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”きょうだい喧嘩が絶えない・・・”どうしたらいい?

こんにちは,umenoです.
きょうだい喧嘩が起きた時どのように対応していますか?

「○○が先にやってきた!」「ちがうよ!△△からやってきた!」

親御さんは”どうしてそうなったのか?”を知りたいので困ってしまうことも多いですよね.そして,それが毎日毎日だと疲れてしまうと思います.

物の取り合い,ちょっかいの出し合い・・・ほんの些細な事,大人にとっては本当にどうでもいいことでも,ケンカの原因になってしまいます.

よく言われている対応方法として”気持ちを代弁してあげる”,”ゆっくり話を聴いてあげる”,”原因となるものを無くす”,”きょうだいがくっつきすぎないようにする”といったことはありますが,「そんなゆっくりできる時間がない」「そんなこと言われても簡単には片付かない」「家の広さには限度があるし,くっつきすぎないようにずっとみていることは出来ない」と思う方も多いのではないでしょうか.そのように考えている親御さんは,忙しい毎日の中,必死に子育てに向き合おうとしているのだと思います.

今回はそんな”きょうだいの喧嘩”に関する分析と,具体的な対応方法についてまとめてみました.幼児期のお子さんをもつ親御さん,教育や療育関係者の皆様にとって少しでもお力になれれば幸いです.


①基本的にきょうだい喧嘩は避けられない


 きょうだい喧嘩は避けられないです.喧嘩はするものだと思って育てることが良さそうです.

②これだけはダメを決める


 これをしたら危険,倫理的にも問題があるといったことは原因が何であろうと禁止すべきです.

・ケガをさせそうなほどの暴力行為
・相手を侮辱するような言動

人に対して基本的にすべきではないことをしている場合は,その行為に対して叱るようにした方がよいです.きょうだい喧嘩の中で,倫理観を身に着けさせるような接し方は早いうちからしていきましょう.

③きょうだい喧嘩の分析と対応


 喧嘩の発端はいろいろあると思います.まずは原因分析を可能な限りしましょう.当事者から話を聴いてもよくわからないことが多いので,現場から推測したり,チラチラ様子を実際にみて推測することも良いと思います.
ここでは,経験したいくつかのパターン別に紹介します.

・遊ぶものの取り合い:遊ぶ時間,順番などのルールを明確にすると良いです.幼児期の子ども同士ではルール決めが難しいので,大人が手助けすると良いです.経済的に可能であれば,きょうだいの人数分購入することも”あり”です.

・ちょっかいの出し合い:気に入らないことがあったのか,何かしてほしかったのか,特になんの気もなしに手が当たったといったことなのか,と掘り下げます.”気に入らない”,”何かしてほしい”といったことであれば,「どのように声を掛けるのか」を教えます.

④話は別々に聴く


 幼児期,学齢期であっても気持ちを言語化したり,状況を正確に言語化することが難しいです.また,ケンカの相手のいる前では感情的になってしまったりするため,正確にわからないことが多くなっています.
 気持ちを代弁するにしろ,状況がわかるように大人が手助けするにしろ,別々に話を聴いた方がスムーズです.
 この時一番大事にした方がよいことは,”くやしい気持ちの共感”です.ダメなものはダメですが,本人なりの理由があってやってしまっています.まずは共感してから,叱った方が本人も納得しやすいです.

⑤別々に遊ぶ時間を大切にする


 くっつきすぎるので喧嘩が絶えないということもあります.そのため,別々に遊ぶ時間も大切にしてあげてください.

・部屋の一角でもいいので,それぞれのスペースをつくる
・一緒にやらなくても良い,それぞれが好きな遊びをみつける

こういったことを少しでも意識して子育てを行うと別々に遊ぶ時間が増えてきます.

まとめ


 いかがでしたでしょうか.日々生活に追われるなか,こども同士の喧嘩が起きると親の気持ちにも余裕がなくなってしまいますよね.親御さんが疲れてどうしようもないときは,最低限ケガしないようにするといった対応で良いと思います.ただ,少しでも余裕がある時は上記の事を参考にして頂けたら幸いです.

本日も最後まで読んでいただき,ありがとうございました.

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