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「40歳」の退職・独立・移住・起業(濃厚な1年間のまとめ)

ありがとうございます。
これを読まれるということは、私と何らかの関係がある方、もしくはこれから関係を持ちたいと思われている方かと存じます。本当に貴重な時間を割いていただき感謝いたします。最高です。

私のこの1年間の軌跡を15分で読めるようにまとめました。
振り返るとけっこう濃厚な1年となりまして、お酒を飲みながら読まれることを推奨します。(時間がない方は太字の箇所を読むと8割言いたいことがわかますよ=本質的なことは短くシンプルに)


おい、松草、今なにしてん?

こ最近、このようなお声を掛けていただくことも多く、蟻ほどな存在の私にはもったいないと思いつつ、みなさまに心配かけまいということで近況報告を踏まえて今後の活動についてお知らせいたします。

(1)2023年8月に17年間勤めた会社を退職しました。

2006年に新卒で入社をしたベネフィット・ワンという会社ですが、独立をするために退職いたしました。
新卒から7年(20代)→インドネシア法人で8年(30代)→日本帰任して2年(40歳)
ちょうど40代に差し掛かるところで、退職し独立することを決めました。
約10年ずつチャレンジングな環境に身を置く判断をしている事に振り返り気づきます。

ベネフィット・ワンでの経験は、、、と書いていると長くなるので一言でいうと、
一生分の経験をさせてくれて、くっそお世話になりました!です。

法人営業のいろは、新規事業の推進、アライアンスの拡大、海外事業の立上げと経営、大組織の部門長、などなどこれ一つの会社で経験できるって入社当初はイメージできていなかったかなー。
お陰様で思い切り向き合ってきたので、サラリーマンの経験値としてはまあ一定水準を超えたかなと自分では思っています。ただその分、睡眠と魂はそれなりに削ってきたので、等価交換なのかもしれません。
私は好きですよ、ベンチャー然としていたあの時代。

経験もそうですけど、何よりも人との繋がりが広くできたことが最大の価値です。
人生振り返る時が来たら、思い返すだろうなと想像しています。一方で歳も重ねてきてこれから付き合う人は厳選されていくんだろうなーともイメージしています。

なぜ辞めたのかという事を聞かれるのですが、2つあって。

・危機感とワイルドな判断を求めて
元々独立志向はあったので、いつにしようか考えるうちに40代突入ということで危機感もあったと思います。人生半分折り返すところなのですが、もう一回無理できるなと思った事。むしろ今やらないともう無茶できなくなりそうだな、と自分の人生をどう使おうか考えた末にチャレンジしてみようというのが動機です。たぶんこの判断の方がのちのちワイルドな判断したな、と薄れゆく記憶の中で笑えるような気がしています。
逆に各方面からは、今のポストと将来のキャリアを考えたら今のままの方が良くね?という意見もいただくのですが、これが2つ目の動機なのでして。

・会社のフェーズと自分の立ち位置
インドネシアでの事業経験が良くも悪くも脳と体に刷り込まれてまして、毎日ヒリヒリしながら市場と向き合って、ゼロ→イチから1→10のフェーズへシフトしていく体験は今考えても刺激的でして、手探りではあるけど徐々に掴み始めた感覚からブレイクスルーを迎えるのって、ビジネスの世界じゃないとあまり体感できないんじゃないかなと思います。あの時は確かに、生きてる!でもまた明日生き抜きゃなきゃ!という想いで毎日過ごしていました。

そして、久々に日本に戻り2年が経過するなかで、「おや、居心地がいいな。日本最高」と感じるようになりました。日本人同士のコミュニケーションでかつ一定の市場の評価を受けている事業、任せていただいた組織はもちろんメンバー数の多さも扱う情報量と顧客基盤の大きさ、ダイナミックかつ繊細な意思決定が求められるやりがいのある仕事です。

