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雲との出会い_230903

風に流され、雲がかたちを変えていく。一瞬たりとも同じ空は存在しないのだ、と気づくと急に その空に出逢えた瞬間が最高のものに感じるから不思議だ。

様々な種類の雲が同時に現れる空は、平面的には同じように見えても実は奥深く 何層にもわかれて存在しているに違いない。(雲の発生条件には諸々影響していて、異なる種類は同じ層にはないだろう)

同時刻に、きっと遠近が変わって違う顔を見せているであろう 同じ空を向こう側から眺めてみたい。けれども同じ人間が見るからこその違いの楽しさを知りたいだけで、実際の事柄としての事実にはきっと興味がわかないのだろうな とも感じる。

まるでプロジェクションマッピングかのように。この日の雲は近く感じた。


あっ、と気づいてカメラを向けた瞬間にはまた違う空になっている。一瞬の共有はなかなか難しい。

だからこそ、この季節は空の色も雲の形も、見上げるたびに愛おしい。

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