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標高1,300m, 蓼科の山で生活してみて分かったこと

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僕は東京の東上野、中国の蘇州市、信州の蓼科の3ヶ所に家を保有しています。このnoteでは「所有から使用へ」と言われているこの時代に ・なぜ3ヶ所も家を購入するに至ったのか? ・… もっと読む
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#コミュニケーション

即決する人にストレスはない | 身の回りの”保留状態”にある物事を整理しましょう

こんにちは@tateshina_lifeです。 今日は保留する時間をできるだけ短くすることでストレスがなくなるということについて書いてみます。言い換えれば悩むなら決めてしまえ、ということです。 生活していると判断を迫られる場面が連続します。 その場、そのタイミングで決めることができることもある一方で、判断を先延ばしにする”保留”を選択することもありますよね。 そういった時に保留状態にある時間をできるだけ短くすることでストレスは激減します。決めてしまえば悩みもなくなると

住む場所を変えれば人生は変わる

こんにちは@tateshina_lifeです。 今日は周りの環境が人に及ぼす影響力の強さについて書いてみます。言い換えれば人生を変えたければ環境を変えること、極論すれば住む場所を変えることが最も近道であるということです。 僕は小さい頃から住む場所を転々としてきました。そしてそのたびに人間関係が初期化されていきました。 神戸で生まれ、名古屋、取手、牛久、笹塚、三軒茶屋、北京、上海、恵比寿、浅草、田原町、東上野、蓼科と国をまたいで色々なところで生活し、今では東上野、蓼科、蘇

差別をなくそうとすればするほど全体主義に陥る矛盾

こんにちは@tateshina_lifeです。 今日は差別は課題ではなく現象であり、なくそうとすればするほど差別的になるということについて書いてみます。解決する対象は認知とコミュニケーションであるということも含めて、です。 TwitterやFacebook等のSNSで小学校で身長順に並ばせることが差別であるということについて書かれている記事を引用、シェアされる方が複数いらっしゃいました。 記事を書いた方は、背が低い人には少なからずコンプレックスがあるだろうと書いていまし

天国には表情・感情はない | 屈辱を味わった僕はそれでも地獄で生きる

こんにちは@tateshina_lifeです。 今日は危険な事象はそれにつながるリスクを排除し続けた先は平和だけれど個性や感情はなくなるということについて書いてみます。 僕は中学生の頃、同級生の仲が良い友だち数人と一緒に、上級生から集団リンチのようなものを受けたことがあります。 きっかけは僕らで、軟式テニス部で皆と練習していた時に隣の野球部の敷地に向けてボールが柵を越えて飛び、結果として先輩の頭にあたったことです。 上級生は僕らの方へやってきて誰がやったのか名乗り出ろ

相手に期待しない夫婦だからこそ好きでい続けられる | 共同体の一つのあり方

こんにちは@tateshina_lifeです。 今日は人に期待しないことについての家族編を書いてみます。 僕の家庭では自分のことは基本的に全て自分でやります。 例えば食事。 奥さんと僕とで食に対する嗜好や考え方がかなり異なるので、3食それぞれが作ってそれぞれで食べます。 僕はロードバイクのレースに向けてカロリーと栄養三要素(タンパク質、脂質、炭水化物)について定量化してコントロールしているので、それに合わせた食事を彼女に伝えることや、結果として期待に反した食事になっ

他人に期待をする前に自分に満足する

こんにちは@tateshina_lifeです。 今日は他人に期待をしないことについて書いてみます。 良く言われることで普遍的な本質であると思うこととして、他人は変えられないという言葉があります。 実際、人に何かをしてもらおう、人に変わってもらおうと思って働きかけてもその人は何もしてくれませんし、変わることはありません。そこに期待をかけると裏切られます。 何かをしてもらう、変わってもらうことは言い換えれば「見返り」を求めていることになります。そしてその見返りは期待どおり

苦手だなと思った相手と上手にコミュニケーションをとる技術

こんにちは@tateshina_lifeです。 今日は苦手な感じがする相手と良い関係をつくるためのコツについて書いてみます。 初対面もしくは2回目くらいまでのコミュニケーションの中でやりにくいなと直感的に思った相手のことです。今回紹介するやり方をトライすることも含めて何度もやり取りしてそれでも苦手な相手とはそれ以上付き合う必要はありません。 僕は経営コンサルティングを生業としているので色々な業界の様々な会社、それもあらゆる職位の方々とコミュニケーションを日常的に行います

家族は最も距離の近い他人 | 自己犠牲に陥っていませんか?

