大阪府立西成高校の挑戦
1月25日に放送された、大阪府立西成高校の挑戦を今観ました。
tps://www.nhk.jp/p/gyakuten-j/ts/JYL878GRKG/episode/te/L664GJK7Y4/
年間の中退生徒が92人という、荒れ放題の西成高校が、就職率100%になるまでを描いたドキュメンタリーです。
その大転換の大きな原動力になったのは、「反貧困学習」をやり始めたことでした。
西成高校に通う多くの生徒が、貧困家庭に育っているにも関わらず、自分が貧困だということに気づいていない。
それを真正面から取り上げて、貧困から抜け出すには?貧困に打ち勝つにはどうしたらいいかを皆で考える。
素晴らしい授業です。
そして学習の一環として、労働基準法が出てきたのには驚きました。
私の専門分野ではないですか。
そもそも私が社労士を目指したのは、労働者の権利を守るための労基法を勉強したいと思ったからだったという、昔のことも思い出しました。
番組では一人の女子生徒が、家計の足しになるためにやっていた歯科医院でのアルバイトを、院長から一方的に解雇された事例を基に、生徒が授業で学ぶという場面が出てきました。
ここでは女子生徒の話を聞いた先生達が一緒に考えて、労働基準監督署に相談をして、1か月分の解雇予告手当を支払ってもらえたという結末になっていました。
よかったですねえと思うと同時に、このケースは不当解雇に当たるので、女子生徒の逸失利益も歯科医院に請求するところまでやったのかなあ?と思いました。
さらに3か月分から半年分の解決金は取れるケースです。
これは私が、ユニオンの執行委員をやったことがあるから直ぐに思いついたことで、一般の方にはそこまで頭を回すことは難しいでしょう。
ここまで番組を見ながら考えて、「自分が西成に行ったら色々な面で役に立つ!」と思いました。
実は児童虐待を仕事にすると宣言した時に、友人の一人が西成行きを勧めてきたのです。
その時は子どもの人権を守るという観点だったのですが、それに労働問題解決まで加わると、私のこれまでの知識と経験のうちで、最も得意なところも生かせるということになります。
西成行きを、真面目に考えようかな。
そこで労働問題解決の実例も作り、西成高校の授業で教えてみたいですね。
よし!それを今日出来た夢とします。
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