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コロナ下で、おじいちゃん、おばあちゃん、そしてあなたの体力は大丈夫ですか❗️❓ 意外と知らない、高齢者の健康を脅かす「フレイル」について ご家族の気づきも大事❗️ 予防策など

こんばんは!
お久しぶりです! たつやとまさとです。

コロナ…また流行ってきてますね…
そんな中で心配になったことがあります。

それは、運動不足や外出制限による孤独などです。

まだ若い方や中年世代は、現役で働いてる方が多いと思います。
ただ、今お仕事をされていないご高齢の方たちは❓
体力は落ちてませんか❓食欲はありますか❓精神的に元気はありますか❓

もし当てはまる場合は、

フレイルが起きているかもしれません…


決して他人事では済まされません。実は知らぬ間にフレイルになっている方もいらっしゃいます。ただフレイルは、早期発見と適切な対処により改善することができるという特徴もあります。

そこで本日は、

・フレイルとは

・フレイルになると

・フレイルの診断基準

・フレイルの予防ならび介入方法

・フレイルになった際は❓

について説明していきます。

・フレイルとは

加齢に伴い、ご自身の免疫機能が低下する事により、生活習慣病や細菌など様々なストレスに対する回復力が低下してしまう状態です。

例えば、今まで体調不良は寝ていれば治っていた場合でも、加齢により自然には治らない状態になったことを言います。
つまり、完全には身体が弱っているわけではないですが、元気いっぱいとは言い切れない程度の状態だと思ってください。

・なぜフレイルになるの

フレイルは、様々な要因によって発生すると言われています。

それは、
① 身体的な要因(食が細くなったことによる低栄養や口の筋力低下、運動障害(骨粗しょう症・膝の痛みなど))
② 精神・心理的要因(認知症・老年期うつ)
③ 社会的要因(外出機会の減少、孤立など)

などと言われています。

これら3つの要素のどこに原因があるかにより、対処方法が異なってきます。

周りにこのような方はいらっしゃいませんか❓
例えば、「最近疲れているようで外に出る機会が減った」、「食が細くなった」、「運動しても疲れやすくなった」など。
また最近は、「コロナにより外出の機会が減る事で、刺激や運動量が少なくなった」など。
このような方は、もしかするとフレイルの状態になっている可能性があります。

・フレイルの診断基準

フレイルの診断基準をご紹介します。

日本版CHS基準

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項目 評価基準
□体重減少 :6 か月で,2〜3 kg 以上の体重減少
□筋力低下 握力 : 男性<26 kg,女性<18 kg
□疲労感 :(ここ 2 週間)訳もなく疲れたような感じがする
□歩行速度 :通常歩行速度<1.0 m/秒
□身体活動 :①軽い運動・体操をしていますか? ②定期的な運動・スポーツをしていますか❓上記の 2 ついずれも「週に 1 回もしていない」と回答 

これは、全5項目のうち3つ以上該当する場合は、「フレイル」と診断されます。
また、1.2つ該当する場合は、フレイル予備軍と診断されます。

・フレイルの予防並びに介入

フレイルの予防ならびに介入方法は、『栄養介入』と『運動介入』があると言われています。
 『栄養介入について』
筋肉の萎縮(筋肉の衰え)は、筋肉内にあるタンパク質に影響しており、筋タンパク質の合成(筋肉がつくこと)と分解(筋肉から栄養を取ること)のバランスに左右されています。筋タンパク質の合成は、栄養と運動やホルモンなどによって誘導されています。したがって、方法としては十分な栄養が重要であると言われています。特に、高齢者になると、タンパク質の摂取量は急激に低下すると言われています。これは、おそらく年々噛む力が衰えることで、嚙みにくい肉を摂取する機会が減少する事が原因かと思われます。なので、年齢が重なるにつれて意識してタンパク質を摂取することが必要であると思います。また、フレイルになるとさらに多くのタンパク質を摂取する必要があります。例外として、体の内部にご病気を持たれている方は例外なので、かかりつけの先生などに相談することが必要だと思います。
 『運動について』
 運動に関しては、レジスタンストレーニングが有効だと言われています(レジスタンストレーニングは自分の体重やダンベルなどを使って運動をすること。いわゆる筋トレ)。運動をすることで、筋肉量、筋力ともに若年者と同様の効果を高齢者に認めると言われています。また、運動とタンパク質との併用がより効果的です。
 行う運動としては、軽いスクワットや椅子からの立ち上がりなどのあまり体に負荷が掛かりにくい運動が適切だと思います。ダンベルなどをもって運動を行った方が筋力強化には適していますが、高齢者の筋肉にはかえって負荷が掛かりすぎる場合もあります。また、心臓病を持たれている方には、過度な負荷が掛かってしまうので注意が必要です。

フレイルになったさいは❓

・早期であれば体力が取り戻すことができる状態です。積極的に栄養価の高い食事を取り入れて運動を行う必要があると思います。しかし、栄養状態が悪い時に、過度な運動を行うと、さらに筋肉の量が減ってしまうため、注意が必要です。

・社会とのつながりを持つことに億劫となったり、閉じこもりとなる前に、自分が得意なことやできることを見つけて、地域のボランティアに参加するなどして外出を促していきましょう。例えば、前回記述させていただいたラジオ体操や、地域の町内会などに、積極的に参加していきましょう。


これらは、本人だけではなかなか行動を起こせない方が多いです。そのため、ご家族も積極的に働きかけて、ご本人一人で抱え込まないようにストレスを緩和してあげることも大切です。


以上で、フレイルについての説明を終了します。
世の中から少しでもフレイルが減少し、元気な高齢者が増えていきますように。

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