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海太郎、海を行く

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ザ・海洋冒険ファンタジー
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#海

海太郎、海を行く #9 イワシ禁断の地

「私以外に、海の生き物たちと会話出来る人がこの世にいたなんて…驚いたわ」 海女ゾネスにそ…

海太郎、海を行く #8 海女(アマ)ゾネス

イワシ共和国軍法会議において、危うく極刑を免れた海太郎は、そのままイワシ総合大学研究室の…

海太郎、海を行く #7 イワシの将軍

イワシの大群にワッショイワッショイされながら、海太郎は岩礁の中にある大きな洞窟まで連行さ…

海太郎、海を行く #6 イワシの大群

海太郎が海中をユラユラ移動していると、なにやら後方から騒がしい声があがり始めた。 「おい…

海太郎、海を行く #5 カニ

トビウオたちへの海底メモを書き終えた海太郎が、次なる海域へと足ヒレを掻き始めたその時だっ…

海太郎、海を行く #4 トビウオ

おまえは周りへの愛がない。昆布に言われて、たしかにそうかもしれないと海太郎は思った。 お…

海太郎、海を行く #3 昆布

「何がそんなにおかしいんだ!」 「おまえが人として、あまりにも薄っぺらいからだ。ぺらっぺらの薄っぺら人間だからだ」 昆布の分際で、なにを小癪な。ぺらぺらだと? どちらかといえば、見た目は昆布のほうが薄っぺらいだろうと海太郎は思った。 ほんの少しだけ上手いツッコミが閃いたら、口に出さずにはいられない。しかし、言い争いをしている相手にそれをぶつけたところで、確実にスルーされてしまうことぐらい、海太郎も過去の経験から、なんとなくはわかってはいる。 だが、言ってやりたい。言わ

海太郎、海を行く #2 シロギス

海岸の棚に着いた海太郎は、そこで何年振りかにシロギスたちに話しかけてみた。 「こんにちは…

海太郎、海を行く #1 さようなら

素潜り漁師である海太郎には秘密があった。それは海洋生物たちと会話が出来るということであっ…