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Kei
2024年2月15日 09:50
突出した誰もが振りかえらずに居られない美しき かんばせどの場面、どの人込みにも燦然と輝く圧倒的なる美しき かんばせ凡庸なるむしろ弱き性もつ かの人の憐れなるかな美しき かんばせ目立たずに密やかに溶け込みただ紛れ込めたなら年を重ねる毎にかの人の悲嘆の石は裡に積み上がらずに済んだでありませうに嗚呼我が母よその美しきかんばせの瞳は今
2024年2月6日 15:39
”お母さん、お誕生日おめでとう!ぇっと・・何歳になったんだっけ?”「38歳よ。わたしは、38歳から年を取らないの。」遠い昔の記憶、母の名言。洋装も和装も似合った母の並外れた美貌。小中学校の保護者会、校長先生筆頭に男性教師達が色めき立ち母を観に来ていたと、後に知る。そんな騒動を・・我が兄は恥じ入っていたのだった。 #フォトギャラリー 昨日ホームで見た母の明朗さ、思い
2024年2月22日 15:47
積乱雲を見るとわたしは、父思い父に畏怖し父に焦がれた既に巨大な体躯は見る影もなく半分ほどの痩躯となりし父のそのぎょろりとした眼を見出すときあぁ、まだ父は父なのだ、と思うのだ。
2024年2月25日 13:54
とある小説を読み、ある情景に我が身を重ねてしまった。老いたヒロインが、それ以上に老いた認知症の母を見舞う日々。母は動けず言葉も発せず、13年もベッドに横たわっている。それでもヒロインは母を見舞い続けるのだ。あるとき、老いた母が突然、虚空に白い腕を伸ばし、何やら掴もうとする。”何か”ではなく、”誰か”の手を捜しているのだと、ヒロインは察知し母の手を自分の両の手で包み込む。母の口から