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【雑記】盆踊りのちから だから伝統になるのだと気づく

この夏、職場のイベントの関係で、連日盆踊りの練習をする機会を得ました。

盆踊り。言われてみれば、ワタクシお祭りという行事は嫌いでもないけど、さほど好きでもない。ましてや、わいわい賑やかな中心に入っていく勇気もない。

そんなテンションで、なんとなく遠くからぼんやり眺めていたお祭り。それがいま改めて盆踊りをきっかけに、なんだか身近に感じるようになってきました。

職場ではイベントに向け、毎日若手スタッフさんたちが主導で練習会が開催されています。ふむふむ、今回は3種類の踊りが用意されているのだと。

ようし、みんなで動画を見ながら、レッツ・ダンス。

ダンシング・ヒーロー 盆踊り

これは簡単!5分ほどでそれなりに踊れるようになるし、楽しいし、よくできた踊り。大勢で無限ループで踊り狂いたい1曲です。

さなかざわ音頭

金沢の海の幸マスコットキャラクター「さかなざわ さちこ」(さっちゃん)のオリジナルソングだそうです。魚の動きを模したダンスが、見ていてかわいいし、踊って楽しい。ですが、パターンがわりと多いので練習が必要。かわいいポーズを振り切ってやってみると、日々のあれこれを忘れられます。

百万石音頭

「ザ・盆踊り」的なしっとりとしたオトナの舞?これを自然とキメられたら、かっこいいですよね。優雅に舞う姿には日本のわびさびを感じます。こんなコテコテな盆踊り、通ってこなかった人生だったなぁと痛感したのでした。

そこには肩書もなにもなくなる

練習会には、若手スタッフ、私のような中堅スタッフはもちろん、役員の方も参加しています。

みんなであぁだこうだ言いながら、ぐるぐる円になって踊り続けるひととき。そこにはもはや役職も肩書もなく、ただ自分の身体のすみずみに意識をして動く人間たちがいるだけ。傍から見るとなんとも不思議な光景です。

ひとりひとりが盆踊りの「ゾーン」に入って、もくもくと回り続ける。この静かに熱量がこもっていく現象は、日本の伝統として、かたちを変えつつ脈々と承継されてきている。そんなことにも思いをはせてしまいます。

なるほど、みんなで踊ってみたらわかる。盆踊りって、気持ち良い。今回も踊りの体験に飛び込んでよかったと思えたのでした。

そしてなんと、これからイベントまでしばらくは朝礼のラジオ体操の代わりに、上の盆踊りの練習となるそうな。おお。それも楽しそう!きっと気持ちよくみんなで業務を始められそうですね。

ありがとう、若手のみなさん
ありがとう、盆踊り
ありがとう、日本の夏

おしまい≡⊂( ^-^)⊃♫


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