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表メッセージ

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もう裏だなんて思わない。堂々と、幸せのニュースをお伝えします。日曜日の礼拝ごとに、一週間の生きる力を、人生を変える力を、神の言葉がもっていると確信していますから、それを指し示す取…
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2023年6月の記事一覧

いまを踏みしめて (詩編37:23-24, フィリピ4:6-7)

いまを踏みしめて (詩編37:23-24, フィリピ4:6-7)

◆確かな歩み

指揮者によって。ダビデの詩。賛歌。
主よ、あなたは私を調べ
私を知っておられる。
あなたは座るのも立つのも知り
遠くから私の思いを理解される。(詩編139:1-2)
 
神さまは何でもお見通し。そう聞いたとき、少し怖い思いがしませんでしたか。神が私の全部をご存じだなどと言われると、不安にならないでしょうか。それとも、そんなことは信じられない、と思うでしょうか。自分が都合の悪いときに

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父と子 (イザヤ9:1-6, ペトロ二1:16-19)

父と子 (イザヤ9:1-6, ペトロ二1:16-19)

◆変貌山の出来事

礼拝説教は、何らかの聖書箇所を読み上げ、それに基づいたメッセージを語るという形式になります。もちろんふつうは、その取り上げた聖書箇所から話をするものです。今日私は、イザヤ書と第二ペトロ書を掲げました。それなのに、第三の聖書箇所として、マルコ9章を最初に開くことにします。少しだけ、長い目で見てください。
 
2:六日の後、イエスは、ただペトロ、ヤコブ、ヨハネだけを連れて、高い山に

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聖書について (テモテ二3:12-17, ヨシュア1:7-8)

聖書について (テモテ二3:12-17, ヨシュア1:7-8)

◆使徒信条

今日は些か毛色の変わったメッセージになることをお許しください。まず、「使徒信条」を意識します。カトリックでもプロテスタントでも、礼拝の中でよく「使徒信条」を共に称えます。信仰告白の柱のようなものです。この「使徒信条」のほかにも何種類か同種のものはありますし、その教団で独自に考えたものがある場合もあります。
 
最も有名なもの、広く使われているものとして、「使徒信条」があるわけです。歴

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絆があるから (エレミヤ50:1-8, コリント二1:21)

絆があるから (エレミヤ50:1-8, コリント二1:21)

◆言葉にできない

すべての人が神に救われます。時折、そのように言い始める人が現れます。そう考えたい心理は理解できないわけではありません。聖書の言葉の一部を拡大すれば、そう受け取ることが不可能ではない、ということもありうるだろうと思います。けれども、聖書の解釈には慎重にならなければなりません。また、人間の願望を、神に受け容れさせるかのような態度も慎みたいものです。神を、人間のロボットにするとなると

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