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【365日のわたしたち。】 2022年4月27日( 水)
シンデレラ症候群、という言葉をみんな知っているのだろうか。
「シンデレラ症候群」とは、男性に高い理想を抱き、経済的にも精神的にも頼りたいという依存願望を持ち続けている状態
そういうことらしい。
最近友人に言われて、その言葉を知った私。
「いつも王子様の方から現れてくれると思って待ってるでしょう〜!そういうの、シンデレラ症候群って言うんだよ〜」
そう言われて、改めて自分のことはそんな風に見えるのかと思った。
でも、それが理想じゃないの?
どんな女性だって、自分を支えてくれる男性が来てくれるのを待っているんじゃないの?
みんなそうでしょ?
そう思った私は、幼い頃に見たきりで、十数年見ていなかったディズニーのシンデレラを見ることにした。
シンデレラの気持ちが、今ならよく分かる気がしたのだ。
しかし、結果は全くだった。
ディズニーのシンデレラは、決してシンデレラ症候群などではなかった。
彼女は、男性に高い理想を抱いているわけでもなく、男性が自分を迎えに来てくれるのをひたすら待っているわけでもなかった。
彼女は自分の幸せのために、自ら「舞踏会に参加させてほしい」と継母に直談判しているし、王子様と会えないかと自ら行動を起こしていた。
おそらくシンデレラ症候群の由来は、原作の「シンデレラ」から来ていて、ディズニーアニメは少し脚色されているのかもしれない。
ディズニーのシンデレラは、とても芯が強く、自ら道を切り開こうとする力を持っていた。
なんだよ、シンデレラって言っても、色々いるんじゃん。
なんだかとても虚しくなっていった。
待っていることが悪いとは今でも思わない。
しかし、当のシンデレラ本人でさえ、自ら幸せを探しに向かうのだった。
それじゃあ、私は?
シンデレラは、「信じていれば、夢は叶うもの」と歌う。
しかし、本当は「信じて自ら動けば、夢は叶うもの」と歌った方が合っていたんじゃないの。
ずるいよ、そんなの。
画面の中のシンデレラは、私を置いて、一人さっさと幸せを掴みに行ってしまうのだった。
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