レシピを見て作るのが面倒と思っていた私が推す料理家さんたち
かつての私はレシピを見て作るなんて面倒だと思っていました。
だからといって、冷蔵庫にあるもので自分が食べたいと思うものをさっと作る技術など到底なく、マンネリにマンネリを重ねて碧碧としていました。
レシピを見て作ってみたことはあるんです。
でも、キッチンがいつも以上に散らかったり、自分の段取りの悪さにイライラしたり、苦労して作った挙句にそんなに好みの味ではなかったり、という感じで全然定着しませんでした。
だから仕方なく食べ飽きた料理を繰り返し作っていく日々が続きました。
ある日、「なぜ、私は食べたくないものをわざわざ作って食べているんだろう。」という疑問が浮かびました。
私は自分が食べたいと思うものを作りたいという気持ちを置き去りにしていたのです。
その思いを解消するにはやっぱりレシピが必要なんだ!と思い、私は自分が作れそうなレシピ探しに奔走しました。
今回は、そんな私が見つけて試してリピートまでしているレシピを提供してくれている料理家さんたちを願望別にご紹介します!
スムーズに料理したい
長谷川あかりさん
長谷川さんのレシピを初めて作ってみたときに嬉しかったことは、キッチンが散らからずにスムーズに調理できたことでした。
真鱈とほうれん草のオイル酒蒸しを作った時、こんなに簡単なのに食べると小慣れた味になって料理上手になった気分になりました。ほうれん草も一袋使うし、お魚も食べられるので鬼リピートしています!
食材は偏りのないように色々食べた方が健康に良いと聞くのですが、お魚だったり、ささみだったり、お野菜だったり、美味しく食べる方法が分からないとき、長谷川さんのレシピは様々なアプローチでサポートしてくれます。
あまり使わなかった食材でも、この調理ならまた食べたい!と思わせてくれたレシピがたくさんあります。
また、野菜とタンパク質を同時に摂取しながらさっぱり美味しく食べられるので、日々のお料理として馴染みやすいです。
長谷川さんのレシピを活用するようになってから、私の体調はすこぶる良好です!
最初に作るのにおすすめな料理
Xに掲載してくれているレシピは、画像4枚の中に分量なども記載してあるため見やすいです。不定期で新作のレシピを公開してくれるので、フォローしておくとお得感があります!
カツオと新玉ねぎでヘルシーなのに、にんにくも入れてガッツリ味!私は魚が苦手なのですが、この料理は紫蘇の香りも手伝って、美味しく食べられます!
唐揚げがこんなに簡単にできるなんて!と感動しました。レシピを覚える気のない私ですが、これは2度作れば覚えてしまえました…。唐揚げはお店で買ってくるのが当たり前と思っていたのですが、今はこのレシピで作って食べたい!と思っています。
料理の味を単調にしたくない
今井真実さん
「食べたくないのに同じものばかり作ってる」という由々しき問題に最初に伴奏してくれたのが、今井さんのレシピでした。
鶏じゃがという料理を初めて作ったとき、停滞していた我が家の食卓に、キラッと新しい風が吹きました。
鶏肉も、じゃがいもも、今まで知らなかった美味しさを発揮していて、ああ…調理の仕方でこんなに美味しくなるのかと驚きと喜びに満たされました。
今井さんのレシピは、素材の味を引き出すことのもう一歩先に連れてってくれると思っています。
調理はものによっては少し時間のかかるものもありますが、決して難しくありません。
自炊に新鮮さを求めている方にはとってもおすすめです。
最初に作るのにおすすめな料理
馴染みのある食材なのにめちゃくちゃおしゃれ味に仕上がります。そして、私はこのジャガイモが大好きなのです。自分史上一番美味しいポテトはマックのやつだと思っていたのですが、それを更新しました。
エリンギ×大葉の味はとっても新鮮でした。エリンギってバターで調理しなくても美味しくなるという再発見もしました。
夏の桃の時期になったらぜひ作ってほしい!ホテルの桃フェアに行かなくても素晴らしい桃のデザートが食べられます。
やる気を高めてから作りたい
コウケンテツさん
食材の切り方や火のとおし方、道具の使い方など、写真とテキストでは伝わらない細かいところまでわかるので、とても勉強になります。
陽気で柔らかな雰囲気の人柄が素敵で、動画を観ているだけでちょっとやってみようかなと思えるのがとってもいいです。
コウケンテツさんのレシピで焼きそばを作った時、焼きそばの概念が変わりました。
適当に野菜を入れて炒めればできる焼きそばですが、ちょっと手間をかけるだけで劇的に上品な味に。
この仕上がりなら、少しくらいの手間はかけようと思わせてくれるのです。
最初に作るのにおすすめな料理
焼きそばより簡単で、ごはんのおかずに最高です!いつか食べたタイ料理のレストランの春雨炒めに似ている味で大好きです。
副菜の「これ添えて」シリーズは、作りやすく常備菜になるものも多数!切り方のコツなども学べるので最初に作るにはもってこいですね。
鍋を使いたくない
山本ゆりさん
あまりに有名な方なのですが、私にとってはレンチン料理がヒットしました。
私はお肉は基本的に冷凍にしているんですが、いざ料理に使うときに解凍する手間が嫌でした。
山本ゆりさんがXで提供されている「鶏チャーシュー」のレシピは、冷凍庫から取り出したカッチカチの状態から解凍と調理が同時にできて天才か?と思いました。
お肉食べたいんだけど、フライパン出したりキッチン少しも汚したくない!って時に、レンチンで調理できるのすごくいいです。
鶏シャーシューは、美味しい照り焼きとして食べられるので、蕎麦を茹でている間にレンチンし、蕎麦屋の一品みたいに楽しんでいます。
山本ゆりさんのレンチン調理は、ブログにまとめられていましたので、他にもたくさん活用できると思います!
詳しい作り方はツリーに書いてあります。フライパンや鍋を使わずに照り焼きが食べられるのは本当に嬉しいです!
これはレシピというか黒豆の食べ方を参考にさせて頂いているのですが、正月過ぎてもこの食べ方でおやつ代わりに食べています。黒豆にクリームチーズと胡桃を混ぜるだけ…めっちゃ美味しいし、体にも良いおやつ!
定番料理を最小限の調味料で作りたい
稲田俊輔さん
この方は料理家さんではなく、飲食店を経営したりプロデュースしたり作家でもありとご活躍は多岐に及びます。
そんな稲田さんですが「ミニマルレシピ」というレシピ本を出版されており、私はとても重宝しています。
ミニマルレシピはどれも、調味料これだけでこんなに奥深い味になるのか!という、引き算の素晴らしさに感嘆します。
麻婆豆腐を作ってみたら、夫も私もとても気に入って、我が家の定番に。イナシュン麻婆豆腐って呼ばせて頂いています。
麻婆豆腐はもちろんのこと、茹で鶏もおすすめですし、個人的に推したいのは、具材一種類だけの「だけスパ」です!
レシピが潔くて、すごくかっこいいです。他のレシピ本でハマらなかった人もこの本ならちょっと違うかもしれません。
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