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[Vol.2]EAT LOCAL, LIVE LOCALの魅力に気付くまで。

旅が好きなのは、分かった。
今回はその先を文字に起こして、書いていこう。

▼今回のまとめ
きっかけは、旅をした先で見た自然と人々
・「たまに」じゃ足りない心地良さ
"EAT LOCAL, LIVE LOCAL"

きっかけは、旅をした先で見た自然と人々

僕は、比較的、色んなところを旅した方です。
でも行った場所の数より、今の自分の糧になってるのは自分の癖でもある「人間観察」だったのかもしれません。

自分自身、他人の動きが気になる性格なことや、カメラ好きな性格が興じて、普段から街歩きをしながら風景や人々の写真を撮っていたことも影響してますね、これは。

(写真:タイの首都バンコク、カオサン通りの靴売りの青年。世界中の旅人が集う喧騒な通りも、カメラを携えて数時間いると、そこに生きる人々の姿を見ることが出来ます。)

ひとまとめにして語ることのできないトピックですが、旅先で見るものに限っては、自然のそばで暮らしている人々や、シティライフの中にも自然をバランスよく取り入れられている人たちは、すごく笑顔が素敵だなぁと思います。

(写真:マレーシア ペナン島 2015年。『Pearl of Orient"東洋の真珠"』と呼ばれる美しい島に生きる人々は、勤勉なだけでなく、豊かな大自然の中でユーモラスに明るく笑うのが印象的だった。)

極論ですが(笑)、本当です。
そんなハピネスマインドが普段から体に流れている人は、触れ合うだけでパワーがもらえますね。

「たまに」じゃ足りない心地良さ

よく海外に旅に出ていた2016~2017年ごろ以降、自分の仕事でもある宿業の中でも仕事内容が変わり、オフィスワークが増えてきました。(この頃から撮影やデザインといった仕事が始まりました)

その関係で、これまで住んでいた神戸から、大阪のど真ん中に引っ越しました。
神戸といっても海や山も近い自然豊かな郊外で育ち過ごしてきたので、仕事で行き慣れた大阪と言えど、すごく生活環境が変わりました。

(写真:大阪 阿波座。有名な交差高架(高速道路)の写真を撮りに出かけたりするのが、シティライフの隙間の楽しみ。)

仕事に集中出来て便利ですが、一方で人も多いビル街での生活は時に窮屈で、ストレスが溜まってしまうことも多く、そのたびに3,4日の休みを取って関西を出て、国内でも自然が豊かな土地へ旅行に行きました。

(写真:熊本 久住高原。その頃乗っていた愛車にカメラを積んで、九州までロードトリップに行った際の1枚。透き通った空気が体を揺らす。)
(写真:鹿児島県の南に続く、青い海が美しい奄美群島の一つ『加計呂麻島』の西阿室集落。大自然が残る風景と、そこに生きる人々が印象的。)

で、そんな自然に癒されるのは当然ですが、いつも心に思い出として残るのが、何よりも人との交流が、なんというか『生きた交流』なことなんですよね。

自然の力に毎日のように触れている人々だから、話したり、些細なやり取りをするだけでもエネルギーがすごい、というか。(語彙不足)

最初は気づかなかったけど、そんな旅から帰ると自分も当然のようにエネルギッシュなんですよね。(笑)
ただ、しばらく日々を過ごしてたら、また何とも言えない疲れが溜まってきて...と。

もしかすると、自分の場合は自然の中で育ったというバックグラウンドがあるからかもしれませんが、それでも便利なシティライフは、これから遅かれ早かれ現代社会の負の側面になって、多くの人の心の余裕を無くしたり、人の心を疲れさせてしまったりする要素になったりするのかなと思いました。

(※便利さ自体はすごくウェルカムです。これまでよりも、スマートに、早く、簡単に、といった類のものは皆をハッピーにします。)

そこで、自分の結婚のタイミングに合わせて地元神戸に引っ越しました。
海と山が近くて、人も(良い意味で)少なく、静かな街です。2019年のこと。

EAT LOCAL, LIVE LOCALのカルチャー

神戸に引っ越してから、休日を使って自然や地域の文化に触れることが増えました。
もともと宿業を始めた時も、「いつか地元で宿をしたい」と思っていたので、興味の向くままに、いたってナチュラルな流れでした。

(写真:神戸北野の町並み。街並みの中にも、緑という"遊び"を入れたスタイルは、いかにも肩の力を抜いて、リラックスできるような空気感。)

ある日、近所に大きな卸売市場があるのを知り、訪れてみると、たくさんの卸売業者さんがセリをしていたり、地域の人々に農作物や海鮮物を売っているのが目に入りました。

色んなローカル卸売市場で、地域住民に開かれたお買い物デー的な日があるので、興味がある方は行ってみてください。

もともと小さいころから釣りが好きで、家の近くの海でもシーズンになるとハマチやアジ、サバといった青物が釣れることを知っていた僕は「きまぐれクック」という、魚捌き系のYouTubeチャンネルにハマっていました。

『いつか自分で捌いて食べられるようになりたい!』と思っていたので、その市場との出会いは、まさに渡りに船、早速、料理人の知人にも付いてきてもらって、ハマチの幼魚「ツバス」を買い、教えてもらいながら自宅で捌いて美味しく食べました。

端的な表現ですが、凄く感動したことを覚えています。
それが「地元産(市場で売っていただけで確約ではないけど)だから」か、それとも「自分で捌いたから」かは分からないですが、食を通じてその土地の自然と繋がったことに、凄く感動を覚えました。

日々の漁師さんの仕事や工夫、漁協の流通ネットワーク、無口だけど優しい市場の兄ちゃんなど様々なバックグラウンドを経由して、自分まで届いたんだな、と。

これはあくまで「食」という、きっかけの1つですが
そういった自然と繋がる経験が、もっともっと視覚化できれば、自然への愛ってすごく増幅するよね、って。

自分は偶然そういった実体験ができたけど、それが物理的に難しい(かもしれない)シティや遠く離れた土地からでも、同じように自然を感じられるようなメディアがあればいいのに、と。

そんなふうに思ったのが、今回『旅 × ネイチャーメディア』を作ろうとおもった理由のうちの1つです。

なかなか文章が拙く、読みづらくて申し訳ありません(自分ではひとつながりになっているつもり笑)。。。

次の記事に続く...。

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