公務員って何をしているんですか??(地方公務員を例に)
公務員。といってもいろいろあります。
まず、ざっくり大きく分けて、国家公務員・地方公務員とあります。
地方公務員もざっくりすると、都道府県、市町村、特別区、警察官、消防士など・・・と分けられます。
私は県の職員です。市町村職員や警察官とかなら何をしているかすぐにイメージが湧く人も多いのではないでしょうか。
都道府県の職員ってなに?
では都道府県って何をしているいんでしょうか。
実をいうと、私でもうまく説明できませんが・・・
よくあるのは、都道府県は広域自治体。ということです。
国が企画した施策を県内の自治体に適切に周知をすると感じです。
国が行う施策について同じ県内で不公平があってはよくないですからね。
(実情がどうかはこの際、ちょっと置いといてください。)
民間企業でいうとBtoBと言ったほうがしっくり来るのではないでしょうか。
中間に入る卸売業者という感じです。
なかなか窓口業務がないからですね。
市役所に派遣されているとき、当時の同僚や上司は「俺たちは末端行政だからな・・・」とよく言っていたことを思い出します。
市役所は窓口があるので、直接住民と接します。お客様の顔が見えているということですね。
県は窓口業務が市役所ほどはありません。出先機関がありますが、特定の事務に特化(自動車税、保健衛生、土木など)しているので、来庁される方も幅広くではないです。
県庁(本庁)だとなおさらありません。住民の方の来庁を対応する部署はほとんどないと思います。
都道府県はとりまとめるだけ?
だから、「県って何をしているかわからない。現場を知らないから何にもやってくれない。国が言っていることをいうだけの伝書鳩。」って言われることがあります。(市役所派遣時に実際に言われました。)
県はその性質上、県内各市町村のとりまとめをすることが多いです。国から多くの照会が来て、それを都度各市町村に投げてひたすらとりまとめをします。
よって、何かを考えて、創造して、実現する。というようなプロセスがありりないように思えます。
もちろん全くないとは言えないのですが、限られた財源を捻出して自主的な事業をやっているということはかなり少ないです。財源も多くが国に依存しています。この事業、国がお金半分ぐらい出すから、県もちょっと出してね。やるなら管内の市町村もちょっと一緒にね。っていうのが多いです。
それなので、板挟み合うことがとても多いです。国の指示を市町村に伝えると、「もう現場ではこうやっているのに。。。うまくやれないの??どうすんの??」と言われます。この質問に対し、現場経験がない県はうまく答えることができません。答えられません。
県も市町村も法律上は対等です。しかし、この感じだと、県が一方的に市町村に国がやることを指示しているように見受けられます。県は国が補助する事業のチェック・指導を市町村にすることがあります。
ゆえになかなか顔が見えない県。市町村から「なくてもなんとかなるわ。」って思われることも無理がないと思います。
だって、自社製品や他社から受託販売している商品をうまく説明できない卸売業者ってあまりいないのでは?と思いませんか・・・
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