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甘く香るスイートピーの花びらには、 美肌を守るようなやさしい愛情を 〜スイートピーのお手入れのコツ〜

甘い香りと蝶のようなひらひらとした花びらが特徴の、スイートピー。英名は「甘い香りのえんどう豆」という意味で、その名のとおりマメ科の花です。咲く時期により、冬咲き、春咲き、夏咲きに分けられます。今回は、今最盛期を迎える冬咲きのスイートピーについてご紹介いたします。

2022年になりました。改めまして本年もどうぞよろしくお願いいたします!1月12日に発送した今年初の定期便は、スイートピーが主役。箱を開けた時の香りもお楽しみいただけましたか?

冬咲きのスイートピーは、カラーバリエーションが豊富。白、クリーム、ピンク、赤、紫系など自然の色味以外にも、人工的に着色した黄色や緑、グレー、ベージュ系もあります。また、花びらの色が異なる複色や、斑模様などもあり、多種多様です。

カラーバリエーションが豊富にも関わらず黄色系品種は作り出すのが難しいと言われており、染色液を吸わせてカラーリングした“染めスイートピー”が開発されました。

クリーム色はあるのに、黄色は自然には存在しない。なんだか不思議ですね。最近では染色技術も進歩し、シックなニュアンスカラーなども増えています。

名前の由来にもなっている香りは、大きくわけて3種類。

1.強香:バラ、ヒヤシンス様の香りに柑橘類、ブドウに似たフルーティーな香り

2.芳香:バラ、ブドウに似た甘くてフルーティーな香り

3.微香:バラ、柑橘類、フレッシュグリーンの爽やかな香り

残念ながら現在流通しているスイートピーの多くは、品種改良により微香性のものがほとんどとなっていますが、+hanaでもお届けしたことのある“恋式部”など複色タイプは香りも強めで、1本でも透明感あふれる香りを楽しんでいただけると思います。

2トーンのミックスカラーが可愛らしい”恋式部”

スイートピーを楽しむポイントをまとめましたので、ぜひ参考にしてください。

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★茎は細く柔らかいので、つぶれないようにまっすぐにカットしましょう。

★下から順に開花するので、花びらが透けていたり萎れている場合は早めに摘み取りましょう。

下から優しく摘み取ります

★花びらは薄く繊細で傷つきやすくなっています。水滴がついたままにしておくとシミになるので気をつけましょう。

★乾燥が苦手なので、エアコンの風が直接当たらない場所に飾りましょう。

★花びらにハリがでて大きく開き長持ちするので、切花栄養剤をぜひ利用してください。

★人工的に着色した品種はお手入れの際に色移りなど周囲を汚すこともあるので、購入時に自然の色か確認すると良いでしょう。

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スイートピーは、他のお花を引き立てる脇役にも主役にもなれるお花です。

スイートピーだけをまとめて飾ったり、ヒヤシンスやフリージアなど芳香性のある春の花と一緒飾って香りのハーモニーを楽しむのもおすすめです。

これからの寒い季節、スイートピーの甘い香りでほっと心が癒されるひと時を感じていただけると幸いです。

公式サイト https://tasuhana.com/

+hana ネネ(プロフィール)

『あなたの楽しみは花のために、花の魅力はあなたのために』をコンセプトとし、季節に合わせた素敵な花を、手ごろな価格でご自宅のポストにお届けするサステナブルな花の定期便「+hana(タスハナ)」の、立ち上げメンバー。元大手生花店で、店長を経験。皆さまのお困りごとが解決できればと、花のメンテや飾り方など、花についてのいろいろな知識をお伝えします。

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