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犯罪者をクズとかバカ呼ばわりしないで……
みなさんは『犯罪者』とか『前科者』、『被告』って言葉(用語)に対しどんなイメージを持たれますか?
おそらく、この記事を読んでくださった半分は、『凶悪』『ろくでなし』『ヤバい奴』だと思いこんでおられることでしょう。
そして、同じくこの記事を読んでくださってる半分の方は、
『誰か、僕ら/私らは普通の人間ってことを誰か世間に伝わるように代わりに言ってくれないかな……』
と思われてることと存じます。
偏見持ち(犯罪者に対して)&犯罪者当事者、
両方とも釣れるようなタイトルをこの記事につけました。
(´∀`*)ウフフ
私が今朝、3時間ほどかけて書いた『弁護士が犯罪者を護る話』
とにかく、まずご一読ください。
https://www.alphapolis.co.jp/novel/177723127/899344196/episode/2786579
読み終えるころには、犯罪者の定義があなたのなかで
覆る
でしょう!(85%保障します)
被告は、悪いやつ、どうしようもない奴じゃありません。
ただ、検察官に告訴されただけの、裁判スタート時は『無罪』の人です。(推定無罪の原則)
検察官が、あーだこーだ『こいつはこんな理由でこんな罪を犯したと思われるから、罰をくだせ』と裁判官に対して訴え、
客観的に『被告』が『悪い』ってなったら、『無罪の被告』が『有罪』になります。
実際、
やったか、やってないかは
全く関係ないです。
被告になる可能性は、誰しもが有しています。
どんなに真面目に生きていても、悪いやつに嵌められ、アドヴォカシー(庇うこと)してくれる人間・信頼できる人脈がないと、裁判にかけられる(被告呼ばわりさらる)ことはあります。
犯罪者ってね、軽い犯罪から殺人などの重い犯罪(死刑レベル)も含めて、
なにかしら、一つは同情の余地があるんです。
生まれたときから、憎悪を抱いている人はいません。
成長、生育される過程の中で、
性格・思想(考え方)・価値観(ものの見)が作られていきます。
犯罪者たちは、
何か悪いきっかけが原因で、価値観や思想が極端な方向にねじ曲がっています。
それは、犯罪者たちのせいではありません。
かといって、
家庭・地域・学校・職場・先天性の障害・第三者の介入による理不尽で極端な環境の変化……が原因とも言い切れません。
理由を一つに絞ることはできないし、犯罪者本人にもわかっていないことが多いです。
しかし、彼らはどうしようもない『憎悪』、『劣等感』、『ルサンチマン』を抱えています。
言葉にはできないくらいの曖昧模糊とした概念です。
非常に、強烈な感情です。
私はこの感情を知っています。
まるで、自分が自分じゃないみたいに暴力的で破壊的になります。(精神面も含む)
前述の『前科者』『犯罪者』『被告』に嫌悪を抱くだけの方たちは、『上に述べた強烈な感情に支配されて暴力的で破壊的、人間らしさを失っている』部分だけを切り取って、『犯罪者ら』を忌避します。
具体的な方法が、
『被告の個人情報をネットで晒す』とか
『犯罪者を一括で“クズ”呼ばわりする』とか
『何この人怖いわね……とニュースを見ながら犯罪者がやったことだけにフォーカスしつつ、私は関係なくてよかったわ』と安堵すること……などです。
視野狭窄が
って思います。
犯罪を肯定はしません。
犯罪に走った理由に思いを馳せて同情しろ、とは言いません。
ただ、犯罪者の『汚い部分』だけ切り取って、『クズ』呼ばわりすんな。
犯罪者の『個人情報』や家族の個人情報を権限もなしに、勝手にあちこちにバラ撒くな。
犯罪者が『やった汚いこと』だけを耳にして条件反射みたいに
『怖い』とか
『どーしよーもない奴』とか
『人間失格』とか
偉そうに言ってんじゃねーよ。
人は誰しもが、
被告になり、
裁判にかけられ、
犯罪者となる可能性がある。
高みの安全圏から、犯罪者を見下すな。
すげー下品だから。
見下すなら、犯罪者と同じフィールドに立ってやれ。
殺人犯に『クズ!』と罵る代わりに、『なんで人なんか殺すんだよ!』と堂々とぶつかってほしいですね……。
そうされることが、犯罪者の更生に一番繋がると、私は考えています。
もし殺人犯がヘラヘラ笑いながら開き直るのならば、自分にとってベストな方法で復讐すればいいんですよ。
脱法行為であれ、違法であれ。
被害者の信念が、法を変えるきっかけにもなるでしょう。
国ってそうやって変わっていったでしょう?
私も、革命は起こしたいですね。
無関心社会・犯罪者や障害者に冷酷な社会に、波紋を投げるようなことを!
その一歩が、私が今執筆している小説です。
https://www.alphapolis.co.jp/novel/177723127/899344196/episode/2786579
ぜひ、ご一読くださいませ〜(ㆁωㆁ*)
以上、たすくいつきの持論でした。
ご覧いただき誠にありがとうございます!