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「彼」について

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私のヒーローについて。小説の人物に捧げる私の愛。
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#私だけのヒーロー

見続ける夢

一時期は、最推しの彼の存在すら自分を追い立てるものに感じられて、苦しくて仕方なかったのですが、今はまた、最高のヒーローと思えるようになりました。
上手くいっているときも、何かに悩んだり失敗したり、つまづいたりしたときも、やはり、彼の姿は私の支えです。

生きている人間とは違って、揺らぐことがないからこそ、心の底から信じられる。でも、揺らがないのに、彼はちゃんと人間らしい。
そこがまた、魅力のひとつ

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彼の背中

私のヒーローは、あるときはゲームキャラクター。またあるときは小説の登場人物。
ゲームでも漫画でも、作品が違えば外見も内面も、少しずつ異なる。小説も、書き手によって描く部分は違っているから、印象も変わる。
それでも共通していちばんかっこいいと思うのは、彼の背中。後ろ姿。

彼の背中を見ると安心する。
その、真っ直ぐな背筋。
表情よりも、声よりも。
後ろ姿が、彼の存在とその強さを示している。

もちろ

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私のヒーロー

忘れもしない、高校3年生のゴールデンウィーク。
私と、最推しの「彼」との出逢い。

当時の私は進路決定に追われていて、周りの大人は親切心から、色々な言葉をかけてきた。
いつまでも子供みたいなことを考えているな
大人になれ、真面目に考えろ
自分の人生に真剣になれ
…そんな言葉ばかりだったけれど。

今までの私の心を支えてくれていたものは、誰かの残した物語や言葉だった。それを信じていたから、生きていら

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今日はヒーローの日だとか。私のヒーローは最推しの彼。強くてかっこよくて、真面目で、誠実で、でもどこか抜けたところもあって。キャラクターとしても、人間としても、彼は特別な存在。私にとってのヒーロー。これからも、彼の背中を追っていたい。

やっぱり私は彼の笑顔が、笑った顔が見たいんだ。あの人の、自然と零れるような、柔らかい、優しい微笑みが。…そんな顔を向けてくれる人がいるなんて、幸せじゃないか。

彼が教えてくれたこと

最推しこと彼は、とあるゲームのキャラクター。
同じ物語がテーマのゲームはたくさんあるし、小説も多くある。
そんな多くの作品をベースに、私の解釈を織り交ぜて出来上がった「私の彼」は、特別な存在。

正直、こんなに好きになった人はいないし、これからもいないだろうと思う。
…この人の前に出逢った人のことなんて、もう覚えてないって言える。
これから多くの人に出逢うだろうけれど、彼は唯一無二であり続けるのだ

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私の「彼」に対する気持ちに理解のある友人と「彼」について話した。
友人曰く、私と「彼」は似ているらしい。
そんなことあるわけ…と思ったけれど、「自己完結型の人間」という点では近いのかもしれない。
理解ある友人の言葉は、自分とは違う視点を教えてくれるのだなと思った。

信じるしかないよね。彼はいつだって真っ直ぐで嘘をつかない。私はそんな彼に惹かれたわけで。
どれだけ自信が無くても、彼が「大丈夫だ」と言うならば、その言葉を信じなくては。
大切な人の言葉を否定するわけにはいかない。

彼さえいればそれで。

最近、生活が落ち着いてきて、また憧れの人について考える時間が確保できるようになってきた。

どれだけ面倒でも、彼がいると思えば仕方ないと思える。あの人が、彼がいると思えばこそ。

現実で他人と過ごす時間など僅かなもので。
それ以外の時間はすべて彼に費やしても良いのではないか、と。

私は他人の感情や言葉を理解するのが苦手で、どれだけ努力しても未だに共感という感覚が分からない。他人の感情に触れて自分

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