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育メン和尚の7つのお布施トレーニング

8月27日に発売されていた一冊で、amazonで予約していて
29日に届き、さっそく読んでの読書感想文です。

「育メン和尚の7つのお布施トレーニング ~子育ての迷いを超える!!」
 中村一善 著

「あきらめて手放す」だけで子育てはもっと楽しくなる!

 著者自身の繊細な長男、重度な知的障がいを持つ次男の子育ての経験から
より子育てを楽しくするためにはどうすればよいか、住職の立場から
仏教の「7つのお布施」を語り、それらのお布施の言葉の説明を含め、
どうやって「7つのお布施」のどう使うかのトレーニング準備と理論編、
実践編などが伝えられ母親たちの悩みの解決に導く一冊。

 実例として母親からの相談に「7つのお布施」のこの部分を使い、
このように対処してみてはどうだろう?というアドバイスも参考になるでしょう。子育てで苦しんでいる母親や父親に向けてのメッセージが伝えられている本です。
 「子供の未来のために」親に読んでもらいたい。

 個人的には子供を産んでいないし、子育てもしていないので母親の気持ちというのはわかりにくい部分も正直あるのですが、ただ「子供だった立場」からすると考えさせられるものがありました。

 この本にある「7つのお布施」の一つ、「言辞施」を母が知っていたなら「自殺願望」が減っただろうな…と…。
 母は「あんたなんて、生まれてこなければよかったのに…」と何度も子供の私に言っていました。それで「どうやって死んだらいいのか」と幼いながら、真剣に考えていたものです。

 叱られて、厳寒の氷点下の凍える雪の中、家を飛び出したものの、探されて生き延びちゃったこともあります。おかげでその後、何度も死にたがりましたねぇ。いろいろ考えすぎて、逆に死ねなかったんですが…(笑)。
 後に、母のためにわざわざ自分が死んであげることもないな、と気づきましたけど…。
 母子の問題は子供のその後の人生に大きな影響を与えかねないので、
この一冊で危い状態を脱する子供が増えることを祈ります。

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