群れる都会を出て山で独りで暮らすこと
こんにちは@tateshina_lifeです。
どの本に書いてあったか忘れましたが、人類の歴史上これだけ個体同士が近く、頻度が多いコミュニケーションを取っている時代はなかったそうです。
僕は都会で群れるのが嫌になり山の中で住むようになりました。
元々あまり他人と特に目的もない中で常に一緒に過ごすことが苦手で、大学を卒業して入った会社(戦略コンサルティング)でも、プロジェクトそのものは楽しいのですが、オフィスの席に座って周りの人ととりとめのない話をすることや、社員旅行に行ったりすることがあまり好きではありませんでした。”楽屋ネタ”のような会話が好きではなかったのです。
ですから、会社に属している頃からどうすれば出社しないで済むか、について試行錯誤を続けてきました。
幸いコンサルティング業界はいち早く裁量労働制が採用され、プロジェクトチームのリーダーにもよりますが、情報収集や専門家インタビューなどで外出することにいちいち許可は必要ありませんでした。
自分のペースで孤独に仕事をして最後にしっかりと結果を出す。そういう働き方が自分に合っていると最初から分かっていて、その声に素直に従って行動してきました。山の生活もその延長線上にあります。
時節柄、リモートワークという概念がかなり一般的になりました。多くの企業で採用されたようですが、ここに来て出社スタイルに戻そうという動きも感じられます。ちなみに僕は95%リモートで仕事をしています。
話は変わって僕の経験からですが、目的を告げずにとにかく会ってミーティングをしよう、と言ってくる人とは仕事をしない方が良いです。
孤独な人は、ミーティングの場を成果を価値として発揮するための「本番」として捉えています。それがリアルであれば、場の空気も含めてコントロールする必要があるのでなおさらです。
その本番を目的も告げずに気安くやろうとすること自体、常に本気で臨もうとする相手を尊重していないのです。相手を尊重しない人ととりとめのない場で一緒にいる必要があるでしょうか。
「会いたいです。いつ東京にいらっしゃるんですか?」
と言われたり、SNSでコメントやメッセージをいただくこともあります。僕は東京に戻る予定はほとんどなく、確実に言えることはありません。
会いたいと言われることは嬉しいことですが、「会いたいなら蓼科まで来てください、山でお待ちしております」と答えています。
孤独は嫌だという人もいるかもしれません。
しかし、人は本来孤独に生きていく動物です。
孤独に生きていくからこそ実際に会ったその瞬間が輝くのです。
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