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リハビリ療法士が考える家造り

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リハビリ療法士の立場から家造りを考えてみました!
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2022年6月の記事一覧

【トイレ】リハビリ療法士が考える トイレまでの距離

【トイレ】リハビリ療法士が考える トイレまでの距離

 寝室とトイレの距離はどのように考えているでしょうか?

【トイレ問題】
 日頃、高齢の方と接していると、「若い頃に比べてトイレが近くなった」、「夜は2時間おきにトイレで目が覚める」という声を聞きます。

 また、退院先を決めるにあたり、ご家族から「トイレに一人で行けること」を条件として挙げられることが多いです。

 そのため、リハビリで初めて患者さんと関わる時に、まず確認することの一つが「寝室と

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【浴室】リハビリ療法士が考える 洗い場の広さ

【浴室】リハビリ療法士が考える 洗い場の広さ

 洗い場の広さはどの様に決めているでしょうか?
 将来のことも見据えると、意外と見落としがちなポイントかもしれません。

【結論】 洗い場は、やや広めがお勧めです!
 もしくは、狭くし過ぎないことが大切です!

【なぜ広め!?】 理由としては、「シャワーチェアー」というものが場所をとるからです。

 以前のブログでお話ししたように、高齢者や病気の影響で、低い位置から立ち上がることが大変になってきま

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【浴室】リハビリ療法士が考える 浴槽の形2

【浴室】リハビリ療法士が考える 浴槽の形2

 今回は、半身浴ができる浴槽についてです。

 上の写真のように「腰掛ける部分がある浴槽」では、半身浴が出来たり、お湯の量が節約出来たりするようです。

 その一方で、リハビリ療法士の私がこのタイプの浴槽を見ると、「いざという時に使える!」と思ってしまいます♪

 高齢や障害をおわれた方では、「浴槽の底に座る・底から立つ」という動作が大ごとになります。
 特に、底から立ち上がる動作では、とても「力

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【ドア】リハビリ療法士が考える ドアの開き方の違い

 室内のドアを考えた時、大抵は開き戸か引き戸をイメージするかと思います。

 スペース・防音性・密閉度など、様々な角度から必要性を考えると思いますが、開きやすさはどうでしょうか?

 私がリハビリをしていて日頃思うことは、「開戸って難しい!」ということです。

 開き戸を開けるとき、ドアの動線上にいるとぶつかってしまいます。また、やり方にもよりますが、ドアを開けたり閉めたりする際に、後ろ歩きや体が

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