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歌詞と雑文。

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首都を目指す

首都を目指す

この山河の曙を静かに震わせて
重戦車は遠くに進む

怒りを内に鎮めた冷たい車体
重戦車は首都を目指す

人の澱んだ鼓膜には定かに聞き取れず
重戦車は静かに進む

いつかこの旗を彼の地に打ち立てん
重戦車は首都を目指す

隣の町

隣の町

昨晩の未明
隣の町で殺人事件があったって
近くの公園で、叫び声を聞いたって
お喋りなその子は、早口で話す
パトカーが沢山、集まって来たって

良くないと喋る友達と、一緒に、
その町の方へ歩いたよ
通りはしんと静まって
犬の声だけ聞こえていた
みんなと別れて一人で帰ろう
心がくるくる回ってくるから

怒ると意外と怖い人っているもんね
噂もあったけど誤魔化して逃げ出した
話し声が聞こえる

腐った臭い

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夏空

夏空

空はどうして青いのだろう
風も吹かない砂浜で
立ち尽くしている
ぼくは独り

乾ききった横堤防に
今はカラスが群れている

海はどうして大きいのだろう
数え切れない数字が
ぼくの手のひらから
流れ落ちた

忘れてしまった何かがある
思い出せない

太陽が眩しい

眩しい太陽
緑の野原

今何かが
心に咲こうとしている
そっとしておきたい
瑞々しい感覚

じっとしていよう
もうすぐに
努力の度合いを

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とべ

とべ

時間なんて信じていない
でも落ち込んでる暇はない
誰にも見向きもされなくなって
川原で石ころ投げてみる

時間なんて信じていない
でも悩んでいる暇はないね
浮かれてるときは沈んでいる

とべとべビー玉とべ原石
黄金の石ころを掘り起こせ
それは与えられた場所だわ、んわんわん

歩く

歩く

鳥のように飛ぶこと
鳥のように羽ばたくこと
つまずいていいよ
落っこちてもいい
みんなしっとする

魚のように泳ぐこと
魚のように泳ぐだけ
下手でもいいよ
失敗してもいい
だからぶれない

子供のように笑うこと
子供のように遊ぶこと
転んでもいいよ
泥んこになっていい
きっとおいしいよ

未明

未明

そのうち家まであばれ出すよ お手をあげて 足をお手あげ 頭は靴から生えて歌い出すんだ ティーカップとおしゃべりしていると スプーンがダンスを始めたよ 

寝顔にもりを打たれても 丸々お目目も見向きもしない そしたらお屋根が笑い出して 煙突さんがくしゃみをするよ 

尋ねた戸口はマドロスの夢 送り出したらフルー ねぇー バトンわたして離れ離れ 貴婦人は寂しくなんてないんだよ 彼女は帽子が話し相手だか

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