見出し画像

クラウドソーシングで素敵なデザイナーに出会えた話

Banner Design by テレスタデザイン

年明けから着々と進めていた保護猫による保護猫のための保護猫作品集、発売日までいよいよあと1週間となった。

原稿や許諾関係がすべてそろい、忙しさの峠を越えてすこしだけホッとしている。Kindleの書籍登録申請次第では事前予約も実現するかもしれない。


様々なジャンルのクリエイターに尽力いただいたおかげで、私が想定していたものよりずっと素敵な1冊に仕上がった。

中でも、装丁を依頼したデザイナーのセンスが素晴らしく、せっかくのご縁なので私のnoteでもご紹介させていただく。

作品集を出版するにあたって、私としては次の3点を基準にデザイナーを探していた。

1・やさしいタッチのデザインが得意な方
2・デザインの細部にまでこだわって製作いただける方
3・できるだけ若い方

1と2はともかく、3が私の中でわりと譲れない条件だったり。
というのも、前職で音楽ライブや映画、展覧会などの告知物製作をデザイン事務所に依頼すると、事務所が大きければ大きいほどベテラン(=歴の長い)デザイナーがドン!と現れた。もちろん百戦錬磨のプロで、イベント成功の立役者であることには間違いない。しかしながら40~50代のデザイナーがつくったデザインは、当時20代だった私から見るとどうしてもジェネレーションギャップがあった。(もちろん、経験値をもとにしたデザインの引き出しの多さにとても救われているので一概には言えない)

「若い人にチャンスを!」と掲げてコンペを開いても、平均年齢の高い実行委員会形式や製作委員会形式の多数決ではどうしても年上のベテランに仕事が流れてしまうことが私のなかのモヤモヤのひとつだった。コンペを勝ち取る「傾向と対策」があるから歴がモノを言う世界ではある。いつか完全に私主導でデザインを決めるときは必ず若い人にお願いしたいという気持ちがあり、退職から1年半、ようやく実現した形である。

コロナ禍真っただ中ということもあり、知人に会って相談することもままならずクラウドソーシングサービスを駆使してデザイナーを探した。「ランサーズ」「クラウドワークス」「ココナラ」の3つをメインに探し回った結果、今回装丁を手掛けていただいたデザイナー「テレスタデザイン」に出会うことができた。

今まで対面のコンペ等でデザイナーを探していた私からすると完全非対面・オンラインでのやりとりはもっと勇気がいるような気がしていたが、ポートフォリオがとても丁寧で分かりやすく、さらに充実していたブログの内容からもその人柄が垣間見えた。(ポートフォリオサイトを半月ほど放置中の私も見習わなくては…)

そしてデザインのセンスの良さはもちろんのこと、なによりもレスポンスが早い。装丁に加えて告知用バナーやチラシの製作を依頼したのだが、デザインに関して素人の私が書いた手書きの案をもとに2~3日、早い時は翌日に第一稿が来たときは本当に驚いた。

前職で経験したことだが、デザインの腕があってもメール不精だったり納期を守れないデザイナーだったりというのは世の中に本当にたくさんいる。デザイナーに限らずクリエイティブな人間がつい無碍にしがちな部分だったりする。今回もある程度の心づもりはあったのだが テレスタデザイン氏に関してはそんな心配が全くなく、すべての製作物が事前に話したスケジュールよりも前倒しで校了したほどだった。

さらにもう一点、クラウドソーシングサービスだと「修正は〇回まで」という表記が多く見受けられ、私の中ではこれがけっこうな違和感のひとつだった。修正回数限度内に満足いくものができない場合、皆どうしているのだろうと今でも思う。こちらのニュアンスの伝え方が悪ければ悪いほど修正がかかってしまうこともあるというのに。

そんな中、「何回でも修正を承ります」と提案いただいたことも安心材料のひとつだった。ほんの数ピクセルの部分でも気になってしまったところをすり合わせさせていただけたことは本当にありがたい。

画像1

書籍表紙はもちろんのこと、チラシも情報を多分に盛り込みつつ分かりやすいものを作り上げていただいた。SNSはもちろん、保護猫愛護活動に理解のあるいくつかの動物病院にも設置してもらえそうで、調整を進めている。1人でも多くの人の目に留まると嬉しい。


素敵なデザイナーに出会えて、本当に感謝している。
皆さまもシンプル系、あたたかい系、のデザインをお求めの方がいらしたらぜひ。

**ブログの内容もとても分かりやすかったため、併せてご紹介させていただく。

さて、娘の寝かしつけもできたことだし、娘の寝息を聞きながら動画CMの製作と、プレスリリース、note有料記事の原稿を進める。

ご興味ある方は併せてどうぞ。

2020/06/23 こさい たろ




この記事が参加している募集

私のイチオシ

頂戴したサポートは日々の撮影活動と個展開催費に充てさせていただきます。ありがとうございます。