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「いい歳なんだから無理するのはやめよう」は呪縛です | 無敵な身体をつくるヒント
こんにちは@tateshina_lifeです。
SNSで繋がっている方の投稿で、
「40歳になった身体がめっきり弱くなった。無理が効かなくなった」
「脚や腰を痛めてしまった」
「安静にして動かないようにしよう」
「無理なことはしないようにしよう」
というような内容を見かけることが2021年くらいから増えました。また、僕に対して仕事やプライベートのことを話す中で上記の意味でアドバイスを頂ける方もいらっしゃいます。
当時の僕は46歳。繋がっている人たちも僕と近い世代を中央値として分布しているとすれば、そういった傾向になるかもしれません。また新型感染症対策の影響から部屋にこもりがちで運動不足な人が増えたことも影響しているかもしれません。
一方、僕は身体を痛めたり異常を感じたり怪我をしたりということが本当に少なくなりました。特に何もない状態で過ごしている時に発生すること、すなわち原因が不明な状態で発生する症状は全くありません(ランやバイクのトレーニングやレースの結果として疲労を感じることはあります)。
仮に発生したとしましょう。トレイルランニングで脚をくじいたり、重いものを持って腰を痛めたりすることも年に1回ずつ程度は僕でも経験します。そのような症状は1, 2日、遅くても3日で完治します。
これもテクニックです。今日はそのことについて書いていきます。
不整地を走ること
異常が出た時にやめないこと
継続すること
不整地を走ること
簡単な結論ですが山を走ってください。
近くに山がなければ舗装路ではない土や草の上を走ってみましょう。これだけで全身の状態は劇的に改善されます。疲れにくくなりますし、異常が発生したり怪我をすることが少なくなっていきます。
草や土、石ころなど平坦ではない道を走ると、どれだけ注意深く観察していたとしても意外なところから刺激を受けることになります。想定していない刺激に対して今まで使ったことのない身体の部位が反応します。無意識にです。
自然は規則正しくつくられていませんから、ありとあらゆる刺激が入ります。結果として身体の色々な部位が反応し、使われることになります。人間、身体も頭も使わなければ退化します。Use or Loseです。不整地を走ることで全身の部位をまんべんなく使うことが自然にでるのです。
異常が出た時にやめないこと
運動をしている時に少しでも身体に違和感が生じた場合に嫌な気持ちになって不安を感じ、やめてしまう人が多いと思います。そこでやめないことを強く勧めます。
大事なのは異常について意識的になり身体と会話することです。具体的には異常が少しでも軽減されるような動きに変化させて運動を継続し、結果を見ることです。
僕が不整地を走るトレイルランニングを始めた際、それまでロードでは結構走っていたのですが、山に入ってすぐに足首や膝に違和感や痛みを感じました。もちろん嫌な気分ですし、不安を感じました。
それでも僕はやめずに、速度や足を落とす場所・角度・接地時間、身体の傾きや腕の振りなどを変化させて、結果としてどう感じるのかに神経を集中しました。
上記の組み合わせを色々とトライし続けた結果として、その日も走り切ることができましたし、今ではどれだけ長く走っていても筋肉痛や疲労以外感じることはなくなりました。
やめてしまえばそこで終わりです。Loseです。
身体と会話、対話し続けることを諦めないでください。
継続すること
今まで書いてきた中にこの要素は含まれています。そして最も大事なことでもあります。
しつこいですがUse or Lose, 使わなければ退化、というより身体のその部分は機能として消滅します。人間、使わない道具は必要ないものとして手放すようにできています。
コツがあります。運動を健康やダイエットを目的として継続しようとすると続きません。快楽でドライブするのです。
運動した結果何かが食べられるでも構いませんし、運動そのもので身体の気づかなかった性能を発見することに喜びを意味出しても構いません。昨日の自分よりも1cmでも長く走ることができたのであれば嬉しいでしょうし、峠でびっくりするような眺望に出会った時には感動もするでしょう。そういった瞬間瞬間にその気持ちを存分に味わうのです。
健康やダイエットはマイナスにならないようにつとめるものであって、正義ではありますが苦しい正義はなかなか続きません。脳は快楽主義です。心地よいこと楽しいことを求めることに正直です。その脳をある意味騙してしまいます。
何度も言いますが、走っている時、運動している時に意識的に快楽を”味わう”ことが大事です。無意識で運動を終えると苦しい正義から逃げられませんから。
「もうお互いに歳なんだから無理は効かないよね、おとなしく生きていこう」という言葉は呪縛です。嘘です。
50歳でも60歳でも飛躍的に伸びるということはありませんが少なくとも退化や消滅を驚くほど遅らせることはできます。これは現時点におけるスポーツ科学でも定説となっています。
山へいらしてください。
一緒に走りませんか。
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