こんにちは@tateshina_lifeです。 今日は家族と言えど所詮他人でしかないということについて書いてみます。 僕の奥さんは中国人ですが、中国では家族だからこそ言いたいことは言う、という文化・価値観です。彼女から見れば、日本の家族はそうではなく、遠慮したり礼儀を用いたり、まるで距離の遠い他人のようだと思うようです。 一方で日本には男性が働き、家族を養うという文化が色濃く残っています。知人が蓼科の山にゲストとしてやってきて僕と夕食を共にした際、僕が色々あって東京砂漠

物語が持つ破壊的な力について

こんにちは@tateshina_lifeです。 今日は物語の大切さについて書いてみます。何度も書いたかもしれませんが僕の人生にとって欠かせないテーマでもあるので書き直しの意味も含めて書いてみます。 僕が子どものころ本を読むのが好きではありませんでした。 文学との最初の出会いが山本有三の「路傍の石」を買い与えられたことにあるかもしれません。 書き出しに触れた結果としての食わず嫌いだったのか、内容が当時の僕にふさわしくなかったのか、結局最期まで読んだのかどうかすら覚えてい

陰キャの時代がやってきた | 引きこもりが起こす核融合反応について

こんにちは@tateshina_lifeです。 今日は他人から陰キャと見られても、自分に対しては陽キャでいることの大切さについて書いてみます。 インターネットとSNSの発達によって陰キャの時代になりました。 ひと昔であればオタクと呼ばれた人たちが、個人のこだわりで育て続けてきた小さな箱庭や物語を大きなお金をかけず世界中に発信することができるようになったのです。 以前は国家や企業などの大きな組織が個人に共同幻想を見せる世界でした。実現する夢を多くの人が共有することで組織

会社組織の中で自由に生きるための方法

こんにちは@tateshina_lifeです。 今日は組織の中で自由を手に入れるための方法について書いてみます。 日本では法律上、労働者が過剰に守られています。 会社は労働者との雇用契約を打ち切る手段を持ちえません。労働者側も会社との雇用契約をわざわざ打ち切るということは選択肢として上がりにくいでしょう。 雇用に関する法律上不平等契約を結ばれている企業は、打ち切ることができない従業員を最大限に活かして利益を最大化しようとします。それでも活用できない従業員については、自

ストレスなく仕事をするために、少しのストレスを先に受け入れる

こんにちは@tateshina_lifeです。 今日はストレスをためない仕事の仕方について書いてみます。 色々あるとは思うのですが、僕の中で大きいのは自分をマネジメントして他人をマネジメントしない、これに尽きると思っています。 自分をマネジメントするということは、現時点での自分の能力を基準とした時に、やるべきこととやりたいことのタスクが時間軸で整理されており、その状態が少なくとも向こう3日間は固定されている状態を保つ、ということです。 実現するためには自分の能力の把握

引きこもることで強くなる | 孤独・孤立を感じる人へのエール

こんにちは@tateshina_lifeです。 今日は周囲と合せることができないことや、結果として引きこもりがちなことで悩む必要はなく、むしろ人生の強みになるということを書いてみます。 僕は初めてお目にかかった人と長めの話をした後で「凝り性ですね」と言われることが多いです。 長めの話をすると自然にプライベートの話をすることが多く、トレーニングを続けていることや、食事の量・栄養素について気を使っていること、山で暮らしていることなどが話題に上がります。その結果として先ほどの

堅苦しい挨拶を抜きにすることの意味

こんにちは@tateshina_lifeです。 今日は人に話しかける時は唐突で良い、ということについて書いてみます。 僕はこれを中国で体得しました。 それまでは人に話しかける時には「失礼します」とか「こんにちは」、「本日はよろしくお願いします」などと型通りの挨拶を契機に会話を始めていました。特に深い考えもなくそうすることが当たり前だと思っていたからです。 それがNRIで北京と上海に駐在することになった後、大陸で生活をするようになってからは「皆さんは○○ですか?」とか「