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#81 伝えたいことは思いきって伝えてみよう【ボールのようなことば。】

言わないこと、いっぱいある。
言えないこと、いっぱいある。
誰の心の中にも、言葉があふれている。

その中でどうしても誰かに伝えたい事があるから、書くのだと思う。

だから、書くかどうか迷ったことは書いてみよう。
投げたいボールがあるなら、思いきって投げてみよう。
そうすれば、そのボールは誰かに届くかもしれないから。

この本は、そう思わせてくれる。創作の勇気をくれる。

「恥を忍んで声を出す」が創作の基本。

とにかく、「恥を忍んで声を出す」
というのが創作の基本
だねー。
つくり続けていないと、声がでなくなる。
「あ、いいこと考えた!」と、
この一言から、なにもかも、
すべてがスタートするんだと思います。
おーい、みんな、ナイスなつっこみもいいけれど、
「恥を忍んで声を出す」というサーブが先だよぉぉぉぉぉぉ。

糸井重里「ボールのようなことば。」

これを言ったらどう思われるのか、怖くなるけど、
どうしても伝えたい事があるときは、恥を忍んで声に出したい。

つくり続けた方が、恥をかくことに対して恐れがなくなると思うから、毎日noteを続けたい。

自分の思っていることを、まるごとつかまえて逃さない。

ことばっていうのは不思議なもので、
なんにも思うことがなくても、発することができます。
そして、思っているのとちがうことばも口から出せます。

でも、ほんとうに気持ちがいいのは、
思っていることと、発することばが
ぴたっと合っているとき
です。
これは、ぴたっとくることばを探してこられることや
それをうまく組み合わせたり、的確な間を置いたりという
表現の技術も必要です。

そして、なによりじぶんの思っていることを、
まるごとつかまえて逃さない
ことが大事です。
そんなややこしい言い方をしなければ、つまり、
ていねいに、うそをつかないようにする」
ということなんだと思います。

糸井重里「みっつめのボールのようなことば。」

思っていることと書いた言葉がぴったり合っているように書きたい。

でも、それが難しい。

ただ、言葉にして書いてみなければ、
思っていることは消えてしまいそうになる。

それが一番悲しいことだから、
大切にしたい気持ちに気づいたら、
とりあえず言葉にしてメモするようにしている。

うまくやろうとしなければ、きっとできる。

最初に「うまくやらない」と決める。
(うまくできっこないのだから)

糸井重里「ふたつめのボールのようなことば。」

どうしたら、もっと伝わる文章が書けるのだろうと悩んで、
「方法」や「コツ」を探して、本を読んだりしている。

「なるほど」と思ったものから試してはいるが、なかなかむずかしい。

まずは、本気でがんばる

本人が本気でがんばっているうちに、「こういうことかな?」というような「方法」や「コツ」が見つかることはあるかもしれない。
身も蓋もない「法則」だけれど、そういうことなのだ。
「まずは、がんばるということじゃないでしょうか」ね。
退屈とがんばると比べると、がんばるのほうがラクだよ。

糸井重里「みっつめのボールのようなことば。」

本気で取り組み続けることで、
「方法」や「コツ」を少しずつでも自分のものにしていけるようにしたい。

なかなかわかってもらえなくても、ボールを投げたい

どんなに強く言ったとしても、
なかなかわかってもらえるものじゃない。
それは仕方がないことなのである、
しかし、仕方がないで済ませていたら、
ぼくの投げたいボールは永遠に、
向こう岸まで届かないということになる。

それでも、ぼくはこのボールを投げたいのだ。
投げたボールが、みんなのところを転がって、
そこでまた、新しいたのしみの輪がひろがっていく。
そんなことを夢見ているわけだ。

糸井重里「ボールのようなことば。」

なかなかわかってもらえなくても、
それを仕方ないで済ませずに、ボールを投げたい。

読んでくれた人の心に届くように、工夫していきたい。

最後に

糸井重里さんの「ボールのようなことば。」が
びゅんびゅん飛んでくる一冊です。
松本大洋さんの装画もとても素敵です。

いろんな種類のボールがとんできて面白いです。

あなたの心にも届くボールがきっとあるはずです。
ぜひ、一度読んでみてほしいです。

特に、創作をする人にオススメです。

私はKindle(電子書籍)が大好きなのですが、電子書籍版がありません。
ただ、紙の本だからこそ、一つひとつの言葉をじっくりと味わうことができてよかったです。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

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また明日お会いしましょう。

読んで下さるあなたがいるから、今日もnoteが書けています。 またお時間のあるときに見に来てくださると嬉しいです。