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ハゲの呪縛から脱却する方法

新宿での動画撮影のために、あらかじめアンケートを取っていたことは先日の記事でも書きましたが、そこから見えてきた「ハゲの呪縛から脱却する方法」を書いてみようと思います。


アンケートから見えてきたもの

どんな経緯でアンケートを取るようになったかというのは、過去記事をお読みいただけると嬉しいです。

世代によって評価が変わる

「スキンヘッドやハゲの男性モデルは"あり"か"なし"か」
というアンケートを実施したわけですが、世代に応じて評価が別れます。

  • 20代 男性 37% あり/女性 33% あり

  • 30代 男性 50% あり/女性 60% あり

  • 40代 男性 92% あり/女性 82% あり

  • 50代 男性 60% あり/女性 73% あり  

という結果でした。
さすがに20代はハゲに対しての評価は厳し目ですが、30代を超えてくると過半数以上が「あり」という評価に転じているのは、見た目だけじゃなく中身を見るとか自分ごとになってるとかが評価に影響しているのかなぁと思います。新宿では10代の子たちにもインタビューしたんですが、僕が直接インタビューしたにも関わらず「自分や彼氏がハゲるというのは受け入れにくい」という回答がありましたので、アンケート結果にもそのへんが影響してるのかなと思いますね。

以上のことから30代以上をターゲットにしたものならモデルのニーズはあるということが分かりました。これは案件を発注する側の方も知っていただきたい!!

「なし」の答えから

「なし」と答えた方に自由回答していただいた中で最も多かったもの、
「分からない/(理由)なし/なんとなく」がダントツトップでした。
恐らくですが、生理的に受け付けられないというものでしょう。
この回答は若い世代だけに集中しているわけでなくて、各世代に一定数いました

先述にある通り、30代以降は「なし」の人が少ないので、生理的に受け付けられない、という人は全体的にはより少なくなるということです。
この回答からハゲの皆さんにお伝えしたいことは、

「ハゲは"みんなから"キモイと思われる」と思い込まないこと!!

です。もちろん全くゼロで居ないというわけではありませんが、その少数派の人達を気にしてしまってはいけません。

「あり」の答えから

「あり」の回答の中には「なし」の生理的に受け付けられない的な内容とは全く真逆のものがいくつかありました。

  • (ハゲが)ダメな理由が分からない

  • 多様性があって良い

  • 気にならない/髪は関係ない

ポジティブの意見というかとてもフラットに感じて嬉しく思いました。実際、ハゲ・ハゲかけてる人が最も髪の毛があるかないかを気にしているのかもしれません。
多くの人が「髪なんて個性だし、気にしてない」という考えを持っているということは、なんとなく自信に繋がりませんか?

「あり」の中にも注意すべきことが

とはいえ、堂々とありのままでええんや!!で良いかといえば、そうではないことが「あり」の他の回答の中にあります。

  • カッコよければ良い

  • 似合ってたら良い

  • 清潔感があれば良い

ちなみに「カッコよければ良い」が「あり」の中で一番の理由。
「あーやっぱただのハゲはあんねや・・・」と悲観することはありません。実はこれらの回答にはその人の主観が関わっているということです。
それこそ人の好みは多様性があるので、自分自身の姿を鏡で見て凹む必要はないと思いますし、諦める必要はないと思います。

この回答で一番気にしたほうが言いのは「清潔感があれば良い」。
これは取り組みやすいですし、清潔感というのは多くの人に共通していると思うんです。例えば、服にシワがない、爪が伸びていない、鼻毛が出ていない、太りすぎていない、などです。これは努力できる点です。

街頭インタビューで

新型コロナの規制が解除になってから、多くの外国人観光客が日本に押し寄せていますが、僕がインタビューした東京・新宿にもたくさんの観光客がいらっしゃいましたので、彼らにも同様に質問してみました。

ロンドンでは

イギリスから来た女性グループに質問したところ、
「ロンドンではスキンヘッド・ハゲ(BALD)をトレンディよ!」
とめちゃくちゃ嬉しい回答が!
僕が「じゃあ、僕はロンドンに行くべき?」って聞いたら、「もちろん!」

パリでは

今僕が目指しているランウェイの開催地パリはどうかというと、ハゲ「BALD」とセクシー「SEXY」が組み合わさって「BALDY」って言葉があるくらいなんです!!

みんな、ヨーロッパに行こう 笑

ハゲの呪縛からの解放

アンケートの結果から見えてきたものは、ハゲの呪縛に最も囚われているのは、ハゲを気にしている人だと言うことです。
先述しましたが、「(ハゲは)なし」というのは少数派。
そこは人の目を気にせず自信を持つように努力すれば良い。

逆に「(ハゲは)あり」の場合でも清潔感がなければ、とたんに「なし」という評価になってしまいますから、ここは人の目から清潔に見られる努力はすべきでしょう。

人は「どうせ自分なんて」という卑屈な態度やで「コソコソした」自信のない様には嫌悪感を抱きがちで、逆に自分に自信を持って生き生きしている様には好感を持ちます。

今回のアンケートの結果から

  1. 清潔感を保つこと

  2. 人はそれほどハゲを気にしていないから恥ずかしがらない

  3. 自信を持って好きなことを楽しんですること

  4. ハゲ(BALD)はセクシーでトレンディという価値観のアップデート

以上が僕が考える「ハゲの呪縛から解放される方法」です。
僕自身も38歳の時にハゲを受け入れてスキンヘッドにしてから、ずいぶんと気持ちが楽になって、積極的になれました。今オーディションにチャレンジできているのもマインドセットが変わったからだと言えます。
このことをもっと多くの日本人のハゲの人達に知ってもらうためにもオーデション頑張って勝ち抜いて、パリでランウェイ歩きます!

応援よろしくお願いします!!


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