さてさてどうしたものか、今のこの会社のフェーズにおいて、自分の仕事に熱狂できているのか?・・・非常に表現のしづらい部分はあって、あくまでも私個人が感じた事です。簡単な職務ではないし、それを求められてアサインしてもらったことも重々承知の上で、それでも順行していく組織の指揮を取りつつ、そんな事を思っていました。

言い換えると、私の先輩や後輩たちがこの安定感のある環境を作ってきたんだ、それって簡単じゃないし、長い年月かけないとできないよ、すげー!と思います。わかる人にはわかると思いますが、この会社が対峙する企業団体のサイズや種類、そしてユーザー数、企画数、半端ないです。その中でBtoB領域でこれだけ市場の評価を受けているのは創業から今まで多くの人たちが構築してきた資産、賜物だと本当に思います。本当に偉大な会社だと思います。

会社も生き物ですから、フェーズごとに求められるものは違います。血液の循環も一部では必要だと思います。
会社のフェーズと自分の未来のイメージが少し差がでてきたなと感じまして、次のステップへ踏み出そうと決意をしたわけです。

そしてボスにその旨を伝えまして、

「そんなこったろうと思ってたよお前は、わかってたよ、で、次なにすんの?」

(うわー、見透かされてたー。さすがマイボス。)

ということで、離れる時期をしっかりと相談して決めつつ卒業へという運びとなりました。今まで本当にありがとうございます、大感謝です。

ちなみに、ベネフィット・ワンさんは少し前にTOBネタなどでも話題になっていましたが、中の人たちとは今でも良い関係で過ごさせていただいております。外に出てみて、気づくことも多々あるのでご提案としてお持ちし、頂いたご恩はお仕事で少しずつお返しできたらいいなと思います。
いや、お仕事ください。笑

過去を遡るとベネフィット・ワン時代に何本か記事を書いていたので、お時間がある方はどうぞ。10年前のちょっとイキった内容も今じゃ可愛らしいです。(そうか?)


(2)退職した後は地方と海外に行ってました。

1年前、まだベネフィット・ワンでの仕事はしていましたが、岩手県で開催される「スパルタキャンプ」に参加していました。プログラミグを短期間の合宿形式で学べるというプログラムです。

ちなみにこの企画、チート級な内容になってまして、受講料無料+宿付きという、企画した自治体とパートナー企業さん達まじで頭イかれ・・・クレイジーすぎ。移住者や就業者が増える事での投資対効果を期待しておられるかと思うのですが、そんな簡単じゃないでしょ。と思いながら参加させていただきましたありがとうございます最高です。

約3ヶ月間ですが、週末だけ岩手に行き授業を受ける、平日は東京に、移動が多くこの受け方はあまりおすすめしませんが、開催地である平泉町(世界遺産の町!)は私の自宅からドアドアで3時間なのでそこまで苦ではなかったなと記憶しています。ちなみにLINEBotを開発していた時が一番楽しかったです。

ここで学んだ事と、現地で出会った人や、地域のいろんなものがこの先の私の方向性を決めることになります。

受講時のことはこちらの記事が詳しいので、お時間ある時にどぞ。
めっちゃオススメなので興味をもった方はぜひご連絡ください。


私は、退職時に決めていたことがあって、自由に使える時間ができるので、余すことなく厳しく使っていこう、でした。独立のための準備期間でもあるけども、今後同じような時間は訪れない(時間あまってても年取ると動けないじゃないですか)と思い、毎日思いっきり生きてました。学ぶことに時間を使うことを重点的に、所謂リスキリング的な、そして今出会える人とずっぷり仲良くなろうと。

そして、第二の故郷といっても過言ではない、インドネシアのジャカルタに約2年ちょいぶりに行きまして。1ヶ月ほど滞在して、旧友と飲み明かしつつ、パンデミック以降の市場の変化(まだ成長は止まらない)を味わいながら、もう一度インドネシアでビジネスを作ろうと決めました。
私が初めて訪れた2013年と比べて、そりゃもう圧倒的な成長を遂げています。その当時からポテンシャルしかない、と言われていた(ポテンシャルのまま過ぎ去り続けるのだけど。笑)まだまだみんな若い、みんなが今を楽しみ明日を不安視していない、こんな成長市場を間近で見てきた自分の経験を活かして、ビジネスを通して日本のプロダクトや企業をインドネシアの市場に流通させて、両国の発展に寄与したい気持ちが高まりました。

