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慶応 森林監督・仙台育英 須江監督の対談 〜個人的に永久保存しました〜
高校野球ファン垂涎の対談動画がありました。
しかも主催が、野球のデータ分析の第一人者とも言える神事先生です。
1時間と長いですが、見応え抜群でしたので、個人的には永久保存版となりました。
自分の備忘のために、印象に残った部分をnoteに残したいと思います。
ただ、大事な部分や詳細な部分は、ぜひぜひ動画をご覧いただければと思います。
このnoteでは個人的に印象に残ったキーワードだけ、書かせてもらいます。
僕の感想
僕は野球に関する仕事をしているわけではないですが、この両監督のお考えは、ビジネスにおけるリーダーシップにもかなり通ずるなと思いました。
また、”育児”という観点でも、重要な示唆に富んでいるとも思います。
両監督ともに共通しているのは、指導者の役割は、”答えを与えることではない”と仰っている点です。
ではなくて、自分で考える力、自主性を育むという点に、力点を置かれていますね。
![](https://assets.st-note.com/img/1698701240652-tKxubzml21.jpg?width=800)
さて、では個別の内容を書いていきます。
チーム作りについて
▶︎森林監督
相手に研究されても、こちらがやることは変わりがない
指導者としての自身のキャリア
▶︎須江監督
中学生を教えるという役割から指導者のキャリアを積んだのは財産である。
指導の上で、大切なのは「待つこと」。
出来なくて当たり前。
中学生には自分の可能性が無限大にあるんだぞ、と伝えてきた。
▶︎森林監督
ビジネスマンになろうとしたが、野球部での熱い気持ちには程遠いなと感じて、野球部の指導に戻った
ベンチワークで大切にしていること
▶︎須江監督
選手にストレスをかけない、ということを大切にしている。
勝敗はプレイボールの瞬間に決まっている。
あと、俯瞰して、試合を見るように心がけている。
と言うのも、成果を出している指導者の話を聞いたりして、学んだ結果としては、そうしている人が多いと気づいたからだ。
▶︎森林監督
選手を邪魔しないように心がけている。
奥の方で目立たないように見ている。
成長する子供達にできること
▶︎森林監督
普段は小学生の教員をしている。
減点方式ではない。
ちょっと出来ただけでも、すごいね、OK! と言う感じで、認める方向でやっている。
野球の楽しさを伝える工夫
▶︎森林監督
ポイントは2つだと思う。
子供自身が成長を感じられること。
他者から認められること。
これが満たされれば、子供は野球を楽しいと感じ、続けたくなる。
そういう環境作りが大切。
▶︎須江監督
自己肯定感が下がらないように心がけている。
自主性について
▶︎須江監督
”自主性”を指導者が与えようとした時点で、自主性ではない。
そうではなくて、自己理解が大事。
自分で気づくこと。
自主性のスタートは、自己理解である。その先に自主性がある。
その自己理解を、学生に促したい。
▶︎森林監督
生徒が、自分で掴みに行くという姿勢が大事。
それに対して、「支えますよ」というのが指導者の姿の理想。
新しい情報をうまく使う
▶︎森林監督
野球の技術は、ネットなどで生徒が自分で収集しているので、口を出さない。
自分の役割としては、「社会はこうなっている」という部分を教えている。
データについて
▶︎須江監督
自己理解のために、データを使っている。
データであれば正確に自分を知れる。
神事さんのコメント
仙台育英も慶応も、生徒が大人のような普通の会話ができる
つまり、古い高校野球部のような、何を言われても
「はい!」
しか言わないような感じでは全くない。
普段から、自主性を大事にして、自分で考えることを実行しているからこそ、出来る会話である
"高校生"を教えるということ
▶︎須江監督
よく話しているのは、高校野球をやらなかったら?、という話。
バイトをして、金貯めて、短期留学ができるかもしれない。
高校生はそれぐらい自由である。
それでもあなたたちは野球をやっている。
ならば、楽しみや深みがあった方が良い。
そのためには自発的な行動が大事である
楽しみや深みを得る為の自発的な行動の中には、多少の苦しいことがある。
その苦しいことにどう向き合うかという心の葛藤がある。
しかもそれが、生徒一人一人で全く違う(成熟度が違う)。
なので、個別個別のパーソナルな対応が大事と思っている。
また、生徒が将来的に社会に出て困ったときに、高校野球で学んだことが活きたり、立ち返れたりすると良いなと思って、接している。
今後、高校野球の指導者になりたいが、どうすれば良い?
▶︎須江監督
それはシンプル。
正解が一つだと決めつけないこと。
こうあるべき、などと決めないこと。
正解は複数あるし、思考を柔軟にしていけばよい。
以上となります。
とても学びのある動画でした。
今日も読んで頂いて有難う御座いました😃
最後までお読みいただき有難う御座います! サポート頂ければ嬉しいです😃 クリエイターとしての創作活動と、「自宅でなぜ靴下が片方無くなることがあるのか?」という研究費用に使わせて頂きます!