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急速に拡大しているゴーストレストラン、その事業形態とメリットって何?

みなさんこんばんは、福田達也です。

みなさんはゴーストレストラン(ゴーストキッチン)というものをご存知でしょうか。客に見えない形で飲食店の営業を行うことからゴーストレストランと呼ばれています。

ここ最近特にお店が増えていると言われている、このゴーストレストランについて改めて調べてみました。

ゴーストレストランとは

ゴーストレストランとは、客席がないレストランの総称で、キッチンで調理した料理をテイクアウトや宅配によって顧客に提供しているサービス形態です。

ゴーストレストランの発祥はアメリカです。ニューヨークやロサンゼルスといったアメリカの都市部は賃料が非常に高く、大きな敷地面積を維持するのは非常に困難です。

そこで借りるスペースをキッチンのみにすることで賃料を抑え、提供するサービスの顧客をデリバリーやテイクアウトに絞ることで、初期投資やランニングコストを抑えてサービスを提供できるようにしたものです。

ゴーストレストランと通常のレストランの違い

ゴーストレストランと通常のレストランの違いは客席の有無です。通常のレストランは、一般にレストランに来店した顧客に対して飲食という形でサービスを提供します。そのため、サービスをするための客席が必要となったり、顧客の回転や座席の充填率などを意識する必要があります。

一方でゴーストレストランはキッチンしか持ちません。そのため、一般のレストランのように、みんなで食事を楽しむ時間などを提供することはできません。その代わりサービス形態をテイクアウト専門にすることで、ビジネスコストを抑えたり、サービスの提供価値を明確にしたりしています。

またゴーストレストランはクラウドキッチンやバーチャルキッチンとも呼ばれ、キッチン設備だけを用意して、飲食のサービス提供は他の方に任せるというスタイルもあるようです。

ゴーストレストランのメリット

ゴーストレストランのメリットは大きく3つあると言われています。

1つ目は、調理のみに特化していることです。これは初期投資の小ささにかかってきます。場所が空間が重要なサービスではないので、内装やレイアウトにもこだわる必要はありません。集客については、一般的なデリバリーサービスやSNSを利用することになります。

2つ目は、ランニングコストを抑えられることです。客席がない分だけ、純粋にお店の借面積を小さくすることができます。このコストには賃料だけでなく、光熱費なども含まれます。

3つ目は、一つの店舗で複数のサービスを提供可能なことです。一般的なレストランであれば、例えば中華であれば中華料理といったように一つのサービスしか提供できません。しかし、ゴーストレストランであれば、同じキッチンを用いて、仮想的に様々な店舗・サービスを提供できます。また、先程のようにキッチンのみを貸す/借りることによるシェアリングエコノミーとしての側面もあります。

このようにゴーストレストランはメリットが多く、特に今の時流に合っているように思います。日本の東京も都市部の賃料が非常に高いので、今後ますますと増えていくでしょう。

しかし、新しい事業形態であるゴーストレストランに対しては、法律が追いついていない部分も多く、潜在的な問題も抱えているようです。そちらについては、また別の記事で紹介できればと思います。

終わりに

本日は、日本の都市部でも急速に増えているゴーストレストランについて調べてみました。

UberEatsなどの宅配サービスの流行や、新型コロナウイルスによるテイクアウトへの消費形態の以降から、このスタイルのサービスは今後も増えていくことが予想されます。私もまだ利用したことがないので、まずは利用する所から、関わってみたいと思います。

本日も読んでいただき、ありがとうございました。
また次の記事でお会いできることを楽しみにしています。

参考文献


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