48回目の誕生日を迎えた僕と3回目の誕生日を迎えた会社

今日48歳になりました。
そして、株式会社EMBは第2期が終了し、3期目に入りました。
更に、本日付けで本社登記を西東京市から事業所のある横浜市へ移動しました。

ジム開業1周年の雑感


今年の5月に店舗開業1周年を迎えた時に、noteに以下の文章を綴りました。↓↓↓↓↓
『この1年間で大きく変わったことは、必要以上に感情が上下することが少なくなったということです。特に下への振れ幅は小さくなりました。良く言えば「肝が据わってきた」ということでしょうか。
経営者として物事の因果を深く思考することが増えたからかもしれません。今日までも多くの苦難や苦悩、葛藤がありましたが、やはり「人間万事塞翁が馬」というのは本質で、振り返ってみると「あの時のあの苦難が今この場所に繋がっている」ということばかりです。
それによって「どうしようもないことを必要以上に嘆いても仕方がない」と心の底から思えるようになり、「開き直る力」が磨かれた気がしています。』
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開き直る力は更に強化された

この時から7ヶ月が経過しましたが、この「開き直る力」は更に強化されました。
その理由は2つあります。
一つは、命について考えさせられることが多くあったことです。
知人のご家族が自死されたり、ジムのメンバーさんで癌が発覚したり。
また敬愛する方の愛犬が亡くなったり。
身近な家族や動物との死別は、経験した人でなければわからない深い悲しみが、もっと言えば当事者でなければわからない苦しさがありますから、軽々しく推し測ることはできません。
ですが、そんな「命」と向き合わざるを得なかった方々の姿や行動を見ていて、本当に色々な感情が沸き起こりました。そして、今あるこの命を落とすことに比べたら、できないことなんてないなって。
それと、今年は多くの著名人が亡くなりましたね。訃報を耳にする度にとても悲しくて残念な気持ちになりますが、同時に「人はいつか死んじゃうんだ」って当たり前のことを確認させられました。
人間の死亡率は100%です。どんなに凄い人でも、遅かれ早かれ必ず最期はやってきます。であれば、なるようにしかならないとしても、自分で決めたことをやりきりたいなって思います。
直近では、資金繰りが苦しい中において、ファイナンスに苦労しています。(銀行は「晴れの日に傘を差しだし、雨の日に取り上げる」といわれますが、その通りだなと思います。)
正直に打ち明けると、生きた心地がしない時もあります。
以前の自分なら「どうしよう」「もうダメかもしれない」などと動揺して思考停止していたかもしれません。
ただこれも経営者になって挑戦しなければわからなかった感覚だし、このリスクとスリルもまた人生の一部だと考えられるようになりました。
先ほど「生きた心地がしない」と書きましたが、一方でこんな気持ちになるも、生きている証ですね。

そしてもう一つは、僕をより突き動かしてくれる存在が増えてきたことです。
リアル店舗を経営してきて、ジムを気に入ってくださったり、フィロソフィに共感して通ってくださるメンバーさんの数も少しずつですが増えてきました。そして、その方々との関係性や絆も時間軸の中で強固になってきている手応えもあります。「ジムがなくなったら困る」と言ってくれる人もいます。
また、こんな状況の中でも、志や事業に対する考え方に理解を示して僕の話に耳を傾けてくださる投資家の方もいらっしゃいます。
そして、同じ経営者として応援してくださる同志の方も増えました。

こんな僕を信頼してくださる方や、期待を寄せてくださる方が増えてくればくるほど、それに応えたい、応えなければならない、がっかりさせたくない、裏切るわけにいかない、という想いが強くなります。
こういった利他の精神が芽生えてくると、すぐに楽な方へ逃げたがる僕でも、惰性にまみれたり簡単に諦めたりしようとするメンタルを持ち続ける方が難しくなります。

未だヨチヨチ歩きの吹けば飛ぶような会社と未熟な僕ですが、来年はこの状況を打破すると同時に次のステージへ進みたいと思っているので、とにかくド真剣にやります。

3期目もどうかよろしくお願いいたします。

株式会社EMB 代表取締役社長
青野 達彦

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