転職を考えている時に相談してはいけない人
「転職をもっとカジュアルに」
こんにちは！転職サポーターたつみです。
マンツーマンのオンライン形式で転職支援を仕事にしています。
今回は、転職を考えている時に相談してはいけない人について話していきます。
結論から言うと、
「利害関係のある人」には相談してはいけません。
これがどういうことなのか？解説していきますね。
利害関係のある人に相談してはいけない理由
なぜかと言うと、
「利害関係のある人の思惑や偏見が入ることで、客観的な話をしづらくなるから」です。
その中でも、特におすすめしない人たちがいます。（日本語としてはちょっと変ですが）
その人たちは、
「転職エージェント」と「親友」です。
転職相談をしてはいけない人その1：転職エージェント
転職エージェントは転職活動中の人の相談を受けることが仕事ではありません。
あくまで相談を受けた人をエージェントが扱う求人や会社に紹介、そして転職してもらうことが仕事です。
だから相談する時点で、お互いの狙いや目的がミスマッチしているわけですね。
つまり転職エージェントは利害関係にあるので、相談相手としては違うのかなと思います。
転職エージェントとの関わり方は、「本当に仕事を探すぞ！」と覚悟を決めて、かつ「どんな仕事を探しているか？」が自分でハッキリと説明できるようになっているタイミングで行いましょう。
ではそのタイミングとはいつなのか？
それは、あなたの転職する軸や考え方が固まったタイミングです。
一般的な転職エージェントは、あなたの自己分析まではサポートしません。
もちろんやってくれるとこもあるでしょうが、あくまで簡潔にであって、そんなに深いところまであなたの自己分析には時間をかけられないでしょう。
なぜなら転職エージェントは、なるべく早くあなたに面接を受けてもらって内定を獲得してもらいたいから。
だからあなたの転職する軸や考え方が固まっていないまま転職エージェントに相談すると、あなたが望まない転職になる可能性が高まってしまいます。
そんなの嫌ですよね？
より良い未来を手にするための転職ですから、後悔の少ないよう転職エージェントに相談する前には、必ず自己分析を行うようにしましょう。
そして自己分析が終わり、具体的に面接を受けたい会社を探すタイミングになった時に、転職エージェントに頼りましょう。
転職相談をしてはいけない人その2：親友
今でこそ転職は当たり前になりつつありますが、それでもなかなか周りの人に気軽に話すことはできないと思います。
そんな時は、気心の知れた友人についつい話してしまうものじゃないでしょうか？
でも実は、親友は転職エージェント以上に転職相談をしてはいけません。
「親友なら利害関係もないんだし、私のことをよく知っているから相談相手として問題ないんじゃないの？」
とあなたは思うかもしれません。
ここで重要なのは、
あなたのことをよく知っていることそのものが、実に厄介なのです。
気心知っている仲だと、ついつい転職のアレコレを話したがる気持ちはよくわかります。
ですが、あなたのことをよく知っている人であればあるほど、あなたに対するイメージが固まっているものです。
たとえば大学の頃からの付き合いの親友だったら、あなたに対するその親友のイメージは、5年以上前の大学の頃からほとんど変わっていません。
そんなあなたがその親友に、「実は転職を考えていて…」と言ったら、その親友はどんなことを言うと思いますか？
その話を聞いた親友はこう思うのです。
「あぁ、転職のことを考えるようになったんだなぁ」と。
つまり、大学の頃のあなたと今のあなたの変化を見ているわけです。
だからどうしても、過去のあなたのイメージと今のあなたを結びつけてしまうのです。
親友が上記の例の場合だと、その親友の感情や先入観が入る可能性が高いので、第三者の視点での話がどうしてもしづらくなります。
相談というのはアドバイスを求めるではありません。相談というのは「今後自分がどうしていきたいか？」という考えを整理するために行うものです。
それが友達に話をすると、昔のあなたという固定観念ありきでの話をされがちになるので、相談とは違うくなるというわけです。
親友だと、相談しているのにアドバイスされることが多々あります。
「今のポジションを失うのはリスクがあるんじゃないの？」
とか、
「なんで大企業の人事を辞めるの？もったいなくない？」
とか、
「転職するなら、今流行りのITエンジニアとかいいんじゃない？」
とか。
（全部私が転職相談したときに言われたことです笑）
そもそも人は変化を簡単には受け入れられないものです。だから他の人が変わっていくのも止めがちです。
特に身近な人が変わっていくのを見ると、いろいろ焦っちゃったりしますよね。
だから、あなたのことをよく知る親友ならばなおさらです。
もし親友に転職のことを話すときは、転職先が決まったタイミングで話しましょう。
転職を相談するときはこんな人がおすすめ
ではどんな人に相談をすればいいのか？ですが、これは利害関係のない人、つまりあなたのことを知らない第三者です。
そしてできれば相談したい内容をすでに経験済みである人だとなおいいですね。
たとえば以下の人たちは良さそうです。
・客観的に話を聞いてくれる人
・転職を複数回経験している人
・転職しようと考えている業界、業種で仕事している人
特に「客観的に話を聞いてくれる人」の存在は貴重ですよ。人ってついついアドバイスしがちなので、あなたの話を聞いているようで聞いてくれないことってまぁまぁありますよね？
あとは、あなたとの関係性が比較的薄い人もいいでしょう。目安としては、知り合ってから数ヶ月〜1年くらいの人ですね。
あなたのことを知っているけど、深く知っているわけではない。だからある程度客観的かつあなたに合わせた話ができます。
これらのポイントを押さえつつ、あなたの周りにいる利害関係のない人に転職を相談してみてください。
きっと、あなたが気づきもしないようなことが見つかりますよ。
まとめ
今回の内容をまとめると…
・転職を考えている時に、利害関係のある人には相談してはいけません
・利害関係のある人の思惑や偏見が入ってしまい、客観的な話をしづらくなるから
・相談相手は第三者で、かつ相談したい内容をすでに経験済みである人がオススメ
というお話でした。
転職を考えていることはなかなか周りに言いにくいし、かといって自分で解決するのも大変ですよね。
しかも転職があまり一般的ではない環境にいると、ますます肩身が狭くて不安になる気持ちはよくわかります。私もずっとそんな気持ちでいました。
ましてや私は転職を考えている時は採用担当でしたからね。転職なんて考えていいのか？とよく一人で悩んでいたものです。
そんな時こそ、誰かに話を聞いてもらいたいと思うのはとても自然なことです。
そういう状況で相談に乗ってもらえる人が見つかると、今の状況から一気に前に進めます。
「あっ、これでいいんだ」って。
そう思えたら、あとは行動あるのみです。
転職の相談相手を探すのは大変かもしれませんが、今は転職サービスやマッチングアプリもたくさんあるので、それらを使いながら相談相手を探してみてください。
もし見つからない場合は、私に連絡してください。30分程度であれば無料でご相談に乗らせていただきますので。
人に頼ることも、立派な行動ですよ。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました！
（もうちょっとだけ続きます）
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