【香りで、メンタル・コンデショニング②】
忘れよう、考えないようにしよう・・・
そう思って、
そのことを考えないようにすればするほど、
実は上手くいかない。
「シロクマ理論」をご存じですか?
「これから30秒、シロクマのことだけは絶対に考えないで下さい」
と言われて、30秒待つのですが、
感情抑制の逆説と呼ばれており、
考えないようにコントロールしなければならなくなると、
頭の中で考えていないかをチェックしなければいられなくなり、
逆に意識しないではいられなくなる、
というものです。
考えないようにしようとすると、
考えないではいられなくなることが実証されています。
気分を変えようすると上手くいかない。
だから、気分と上手く付き合っていくことにしました。
その気持ち(=気分<感情)を受け入れてしまうのです。
「気分=エネルギー」です。
・気分(感情)は、行動に影響する
・気分(感情)は、エネルギー(熱量)である
・気分(感情)は、あなた自身ではない
つらい…
かなしい…
どうしたら…
そうだ、
香りがあった。
気分と上手に付き合っていくために、
香り・匂いを上手に利用しよう。
脳科学として、しっかりとしたエビデンスもあります。
人間の五感のうち、
嗅覚だけが、
原始的な脳(大脳辺縁系)にダイレクトに伝わります。
香りは、記憶や自律神経に作用する力があるからです。
いい香りだなあ、嫌な匂いだなあ、と思ったとき、
何が起こっているか?
鼻腔に入った物質が匂いを作ります。
香り・匂いは、分子量が小さい。
物の最小単位である分子量で、約300くらいの小さな物質です。
そして、
香りは、揮発性なので、大きくて重いと飛んでいきません。
夏の暑い盛り、匂いを感じることが多いですよね。
梅雨の時期は、雑菌も繁殖しやすく悪臭が発生します。
気温が上がってきて揮発するようになると匂いを感じやすくなるので、寒い時期は、少し温めるとニオイが強くなります。
~香り。匂いとは?~
世の中に匂いは数十万種あると言われています。
・動物の匂い
・植物・森林の匂い
・食べ物の匂い
我々動物は、新陳代謝によって匂いを出しています。
動物は、その匂いで、敵か味方か、交尾をする相手か、それとも戦う相手かを決めています。
植物は、他の生物、植物同士で連絡しあうために香りをだしています。
森林が出している香りは、呼吸器に良いとされ、
アロマテラピーとして使われています。
食べ物の香り・・・
例えば、1杯のコーヒーには、
約300種類の香り成分が含まれています。
だしの香り、
お味噌汁の香り、
スープの香り、
ほっとしたことはないですか?
食卓は香りの宝庫です。
香りが、私達が食事をするときに喜びを与えてくれている、
というのが分かるのは、風邪をひいたりして鼻がつまったときです。
鼻がつまって香りがしない食事は、とても味気ないものになりますよね。
香りでお店に引き寄せられたり・・・
調理する匂いを屋外へ漂わせ、お客様を誘う飲食店もあります。
~原始的な脳(大脳辺縁系)について~
偏桃体・・・
情動的な感覚を引き起こし、ストレス状態を感知し、アラートを身体中に出します。
なんとなく心地よい、なんとなく嫌だ、
ストレス状態に陥ると体中に危険信号を発令します。
視床下部・海馬・・・
自立神経、ホルモンを介して、信号を出してストレスと戦うための体制を作っていきます。
偏桃体・視床下部・海馬に、
直接、信号を送ることが出来るのは、
「嗅覚」の特殊性です。
視覚、聴覚にはない特殊な回路です。
ちょっと難しいのですが、
簡単に言ってしまえば、、、
これは、何の香りだろう?
「みかんの香りだ」
と、分かってから心地よいと感じるのではなく、
脳にダイレクトに伝わったひとつの信号で、
~なんだか心地よい~
と感じられるのが「嗅覚」の特徴です。
つづく・・・
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