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コラム第3回:スイング動作の強化トレーニングってなに?

(松)こんにちは! サポートスタッフの松澤です。このコラムでは鈴木トレーナー監修の元、スポーツ愛好家の方へ向けた内容を発信しています。

(松)前回、前々回は鈴木トレーナーの3つある得意な分野のうち2つを解説してきました。

(松)第3回では、最後の1つである、スイング動作の強化トレーニングについて教えていただきたいと思います。

(松)それでは鈴木トレーナー、今回もよろしくお願いします!

(鈴)よろしくお願いします!



スイング動作の強化トレーニングってなに?


(松)それではさっそく、スイング動作を強化するトレーニングとはどういったものでしょうか。

(鈴)はい。どのようなスイングをしたいかによって多少異なりますが、そのゴールから逆算して必要な身体の動かし方を学んでいきます。

(松)ゴールから逆算ですか! そのトレーニングを行うとどういった変化が起こりますか?

(鈴)テニスであれば「スピンがかけやすくなる」「強いショットが打てるようになる」「楽に打てるようになる」などがあります。ゴルフであれば「身体の負担が減る」「飛距離が伸びる」「打球が安定しやすくなる」などですね。

(松)ありがとうございます。試合に直結する変化ですね!

(松)それでふと思ったのですが、スイングの練習というと素振り練習が思いつくのですが、ただテニスの素振りをするだけで、試合でボールを上手く打てるようになるとはあまり思えません。鈴木トレーナーはどう思いますか?

(鈴)私もそう思います。そもそも、実際に試合の中でボールを上手く打つことと、ボールがない状態での素振りでは求められるタスクの量が違います。
素振りのときはあくまで「どのように振るか」しか求められませんが、実際の試合では「どのように振るか」+「どのようなボールが飛んでくるか(予測)」+「どのようなボールを打つか」と、タスクが多くなります。

(松)なるほど。それでは鈴木トレーナーが行っているトレーニングは素振り練習などとは違い、試合を見据えたトレーニングということでよろしいでしょうか?

(鈴)そう言われるとハードルが高くなってしまいますが(笑)、それで合っています。お客様が抱える運動課題に対して、その実行に必要な要素をまずは考え、アプローチし、また、それを試合に生かせるように実施しています。

(松)ありがとうございます! これは心強いですね! そんなトレーニングですが、個人でもできるトレーニングはやはりあるのでしょうか。

(鈴)もちろんあります。やはり自主トレは必須です。

(松)具体的に1つ、教えていただいてもいいですか?

(鈴)先日ホームページで掲載した回旋可動域についてのコラムで紹介した「90-90オープナー」という、上半身の回旋可動域を向上させるエクササイズがおすすめです。

このコラムを参考に回旋可動域を測ってみてください。基準値を満たしていない場合はまず、紹介しているエクササイズに取り組むことが大事かと思います。

(松)ありがとうございます! それではそろそろ今回のコラムを終わりにしたいと思うのですが、実は第3回まで執筆していて、気づいたことがあるのですが、質問いいでしょうか。

(鈴)もちろんいいですよ!

(松)いろいろなお話を聞かせていただいて思ったのですが、トレーニングというのは自分の考えたとおりに体を動かせるようになるためのものと考えていいですか?

(鈴)はい! 自分の思った通りに身体が動かせるというのは非常に大事な要素のひとつです。それともう1つ大事なのが様々な状況への対応に共通する身体の動かし方(運動制御)を学ぶということです。

(松)運動制御?

(鈴)人間は様々な運動の課題に対して、同じ動作のパターンで対応をしています。この動作のパターンのことを運動制御といいます。かなり複雑な内容になるので、運動制御の解説は今後専用のコラムを掲載したいと思います。

(松)分かりました! 楽しみにしたいと思います! それでは今回のコラムを終了させていただきます。鈴木トレーナー、今回もありがとうございました!

(鈴)こちらこそありがとうございました!



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鈴木達朗オフィシャルtwitter


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