軽やかで上品なサウンド。「音色の秘密は緻密なはちみつ」 HISTORY "NT-L4"
どうも佐藤です。
陽が落ちるのが少しずつ早くなってますね。寂しい。
今年は作業部屋にもエアコンを取り付けて快適に作業が出来るようになりました。と思ったらもう夏が終わりそうです。
リビングのエアコンもついでにクリーニングをお願いしてみたんですが、とんでもない事態になってましたよ。目に見ないない所、手の届かない所のメンテナンスが一番大事!!
エアコンクリーニング、みなさんしてますか??
毎年の夏の終わりにやるのがベストだそうです。ワシは思い知りました。掃除屋さんの隣で見たあの光景を想うと、年に一回のクリーニングはもう絶対。
「もうクリーニングなんてしないなんて言わないよ絶対♪♪」
~ローズウッドとマホガニー~
今回は「HISTORY」のアコースティックギターから"NT-L4"をじっくりとテイスティングさせて頂きました。
前回紹介した”NT-L3"と同じく大きめのサイズ、ラージボディです。
左がL3 右がL4。二本並べてみたらめちゃ似てますよね。どちらも表面(トップ)にはシトカ・スプルース、ネックにはマホガニーを使っています。
何が違うのかというと、側面(サイド)と裏面(バック)に使用されている木材です。前回の"NT-L3"ではローズウッドと紹介しましたが、この"NT-L4"ではマホガニーが使用されています。装飾も少し違いますね。さぁどこでしょう??
なかなか見た目じゃ分かりませんよね??
分かりやすい見た目の違いとしては裏返して、左のローズウッドは黒っぽくて、右のマホガニーは少し明るいですね!
クリス・タッカーとジャッキー・チェンの『ラッシュアワー』でも観てる様な感じですね。同時に演奏すると2本のキャラクターが混ざり合ってどんどん刺激的に盛り上がっていきそうです!
~月とキャベツとジュディ・オング~
まったく同じシェイプでも少し使用される木材が変わるだけで音色もガラッと変わります。"NT-L4"はマホガニーならではの中域、高域の抜けの良さと、スピード感のある軽やかなサウンド、さらにそこにこのラージサイズの音圧感やサスティーンの良さが織り交ざって、すごく上品でゴージャスな音色を奏でてくれます。ジュディ・オングが広げた腕の下くらいゴージャス。
弾きやすさも相変わらず絶品。アコギといえば鳴らすのが大変なイメージですが、ものすごく楽に演奏させてくれます。
PLEKという機械を使ってギターの状態をスキャン、数値データ化。それを元に、PLEKを使ってナットとフレットを最適な状態に調整して、最後に技術者が一本一本手作業で調整することで得られる、この軽やかな弾き心地と音色の安定感。すばらしい。
この緻密な透明感と抱擁感は映画でいうと「月とキャベツ」。山崎まさよし主演の映画です。
『宇宙の秘密は緻密なはちみつなんだよ』
これがこのギターを弾いた時に頭に流れ込んできたこの映画の中の名台詞です。10年以上ぶりにこのセリフを思い出しました。次の休みにでもまた観ようかな。
先日、久しぶりにテレビで山崎まさよしさんのステージを観ました。やっぱり最高に素敵なアーティストです。
~Demo By Sugar~
音の輪郭と抜けの良さでレスポンスのキレが良く、軽やかにファンキーに攻めても気持ちいいグルーヴでプレイできます。レンジの広い上品なコード感の上で弾き語るのも最高で、NT-L3との感覚とはまた少し違い、並走しながらお互いを高め合っていくようなそんな感覚。ギターとの二人三脚でいつもより半音上の音くらいなら、なんだか今日は歌えちゃいそうな!!
前回紹介した"NT-L3"と今回の"NT-L4"。好みやプレースタイルで結構別れると思いますので、是非直接触れていただいて弾き比べてもらえたらなと。アコギの試奏は音の違いがわかりやすくてめちゃくちゃ楽しいですよ!!
↓↓デモ動画はYouTubeで公開中です↓↓
【NT-L4】
↓↓↓聴き比べにこちらも是非↓↓↓
【NT-L3】
ギターについての詳細はこちらより↓
https://history.gt/acoustic/products/nt-l4-2020.html