヒーパーラーは閉店してしまったのだろうか。常連の猫たちは今日も立ち寄る。 ただ、どうかな

          海の向こうショーワ感漂う漁師町(3) | 淡路島 岩屋

          海の向こうショーワ感漂う漁師町(2) | 淡路島 岩屋

          磯の香りと、波に揺られて軋み合う漁船たち。 岩屋港は、海上交通の要として、淡路島北端だけでなく町自体の玄関口でもある。 船着場のすぐ横で、釣りに興じる人々。町並みは海沿いに東西に広がっている。アジや小サバが上がっているようだ。 町は、涼しい季節であれば歩いて回れるが、真夏であれば自転車やオートバイに乗るのも悪くない。 様々な客で賑わう、岩屋側の乗り場。最近は車で淡路島に渡るより、時間が掛かっても船旅を選ぶツウな旅客も増えているらしい。 昼過ぎに着いて、まだ食事も済ま

          海の向こうショーワ感漂う漁師町(2) | 淡路島 岩屋

          海の向こうショーワ感漂う漁師町(1) | 淡路島 岩屋

          淡路島に岩屋という、大好きな漁師町がある。 明石大橋を本州側から渡った先、島の最北端。 島の他の町の例に違わず、海鮮がべらぼうに旨い所だ。 ちなみに、この明石海峡は日本有数の魚産地として知られている。 本州と淡路島の間の狭い海峡で複数の潮流がぶつかる激しい海域なので、エサが豊富なだけでなく、魚たちの締まった身には適度に脂が乗っている、いわゆる旨味抜群の魚が獲れるからだ。 明石の海手に広がる海鮮街「魚の棚」。玉子焼(明石焼)を始め、豊かな海鮮を使った味が楽しめる。 明

          海の向こうショーワ感漂う漁師町(1) | 淡路島 岩屋

          [Vol.2]EAT LOCAL, LIVE LOCALの魅力に気付くまで。

          旅が好きなのは、分かった。 今回はその先を文字に起こして、書いていこう。 ▼今回のまとめ ・きっかけは、旅をした先で見た自然と人々 ・「たまに」じゃ足りない心地良さ ・"EAT LOCAL, LIVE LOCAL" きっかけは、旅をした先で見た自然と人々僕は、比較的、色んなところを旅した方です。 でも行った場所の数より、今の自分の糧になってるのは自分の癖でもある「人間観察」だったのかもしれません。 自分自身、他人の動きが気になる性格なことや、カメラ好きな性格が興じて

          [Vol.2]EAT LOCAL, LIVE LOCALの魅力に気付くまで。

          [Vol. 1]ベトナムの田舎町でバイクタクシーに乗りながら考えていたこと。

          (カバー写真:ベトナム ホーチミンより。2016夏。) ーーーーーバックグラウンドの話です。 地元の外国語大学を出た後、ブライダル業界で働いたんですが、まるで使い物にならず(笑)、旅好きの好奇心が向くままに国内の宿泊業界に飛び込みました。 (写真:働いていたホステルにてハロウィーン。毎日世界中からの旅行者と触れ合うのは、まるで旅行しているようなもの?) その頃トーキョー、キョート、オーサカなどの大都市から皮切りに業界自体がイケイケな時期で、ゲストも多くて楽しかった

          [Vol. 1]ベトナムの田舎町でバイクタクシーに乗りながら考えていたこと。

          [Vol.0]『旅 × ネイチャーメディア』が走り出す前夜。

          初めまして。 自己紹介も兼ねて初めての記事を。 兵庫県の神戸市で育ち、現在は関西で宿業やデザインの仕事に携わっている末田達彦といいます。大食いです。 早速ですが先に要約すると、今 『旅 × ネイチャーメディア(仮)』= 自然と共生する暮らしや、減りゆく美しい自然そのものに、オンラインで「旅するように触れる」ソーシャルコミュニティ、の構築にトライしています。 まぁ「みんなで自然を愛でるメディア」を作ろう!って感じですね。笑 今の仕事が「旅」に関係しているので、こ

          [Vol.0]『旅 × ネイチャーメディア』が走り出す前夜。