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48歳の就活で感じた事 その10(最終回) アフターコロナってあるのかな。

※写真は黒船(Wikipediaより引用)

就活の面接対策の質問としての感染症対策

就活の面接対策として、観光や飲食の業界で聞かないといけないのは、お店のコロナ対策と今後の感染症対策としてどのように考えられているのか?って部分の質問ですが、一番明確に答えて頂けた回答は、今後は別の感染症が当たり前に出てくる可能性が高いので、観光、飲食業に関わる限り感染症対策はマストになるし、その対策が出来ないお店は厳しくなるだろうという回答でした。
正直、一番現実が解っていると共に、この人と仕事したいと率直に感じましたし、内定は頂けましたが、最終的に家族と相談の結果、その会社に行くことは出来ませんでした。

業界としてのコロナ対策以上にアフターコロナまで考える必要がある

現在、業界全体として、コロナ対策の話はされていてもその後に感染症が出た場合の話は出てきませんし、逆に考えるとそこまでの余裕はないんだろうとは思います。
だからと言って、コロナ後にどうなるのかを解る人間が居ない事も事実ですけど、少なくとも採用側の立場に立てば、その辺りも事を応えられるかどうかは別にしてもある程度の戦略眼が今後は必要になってきますし、応募する側もそうした事に対して、正解か不正解は別にしても、自分の考えを持っておく必要が有るんだろうって感じました。

タチコマ(アマゾン)

※思考戦車タチコマ 攻殻機動隊 (アマゾンより引用)

サラリーマン社会での主体性の在り方

最後に一番疑問に感じたのは、良いサラリーマンと言うのは果たして、自分で思考できる主体性を持ったサラリーマンなのか?それとも、今まで通り自分で思考するよりも、調整型の滅私奉公型のサラリーマンで居る事が日本の企業では求められるのか?
この部分に関して、現在色々議論されていますし、多分正解は無いし、企業によってどちらが欲しいかは、その企業様の社内事情によって変わって来るんだろうなって感じました。
勿論、企業は組織ですから当然色々な人間が居てしかるべきでしょうし、置かれた立場や状況によって行動も変わってきますが、今までの様に飲食業でよくあった完全な体育会系の組織の在り方では、今後商売として成立させること自体が、非常に厳しくなって来るなって感じました。
かと言って、その転換が直ぐに出来る企業様って意外に少ないし、組織の中に違う見方や意見を持てる人間を持てるかどうかが今後問われるようになるなって、数多く面接を受けてみて今回感じる事が多々ありました。
勿論、現状では、再就職をなんとかする事が出来て、まだ出社すらしていないので入社後に目の前の事を必死に覚える事から始まるんですけど、久しぶりに就活する中で、今まで見えていなかったことが多々見えたので私なりに感じた事を纏めてみました。

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