ジャカルタにいた頃、会社は違えど本当に切磋琢磨した仲間達が今はほとんど日本に戻ってきてどんどん偉くなっているなか(もっといけ!)私はもう一度ハードシングスに飛び込んでみます。笑

ジャカルタ赴任中にいろんな意味で戦ってきた猛者たちと@新宿2023(肖像権確認は事後で)


さらには、九州エリア、沖縄、北陸エリア、信州エリア、東海エリア、東北エリア、さまざな日本の地方へ訪れました。(あれ、関西行ってなかったな)各地で出会う人が繋いでくれる縁が、40歳を迎えるこのタイミングでこんなにもあるのかと、この1年で出会った人の多さと、酒の量は過去を思い返してもトップクラスで、本当に健康を維持することが最大の自己投資だなと思うようにもなりました。


このような活動から徐々に自分がやりたい事業、やれる事業、やらなきゃいけない事業、こんなことが具体化していきビジネスプランの外郭ができてきまた。

ちなみに、退職してからの約6ヶ月は収入はほぼ無しなので、通帳の残高が減る様子は見ていてなんとも儚くとも清々しい気持ちになりました。お金って大事。でも使い方としては無形の投資であっていずれこの経験が価値=報酬となって返ってくると思えていたので前向きな感じではありました。はい。
あと、若いうちからお金のことちゃんと学んでおこうぜって本当に言いたいです。小学生も中学生も、その頃から経済活動を意識して、まずは個人の資産をどう増やすのか、有形無形問わずね。私は人並みなリテラシーがあったので、こういう時間の使い方(投資の仕方)をしようと思ったわけで、うん、義務教育にしましょうよ、そうししょう。

(3)さて事業活動開始、 1周まわって移住、 はい起業しました。

年末から年明けにかけては本格的に事業活動をスタートしました。 この時点では個人事業での請負いでして、ようやく法人設立の準備に移行ました。
そして春頃には、本当にありがたいことに、

■ヘルスケアスタートアップの取締役として事業立ち上げ
(パーソナルトレーナーと遊休施設とユーザーの三者間マッチングプラットフォームを開発中)
■新規事業開発領域で複数社と顧問契約
(ご提案のアポをとらせていただいた皆さま大感謝です、引き続き何卒)
■インドネシア進出支援・海外販路開拓でビジネスパートナー契約
(今後はがっつりこの領域でプロジェクトを作っていきます)

このように1人コングロマリット状態ですが、ご縁もたくさんいただき形になってまいりました。


そして、もう一つ4月から肩書きが増えました。

■岩手県平泉町地域おこし協力隊に就任
平泉町の地域財産(≠負債)である空き家の利活用を通じて地域活性を目指します。
最近は自治体の中でこのプロジェクトのPMとして職員の方と一緒に活動をしています。向かうところは、空き家の利活用を通じて、町の経済を潤すことに繋げ、人口減少を食い止め、新しい地方の価値が日本の価値になる、これを目指しています。

これをきっかけに、平泉町に家を借り東京と岩手の2拠点生活(たまにジャカルタ)で新たな期を迎えました。
はい、結局スパルタキャンプの項で触れた「移住する奴いるんかい…!」のその奴に自分がなったというオチでございます。自治体もパートナー企業さんも良い投資してますね。笑
どうも、伏線回収系でやらせてもらっています。

平泉にいるなかで交流するのは、当地の伝統工芸の技術を受け継ぐ職人兼経営者の方や、歴史を守り文化と暮らす諸先輩方、都会から移住してきた志高い若者など、本当にまだまだ地方は元気でイノベーションの芽が育つ環境だと実感しています。お酒を交わしながらこんな話ができる事って東京で想像できてましたか?(まだ東京で消耗してるの?)

