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【初投稿、優しいお話と少しのお笑い】


初めまして、22歳の大学4年生のTaroと申します。Taroのroは郎ではなく朗です。ココポイント。

学生生活も残すところあと3ヶ月弱となってしまい、社会人になって働き出してからは、映画「花束みたいな恋をした」の麦くんのように自分の中の色んな価値観が変わってしまうかもしれないので、今のありのままの気持ちをどこかに残しておきたいと思って、今まではnoteは見る専門でしたが、書いてみようと思います。
駄文になると思いますがどうか宜しくお願いします。


大学生は時間が有り余っているので、僕にはたくさんの趣味があるが、特に好きなものは映画とお笑いと海外サッカー。映画やお笑いはかなりマニアックなとこまで好きなので同じテンションで語れるような友人は殆どいない。そんなこんなで就活でも映画や映像系の仕事を目指していたが生半可な気持ちでは到底無理であり断念、春からは全く関係ない職に就くことに。


ただ、就活中の某映画会社の課題で「ママはUber配達員」というテーマでショートストーリーを作れ、というものがあり、性根が腐っている僕にしてはとても優しい物語が描けたと思うので、自己紹介代わりに是非読んでみて下さい。
この課題とかもあんま公開したりしちゃ駄目かもしれんけど、この会社二次で落ちたから知らん。落ちたから別にいいやろ。知らんけど。
それでは。↓

『ママの後ろ姿』

僕はママが好きだけど、パパのことが好きなママは嫌い。そしてパパは大嫌い。

 ママは朝から昼過ぎまで介護施設で働き、夕方から夜まではUber配達員。パパは売れない芸人。バイトもせず芸人仲間と飲み歩き、家にも全然帰らない。
 ある日、パパは芸人仲間の家で飲んでいて、デリバリーを頼んだ。ピザを注文し、数十分後にインターフォンが鳴って玄関へ受け取りに行くと、ピザを届けに来たUberの配達員は、ママだった。暫しの沈黙の後、ママが言う。
「ここ誰の家...何であなたが?」
パパはママが配達員をしてることを初めて知ったが、そのことには触れずに
「....後輩の家で、ちょっとな」
と言葉を絞り出す。するとママは
「..そう、あの子が心配するから早く帰ってあげてね」
と言い、今にも壊れそうなママチャリをキーキー言わせながら次の配達先へ向かった。パパはその後ろ姿をじっと見ていた。

 次の日からパパはお酒と煙草をやめた。相変わらず家にはあまり帰らなかったが、近所のファミレスで相方と何やら遅くまでネタを書いているようだった。

 半年後、パパたちのコンビは深夜2時からのお笑い番組にテレビ初出演することになった。眠い目を擦りながらママと一緒に見たが、僕には何が面白いか全く分からないネタだった。しかし、一部のマニアやお笑い通にはウケるらしく、周りの芸人からは絶賛されていた。ママは目に涙を浮かべて
「これ、何が面白いんだろうね」
と、僕に笑いかけてきた。こんなに幸せそうなママは初めてだ。


僕はママが好きで、パパのことが好きなママもまた好きだ。そして、パパもちょっとだけ好き。




以上。こんな話、現実にあったら素敵よね。
いや素敵じゃないか、芸人さんは大好きだけど自分の親が芸人だったらとか考えると恥ずかしくて死にたくなる。でもそれだけの覚悟持って芸人やってる人たちってほんと凄い。
M-1グランプリのアナザーストーリーとか見ても分かるように芸人さんって本当に格好良いんですよ。ただ単に面白いってのもあるけど、皆凄くアツい。だから僕はお笑いが好き。
僕はあまり人を尊敬したりはしないけど、心から尊敬してるお笑い芸人さんだっている。


自分で書いてみたけど、この物語に出てきた家族の今後をもっと見てみたいなと思った。パパのコンビはこれから飛躍するのか、ママは配達員を辞められたのか、「僕」がパパのお笑いを理解できる日は来るのか、これから色んな可能性があると思うけど、続きを書こうと思ってやめた。「書きたい」より「面倒くさい」が勝ってしまったのだ。やはり文章を書くのは苦手。ましてや小説なんて向いてない。このnoteもすぐ辞めるかも。


ここまで読んでくれた人がいたらめっちゃ感謝します。フォロー?いいね?して下さい。返します。知らんけど。

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