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しなやかな曲線美を堪能してほしいカラー。 〜カラーを少しでも長く楽しむ お手入れのコツ〜

前回の「バラ」に続き、今回も人気のある花の中から「カラー」のお手入れについて詳しくご説明いたします。この「カラー」の中でも濃い紫色で艶やかな「カントール」が、10月6日発送の+hana定期便に入っていました。(※)適したお手入れをしながら、少しでも長くお楽しみいただけると嬉しいです。

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ラッパのような独特の形がとても印象的な、カラー。エレガントな美しさがあり、ウェディングでもとても人気です。
1枚の花びらがくるりと巻き込んでいるように見えますが、実はこのくるりと巻いている部分は、葉っぱが変形した「仏炎苞(ぶつえんほう)」というもので、本当の花はその中の棒状の部分です。

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水田で株から育つ〈湿地性カラー〉と乾燥地で球根から育つ〈畑地性カラー〉があり、前者は茎が太く長めで大輪、後者は茎が細く小輪で色数が豊富という特徴を持っています。

水のあがりがよく、エチレンガスの影響も少ないですが、切花栄養剤の効果はあまりありません
はっきりとした理由は分かっていませんが、特に〈湿地性カラー〉はかえって日持ちが悪くなることもあるため、夏場の生け水の腐敗防止以外は使わなくていいでしょう。
基本的には生け水は浅めにし、こまめな水かえと切り戻しをすることをオススメします。スポンジ状の茎はつぶれやすいので、まっすぐにカットしましょう。

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+hanaでお送りするカラーは、専用パッケージに納まるよう〈小輪タイプ〉をお届けしています。茎の細くしなやかなラインが生かせるので、ガラスの花瓶がおすすめです。

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花瓶の内側に沿わせるアレンジにも向いていますので、茎を少し曲げて形を整えてみてもいいかもしれません。その際は、折れないように優しくゆっくりカーブをつけましょう。

他の花にはできないお気に入りの飾り方を、ぜひ見つけてみてくださいね。


カラーを楽しむポイントのおさらい
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★夏場の生け水の腐敗防止以外は、切花栄養剤を入れなくてOK。
★生け水は「浅め」で。
★小まめな水かえと切り戻しを行い、花瓶やハサミを清潔に保ちましょう。
★茎はまっすぐにカットしましょう。
★茎を少し曲げて花瓶に沿わせるなど、多彩な飾り方が楽しめます。
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↓花の種類による水かえのポイントはこちらで解説しています。        ぜひご覧ください。

※+hanaではプランに合わせた花をお送りしています。同じプランでも花の組み合わせが異なることがありますので、カラーが入っていない場合もございます。予めご了承ください。


公式サイト https://tasuhana.com/


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+hana ネネ(プロフィール)

『あなたの楽しみは花のために、花の魅力はあなたのために』をコンセプトとし、季節に合わせた素敵な花を、手ごろな価格でご自宅のポストにお届けするサステナブルな花の定期便「+hana(タスハナ)」の、立ち上げメンバー。元大手生花店で、店長を経験。皆さまのお困りごとが解決できればと、花のメンテや飾り方など、花についてのいろいろな知識をお伝えします。

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