新入社員必見!給与明細から見るお金の話(番外編①)
こんにちは!waseです。
前回の記事では「給料天引きでは何を引かれてるの?」ということを大まかに扱いました。
上の質問の答えは「4種類の社会保険料」と「所得税・住民税」でしたね。それぞれについて詳細な説明は前回の記事ではしていなかったため、今回から2回に分けてそれぞれの内容を見ていきたいと思います!
前回の記事も併せてご覧ください(ぜひいいね!もよろしくお願いします)⬇️
今回は給料から引かれている「4つの社会保険料」について見ていきます!
1、健康保険料とは
みなさん「国民皆保険」という言葉を聞いたことあるかと思います。
日本では言葉の通り、すべての国民が公的医療保険に入る仕組みとなっているのです。
加入すると病気や怪我の治療費のうち負担は原則3割で済みます。
国民全員が加入しているものですが、被保険者によって加入している健康保険組合は異なります。
これに加入しているからこそ、給料から「健康保険料」というものが引かれているんですね。
2、厚生年金とは
国の年金制度は、国民の生活保障を目的に、国民が加入する「国の保険制度」です。
日本の年金制度は主には「2階建」の構造であり、1階部分の国民年金と2階部分の厚生年金で成り立っています。
さらに企業によっては3階部分として、企業年金があります。
1階部分の国民年金は原則20歳から60歳まで加入が義務付けられています。
そして、会社員や公務員になると国民年金の上乗せ部分(2階部分)である厚生年金に加入することになります。厚生年金の保険料は会社と折半して納め、そこから国民年金にも支払われます。
これが、給料から天引きされる「厚生年金」の保険料の正体です。
また、これの積み立てた保険料は、原則65歳になると年金として受け取れます。
老後の年金だけでなく、病気や怪我で仕事が制限された時の「障害年金」や、亡くなったときに家族に支給される「遺族年金」としての機能もあります。
3、雇用保険とは
簡単に言えば「失業に備える保険」のことです。
会社を辞めたり、失業したりして職探しをするときに失業給付が受けられます。
また、失業したときだけでなく、
会社に在籍している間も、資格勉強などに支払われる教育訓練給付などを利用できます。
4、介護保険とは
40歳になると加入するのが介護保険です。
健康保険と一緒に保険料を支払うことになります。
介護を受けることになったときに、原則自己負担が1割になるという制度です。助かりますね。
5、まとめ
今回の記事では、給料から天引きされる「4つの社会保険料」について見てきました。
「健康保険」「厚生年金」「雇用保険」「介護保険」の4つでしたね。
自分の給料明細を見て「どれだけ引かれているのか」確認して見てはいかがでしょうか。
次回は「所得税・住民税」について説明していきます!そちらもぜひご覧ください!
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