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リハビリ療法士が考える家造り

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リハビリ療法士の立場から家造りを考えてみました!
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#老後

【玄関前】リハビリ療法士が考える 段差の手すり

【玄関前】リハビリ療法士が考える 段差の手すり

 玄関前には何段が段差があります。将来のことを考えて、この部分に手すりが必要かどうかについて考えたいと思います。

 結構から言うと、私はいらないと思います。

 理由として、後でも介護保険を利用すれば、安く付けられるからです。

 新築時、外構工事の際に、手すりをつけてしまった方が安く済むという話を聞いたことがあります。そう聞くと、悩む方もいるかと思います。

 手すりが必要な場合には、おそらく

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【浴室】リハビリ療法士が考える 洗い場の台の高さ

【浴室】リハビリ療法士が考える 洗い場の台の高さ

 富士住建では、お風呂を2つ中から選べます!
■TOTO

■TOCLAS

https://www.fujijuken.co.jp/products/bath_sp.php

 洗い場の台の高さが、TOTOに比べTOCLASが低く作られています。(椅子の高さも違いますが)

高齢になると、低い椅子からの立ち上がりが大変になり、解決策として高い椅子を使用します。また、福祉用具として背の高い椅子

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【トイレ】リハビリ療法士が考える 手すり位置

【トイレ】リハビリ療法士が考える 手すり位置

 最近の家では、便座の横にも手すりを設置していることをよく見かけます。しかし、職業病でしょうか、この手すりの位置が気になる家が多いです。
 リハビリでは、縦手すりの位置は便座の先端から約20〜30cmと言われています。なぜなら、便座立つ時に、自分よりも前に手すりが無いと引っ張れないからです!
 しかし、縦手すりの位置が、水栓タンクに近い位置に設置されている手すりも見かけます(T . T)

 富士

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【玄関】リハビリ療法士が考える 上がり框の手すり位置

【玄関】リハビリ療法士が考える 上がり框の手すり位置

 上がり框は高い段差があるので、手すりを設定している家も多いと思います。富士住建では、無料で上がり框の横に手すりが付いてきます♪

 ただし、実はこの手すりの位置に注意が必要です!!よく見かけるのは、上がり框の真横の壁に手すりが付いています。間違えでは無いのですが、私は使いづらさもあると考えています。

 理由は、上る時に、手すりを引っ張るちからを掛けづらい位置だからです。
 その為、理想は下記の

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【玄関】リハビリ療法士が考える 上がり框の高さ

【玄関】リハビリ療法士が考える 上がり框の高さ

 高齢になると、段差の上り下りが大変になります。家のなかで高い段差の一つが上がり框(靴脱いで最初に上がる段差)です。
 
 上がり框の段差は、本当に苦労される方が多い印象を受けます。

 そのため、リハビリでの段差昇降練習は、階段を登るためたいうより、上がり框の段差を昇り降りするためと行ってもいいかもしれないくらい大切です!

 主観ですが、将来を考えるなら上がり框の高さは10cm程度が良いかと思

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【寝室】リハビリ療法士が考える 将来は1階で生活できるように!

【寝室】リハビリ療法士が考える 将来は1階で生活できるように!

 ここでは、リハビリらしい話です!

 高齢になると、「階段」の上り下りがきつくなります。さらに、階段で転んで入院される方も結構います。
 また、よく患者さんから「子供たちが出ていったら、2階は物置きだね(笑)」なんて話をよく耳にします。
 その為、やはりいつかは居住スペースを1階に移せる想定をして、間取りを考えても良いかもしれません。

 ただし、幾つか注文点があります。
■ベッドが置けるか
 

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