その裏で多くの地方が抱える人口減、高齢化、首都集中による弊害、もちろん空き家問題も、さまざまな課題を抱えています。それを自分たちで変えていくんだ、という気持ちは確かにそこにある。小さくて目立たない意思かもしれないけど、確実にそこにある。私みたいな蟻のような存在でも、気づくことはできた。この火をなんとか大きくしていきたいし、可能性を具体化していきたい、日本中も世界中もびっくりするような事が地方から起きるということを信じて進んでいく。それだけです。

地元の方とお神輿を世界遺産中尊寺まで担がせてもらいました。こういうの好きって気づいた!



そしてそして、ようやく2024年5月2日に起業しました。

■Ameba Works inc. | 株式会社アメーバワークス 代表取締役に就任

事業ドメインとしては、
・海外進出支援
・新規事業開発支援
・中小企業支援および地域活性事業

自分の得意分野と、日本と地方の課題感を掛け合わせて、
海外×地方×新規事業の方程式で勝負をしようと決めました。

今後は拠点とする東京はもちろん、東北エリアにおいて地域の官民問わず各団体と協業し地方の魅力を世界に発信していこうと思います。
オフィスは東京渋谷を本店として、岩手平泉にも東北支店を作っておりますので、お近くにお越しの際はぜひお立ち寄りください。
協業のネタあるよという方いれば、ぜひお願いいたします、すぐに飛んでいきます。

会社のミッションとしては、こちらを掲げております。

Global Vision, Local Solutions.
グローバルな視野で、ローカルな解決策を実現


また、社名に込めた思いとしては、
クライアントニーズに合わせてプロフェッショナルなワークスチームを柔軟に組成し、
各プロジェクトが有機的に連携し、変幻自在に形を変え、市場に価値を提供し続けたい、という思いを込めました。先ほどの方程式通りに考えると、一見繋がっていないプロジェクトやヒト・モノも実は密接に、そして重要なファクターとして同じゴールを目指すことになる、そんなイメージです。

この発想の元となった自由大学「アメーバワークスタイル」それと新規事業といえばの「社内起業学」方面の皆様に置かれましては、10数年前のあの機会が巡り巡ってこういう形になりました、とお礼とともにご報告いたします。

詳しい事業内容はまた別の機会で、メディア等で発信していきます。
まずは、コーポレートサイトβ版を先んじてこちらで公開いたしますので、お時間ある方は舐め回すようにご覧ください。

ちなみにこちらのWEBサイトはプログラミングキャンプで培ったものと+ノーコードツールを存分に活かして自作してマス。βから本番に移行するにはもう少し時間かかりそうですが、今しか見れない構成な気がするので今のうちです。(誰かデザインセンスというものを譲ってください)

Ameba Works inc. コーポレートサイト

さいごに、これだけは言わしてください。



人生一度、明日終わってもいいように、今日一日熱狂しようぜ!


ちょっとぐらいわがままに生きてもいいじゃない。
たまにはみんなに感謝しようぜ。ありがとうって心の中で叫ぼうぜ。


(っありがとーーーーー!!)



(お仕事の依頼お待ちしてまーーーっす!!)


あとがき

最近はずっとChat GPT(4o)と一緒に仕事しています。
1人月は確実に捻出できていると思います。
事業モデル策定の壁打ち、企画書作成の補助、資料の要約など。
本当に激務に耐えてよくやってくれています。ブラックですよ、この人。

で、この記事を書くことについて、
久々にまったくAIをかまさず作文してみました。
「あー、この言い回しもっと良い感じのないかな」とか、
頼りたくなるのですが、グッと我慢。
で、読み返してみたら微妙な表現たくさん使ってますね。人間ぽい。笑

で、最後にきてようやくGPTを使いました。
誤字脱字の添削をお願いしたんですよね。
そしたら、出るわでるわ。笑

これからもブラックな関係をよろしくお願いします♡
バイバイ。

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